天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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さて...少しは謎を明かしていくとしますか....


大変なことに巻き込まれたと改めて実感する

—それから数時間後

 

あれからティレルさんと夕食を食べたらティレルさんは凄い勢いで食事を進めました。まさに底なしの胃袋と言うにふさわしく店員さんが悲鳴を上げながら食事を作り上げていたのが印象的であった。そしてそんな状況を数十分間続けた後、満腹になったらしいティレルさんはこっくりと寝てしまいました。それを見た私はものすごい金額になっていた料金を払った後、ティレルさんを腕で抱いて部屋まで運びベットに寝かせた。それからは私も少し仮眠を取り、そして10時40分ごろに目を覚ました。

 

 「うぅん....少し寝過ぎましたね。」

 

と言いながら私は体をほぐしながら立ち上がる。そしてティレルさんが寝ているのを確認した後、私は部屋から出て、

 

 「念のため軽い防壁を貼っておきますか....」

 

と呟き、簡易的な結界を貼っておく。もし侵入してくる様な輩がいたらこの結界が守ってくれるでしょう。仮に破られたとしても破った時に大きな音を立てる様に設定しましたのでティレルさんを襲おうにも襲えなくなるはずです。とそう思考した後、

 

 「では、行きますか。」

 

と指示させれていた場所まで行く。途中途中尾行がついていないかを念のため徹底的に確かめた後、私は指定の場所まで向かった。そして指定された場所は洞窟の中なのを確認した私は改めて後ろを見て尾行がついていないかを確認した後、中に入る。そしてある程度開けた場所まで来たところで、

 

 「お望み通り、来ましたよ。貴方も姿を見せたらどうですか?」

 

とここに居るであろう彼にそう話しかける。その私の言葉がその洞窟内に響くと、奥から足跡が聞こえてき、その者は姿を現す。そしてその者は、

 

 「きてくれて感謝する。しかし一人で来たのだな。」

 

とそう私に話しかける。その姿を見た私は少し笑みを浮かべた後、

 

 「...いるのは貴方だろうと思っていましたから。初めて....ではおそらくないでしょうね、ファデュイ執行官第1位『隊長』カピターノ.....いえ、スラーインと呼んだ方がいいでしょうかね?」

 

とその姿を現した者にそう言う。そう、今私の目の前にいるのは隊長その人であった。とは言え驚きはないですね。元々私の正体を知る者はシトラリさん曰く、夜神が言うにはほとんどいないと言う話でした。そしてナタ人であるなら手紙を私に送る必要などなく、普通に話しかければいい。実際買い物中にはそれなりに声をかけられましたしね。しかしそれをしなかったと言うことは、公に姿を現すわけにはいかない身分の人物、または姿を現したら騒ぎになる可能性がある人物の可能性が高い。そしてその様な立場でかつ、ナタにいる可能性が最も高いと思ったのが、隊長だった。とそう私が考えていると、

 

 「....君は記憶を失っていると言う話ではなかったのか?」

 

とそう隊長が私に聞いてくる。その質問に私は、

 

 「貴方がどこからその情報を仕入れたのかは知りませんが....ええ記憶はないですよ。しかし、貴方の事は知っています。」

 

とそう返す。ふむ....隊長が私の状態について知っていると言うことは、ファデュイの誰か、あるいは女皇は私の状態を知っている人がいるときうことですよね....と私が思っていると、

 

 「....解せんが、細かいところはまた後で聞くとしよう。.....では単刀直入に言う。ファデュイに協力してくれないか?」

 

 「嫌です。」

 

とそう隊長が提案するが速攻で拒否する。その拒否に隊長は、

 

 「.....まぁそうだろうな。」

 

と大体予想していた様でそう呟く。その呟きに私は、

 

 「断られるのが分かっていたのなら最初から誘わなければ.....いや、そう言う事ですか。」

 

とそう返している途中で隊長の目的に大体目星がつく。もしやそう言う目的で.....?と私が推理を始めようとすると、

 

 「お前が何を考えているのかは分からんが、今回の事は道化に指示された事だ。氷の女皇の命により、今現在ナタにいるであろう神父と接触、出来る事なら仲間に引き入れろ、と言う指示を受けた。そしてその指示通りにナタに来てみれば....お前の姿があったと言うわけだ。」

 

とそう答えを教えてくれる。そしてその答えを聞いた私は、

 

 「氷の女皇様がね....」

 

とそう呟く。ふむ....女皇がどの様な人物かは以前の記憶を辿ってもほとんど情報はありませんが、執行官たちの評判によれば良い人と言う話です。しかし天理に叛逆をする気なのかそれとも別の目的があるのかはわかりませんが、7神の神の心を集めている。そしてそんな女皇が私を仲間に引き入れようとしているとなると....

 

 「.....私は過去に女皇ともお会いしているのでしょうね。」

 

とそう結論づける。その結論に隊長は、

 

 「その通りだ、天草四郎時貞。しかし....確か記憶を取り戻すつもりはないのだったな?」

 

とそう肯定しながら聞いてくる。その質問に私は、

 

 「ええ、その通りです。しかし何も知らないと言うわけにもいかない。貴方も私から情報を聞くつもりだったのでしょう?それなら取引です。私が貴方の知りたい情報を話す代わりに貴方も私の聞きたい情報を教えてください。」

 

とほう答えながら取引を持ちかける。その取引に隊長は、

 

 「ああ、構わない。元よりそのつもりで来たのだからな。」

 

と言いなが取引を受ける。.....まったく、私関連だけでも本当に色々なことが起きているみたいですね.....テイワットの人々とヒルチャールになっているカーンルイア人も救いたいというのにそれに加えて過去の私が残した謎についても考えないといけないなんて....改めて、本当に大変な立場になってしまいましたね。と私はそう少し途方に暮れそうになるのであった....

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