天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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大体の道筋は考えた....後はいい感じに伏線を張っていくだけ...まぁそれが大変なんだけどね...


鍛えることも視野に入れる必要もありそうです

空くんと別れた後私は早歩きで出口の方へ向かう。もう空くんの姿はないでしょうが万が一ということもありますしね....などと考えていると、一つ人影が見えてくる。その影を確認した私は目を細めた後...

 

 「....ティレルさん?」

 

とその人物の名を呼ぶ。その言葉を聞いた人影は、

 

 「え...シロウさん?」

 

とティレルさんも私がここにいるとは思っていなかったらしくそう聞き返してくる。その言葉を聞いた後私は、

 

 「....何故貴方がここにいるのですか?」

 

と少し目を細めた後そう聞く。ティレルさんは、その私の様子に少し恐怖した様な表情を浮かべた後、

 

 「えっと....私あんまり寝付けなかったみたいですぐ起きちゃったんです。ですけどその時にはもうシロウさんはいなかったし、かと言ってまた眠る気にもなれなくて外を歩いてたんです....で特にすることもなくぼおっと歩いてると小さい音でしたけど遠くから爆発する様な音が聞こえてきて....それで気になってここまで歩いて来たんです....」

 

とそう答える。....聖火闘技場からここまでの距離は約200メートルほど。確かに来るのにはそこまで苦労しない。しかし....そこまで離れていたというのに爆発音をしっかりと認識できさらに正確な場所まで当たるなど、普通の人に出来るとは到底思えない...ティレルさんは不死身なので普通の人とは言えないでしょうがそれでも不死身の部分以外は普通の少女だと思っていたのに....と私は考えるが、

 

 「....そうなのですか、耳が良いのですね。とは言え私も用事は終えましたし共に戻りましょうか。」

 

とその疑問を問い詰めることもなくそっと蓋をする。そして私が聖火闘技場まで戻ろうと歩き始めると、

 

 「あの、シロウさん。ここで何があったんですか?」

 

とそう聞いてくる。その言葉を聞いた私は、

 

 「.....ここで待っていた人との会話を終えた後私は戻ろうとしたのですが、急に入り口から多くのスライムが現れて私を襲って来たんですよ。幸いな事に私は傷を負いませんでしたがスライム同士で元素反応を起こし、爆発などが起きてしまったのです。」

 

とそう説明する。隊長のことはともかく空くんについては話さない方がいいでしょうね....彼女は以前救世主様と同じ様に私に憧れていると言っていた。そんな彼女にその救世主様と私がお互い本気ではなかったとしても戦ったなんてことは知りたくもないでしょうからね。などと私が考えていると、

 

 「....そうなんですか。」

 

と少し間を開けてそう返す。そのティレルさんの様子を見た私は嘘だと言うことを見破られているのをなんとなく察しながらも、

 

 「心配せずとも私は死にませんし、貴方も傷一つつけさせません。ですから貴方は深刻に考える必要はありませんよ。」

 

とそう安心させるように言う。....とは言えだ。先ほどの戦いで分かったことは空くんと私の力関係は多少空くんに傾いているのがわかった。空くんの実力がテイワット全体でみてどの程度かはわかりませんが最低でも執行官5位以上の実力があると見ていいでしょう。この仮定があっていたとしたら今の私の実力は本気を出したとしても召使を倒せるかどうかと言ったところでしょうね。今の姿のままでは召使にも勝率は低いでしょう。決してこの体は弱いと言うわけではありませんが...この程度の実力ではテイワットにいる人々を皆救うと言うのはとても現実的とは言えない。私も鍛える必要がありそうですね....と私が内心そう考えていると、

 

 「....わかりました。シロウさんを信じます。」

 

と先ほどの私の言葉にそうティレルさんは言う。その言葉を聞いた私は、

 

 「では私はその信用に応えれる様に頑張りますね。さて、私も用事は終えましたし、明日も解呪を行う必要があります。早く戻って休むとしましょう。」

 

とそう言いながらティレルさんに手を差し出す。その私の手をティレルさんはそっと握った後、

 

 「....信じますけど、あんまり無茶はしないでください。」

 

と不安そうにそう私に言う。....ティレルさんはよほど私に傷ついて欲しくない様ですね。過去の私が無茶をし続けた末に記憶を失う様なことになったのか、或いは単純に恋人としての言葉か...どちらにしても、

 

 「ええ。私としても死にたくはないのでそこまで無茶をするつもりはありませんよ。」

 

とそう返しておく方がいいだろう。その言葉を聞いたティレルさんは私の手を握る力を強めながら、

 

 「...約束ですからね。」

 

とそう念を押す様に言う。....過保護というべきか不安を感じ過ぎだと言うべきか。どちらにしてもティレルさんは私のことを思ってこの様に言ってくれているのは理解できます。ならばここで言うべきことは一つ。

 

 「ええ、約束です。私は決して貴方を1人にはしない。」

 

とそう考えた末にその言葉を口にする。その言葉を聞いたティレルさんは少し安心した様な表情を浮かべた。それを確認した私は手を握ったままティレルさんと共に聖火闘技場に戻るのであった..,

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