天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
私とティレルさんはあの会話の後私は、
「...さて、重い話もここまでにしてそろそろ食事の準備をしましょうか。」
とそうティレルさんに言う。その私の言葉にティレルさんは、
「ごはん!」
と先ほどまでの暗い表情は何処にいったのやら、嬉しそうにそう反応する。やれやれ、暗い雰囲気は苦手なのでその切り替えの速さは助かりますがちょろすぎるのも少し心配になりますね....などと私は考えながらも、
「ナタの人たちからたくさん材料はいただいたのである程度の物は疲れますが何が食か食べたい物はありますか?」
とそうティレルさんに聞く。その私の質問にティレルさんは、
「食べたい物ですか?う〜ん...えへへ、一つに絞れって言われたら迷っちゃいますね。私では決まらなそうですしシロウさんがお好きなように決めてください。」
とそう笑顔で言う。まぁいきなり内容を食事を決めろと言われたら決めきれないのも無理はありませんが....とは言えどうしたものですかね。外から砂嵐の音はしないので外で調理が出来るのはよいのですけど、問題は何を作るかですね....ナタでは肉系を食べる事が多かったのでヘルシーな物を作るのもいいですけど疲れた体にヘルシー料理はあまり適さないでしょうし...としばらく考え込んだ末に、
「....よし、カレーにしましょう。」
と嫌いな人はほとんどいないであろうカレーに決めた。とは言えカレールーなんて便利な物はありませんから香辛料からいい感じにルーを作らないと...とは言えなぜかルーの作り方は頭に思い浮かびますし、バックを見る限りではカレーに必要な物はあらかた揃っている。そうとなればさっそく調理に取り掛かりますか。とそう私が考えてテントの外に出ようとすると、
「あ、お手伝いします!」
とそうティレルさんは私に言うが、
「いえ、カレーは特に手間のかかる料理ではありませんし手伝いは必要ないですよ。出来上がったら呼びますからそれまで待っていてください。」
とそう断りを入れた後私はテントから出る。そしてナタで準備していた火おこし用の木に火をつけ、そして同じく準備していた乾燥した綿を取り出した後それに火を移らせた後、準備していた薪に燃え移らせる。そこまで作業を終わらせた私は、
「さて、火の準備も出来ましたし調理を....」
とそう呟いている途中である事に気づく。それは何かに見られていると言う感覚を感じるようになったのだ。それを感じ取った私は、
「....盗賊か何かは知りませんけど、姿を表したらどうですか?」
とそうその隠れて私を見ている者に言う。すると、
「気づかれてたのか。」
とそう発言しながら盗賊のガタイのいい男が現れて、そして続くように取り巻きの男たち2人と女性1人が現れる。それを確認した私は、
「盗賊の方々ですか。こんな夜中にどうしたのです?...あぁもしやお腹が空いているのですか?それなら私たちと共に食事をしますか?」
とそうでない事は理解しながらもそう聞く。その私の発言にリーダーらしき男が、
「ちげえよ!俺たちの目的はただ一つ、お前が持ってる金目のものを奪いに来たのさ。」
とそうツッコミながらもそう答える。まぁそうですよね...とそう私は考えながら、
「おや、そうなのですか。困りましたね...旅の途中で必要なものを盗られるのは困りますし....」
とそう困ったように言っている途中で、
「ふん、お前が渡す気がなくても無理やり奪うだけだ!」
とそのリーダー格の男が私に殴りかかってきて、私の顔面に拳をずつける。それに取り巻きの男たちが、
「相手が油断しているところにすかさず攻撃するなんてさっすが兄貴!」
何やら解説役のようなことをしながら盛り上がっている。そして当の兄貴も、
「ふん、戦場では油断したやつから負けるのさ。お前たちも覚えておけよ!」
とそう取り巻きたちに言う。それに取り巻き達は、
「へい兄貴!」
「まったく...相変わらず野郎どもはうるさいねぇ....」
「私も覚えておくとします。」
と盛り上がって....
「....は?」
と最後の声を聞いたリーダー書くの男は遅れてそう疑問の声を漏らす。そして遅れて気づく。顔面を殴ったはずなのにこの男は微動だにしていない事に。その事に気付いたと同時に、
「いやはや、少し驚きましたよ。まさか話している途中で殴られるとは。とは言え敵の前で喋っていた私にも否がありますが。」
と殴られた男はそう言いながら殴った手を掴み、顔から離させる。まったく驚いたじゃないですか。格下だと思って舐めていましたが少し舐めすぎました。次からは格下相手でも油断はしないようにしましょう。と私はそう考えながらリーダー格の男の鳩尾に拳を入れる。その私の攻撃を受けたリーダー格の男は、
「がほっ....!」
と声を漏らしながら倒れ込む。それを見た取り巻きたちは、
「お前!」
「よくも兄貴を!」
とそう怒りを見せながら私にサーベルで切り掛かってくる。それに私は後ろに下がり避ける。そして怒り任せの攻撃の後隙は大きい。その隙を見逃す理由もなく私は近い距離にいる方に顎に拳を入れ、その勢いのままもう片方の方は横腹に蹴りを入れる。その攻撃は受けた2人は、
「がぁ...!」
「ごへぇ....!」
と声を漏らしながら倒れる。そして最後に残った女性に向けて私は、
「....さて、まだ続けますか?」
とそう問いかける。その問いに女性は、
「....ふん、冗談でしょ?」
と言いながら空中に輪のような物を投げる。するとそこから巨大な蛇の様な魔物が現れて女性の前に着地する。なるほど、このタイプの敵と戦う機会はそう多くなかったですけど確かにこの中では一番強いでしょうね。などと考えながらも、
「おやおや、困りましたね。女性とは言え敵にはあまり手加減は出来ないので顔に傷をつけてしまうかもしれません...」
などと多少煽るような口調で言うと、
「舐めるな!」
と女性はそう言いながら魔物と共に攻撃してくる。その攻撃を私は避けようとすると、魔物の方が私が想像していた以上のスピードで私の足に絡みついて動きを封じてくる。それに私が少し驚いている隙に女性は刃物で私に切り掛かってくる。...ってちょっとまずいですねこれ!と私は焦りながら咄嗟に足に絡みついている魔物の首根っこを掴んだ後その魔物で刃物の攻撃を防ぐ。その刃物による攻撃で魔物には少し傷跡がついたのを確認した私は袖から剣の柄を取り出した後魔術で剣の刀身を編み上げた後その傷跡に向けて剣を斬りつけ首と胴体を2つにぶった斬る。すると魔物の残骸は地面に倒れ込んだ後消滅する。そして女性もそれに連動する様に膝をつく。それを確認した私は女性まで急接近し首に手刀を当てて気絶させる。そして盗賊の全員を気絶させた私は、
「....慢心、ダメ絶対。」
とそう自分に言い聞かせる様に呟くのであった....