天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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少女が実装されたね....私は月反応を使えるキャラを引いてないからここで引くべきなのかな...


いつぞやの続き

博士と別れた私は博士の言葉を頭の中で反芻させなさながらテントまで戻って来た。結界が破られた痕跡がない事を確認しながらテントの中に入ると、

 

 「あ、戻ってきた。おかえりなさい。」

 

とティレルさんが出迎えてくれる。その言葉に私は少しほっとしながら、

 

 「ええ、戻りましたよ。」

 

とそう返しながら自身の就寝スペースの方へ行き腰を下ろす。ふぅ...やっと一息つけます。まったく、彼と話していると精神がすり減りますね

..とは言えあんなやつでも死ぬことはない。博士はそもそも功績も大きいでしょうからそもそも殺したらまずい気がしますし、誰かが彼を倒すまではともかく殺すまでいったら止めるとしましょうか。などと私が博士に対するスタンスを決めていると、

 

 「あの、シロウさん。もう眠りますか?」

 

とそうティレルさんが私に聞いてくる。その質問をされた私は一度思考をやめて、

 

 「いえ、もう少し起きていようと考えていますが...それがどうかしましたか?」

 

とそう答える。その答えを聞いたティレルさんは、

 

 「それなら以前話していた話の続きが聞きたいです。」

 

とそう返す。その返しを聞いた私は以前話した話した....?と少しの間記憶を辿った後、

 

 「あぁ、テイワットに来る前の話ですか。ええ、いいですよ。」

 

と思い出してそう返す。そして、

 

 「確か以前は吸血鬼を倒したところまででしたね。私が吸血鬼を倒した後はその吸血鬼を倒すために協力していた赤と黒の陣営のサーヴァントが集まりました。そこで私は黒の陣営のサーヴァントにこちらの陣営に来ないかと取引を持ちかけたところ、黒のキャスターのみは私の取引に応じたのです。」

 

とそう語り始める。そしてそこまで聞いたティレルさんは、

 

 「なんで黒のキャスターは黒の陣営を裏切ったんですか?そこまでの流れで黒の陣営の方が不利な状況なのはわかりますけど少し裏切りの理由にしては弱いと言うか....」

 

とそう疑問を口にする。....まぁ話てもいいでしょう。彼自身隠すつもりもなかったでしょうからね。とそう私は思考した後、

 

 「黒のキャスターの目的は生前からの悲願であった、自身の宝具であるゴーレムを作り上げることでした。彼はそのゴーレムのほとんどを作り上げることが出来ましたが、そのゴーレムを動かすために一番重要なもの....炉心を準備出来なかったのです。その炉心には詳しい条件は知りませんが簡単に言えば上質な魔術回路を持った生物が必要だと言う話でした。黒のキャスターは使っていたホムンクルスたちの中からその炉心になれる者を探しましたが....結局炉心となる者は見つからなかった。そこで彼はある行動に出たのです。」

 

とそう私は黒のキャスター...真名『アヴィケブロン』について話し始める。そしてそこまで聞いたティレルさんは、

 

 「ある行動って....?」

 

とあまりいい流れではないことを理解し、少し緊張した表情をしながら私に聞く。そしてその質問に私は、

 

 「....彼は、自身のマスターを炉心としたのです。」

 

と答える。その答えを聞いたティレルさんは、

 

 「....え?」

 

と予想外の方向からぶん殴られた様に虚を疲れた表情になる。その様子を見た私は、

 

 「...聖杯戦争においてマスターを裏切るサーヴァントの存在はそう珍しくもありませんよ。」

 

とそう言葉を付け足しておく。私としてもアヴィケブロン先生のあの行動には少し思うところもありますけどそもそもとして彼は英霊です。私たち普通の人間とは根本から考え方が違うのでしょう。それに先生はその行動を座にある情報に付け足されるほどに後悔をしていました。だと言うのに少しの間近くにいただけの存在である私にとやかく言われたくもないでしょう。とそう私が考えていると、

 

 「マスターを裏切るなんて...そんな事が本当にあるんですね....」

 

と言葉でしか教えてもらっていなかった様で少し顔を俯く。その様子を見た私は、

 

 「....英霊と言うのは自分の芯が強い人物が多い。故に裏切りも往々にしてありますよ。例えば....マスターが気に入らなかったりしたりね。」

 

とそうよくあることと言うことを伝える。その言葉にティレルさんは、

 

 「前に会ったことがあるサーヴァントさんは優しい人でしたからそれが普通だと思ってましたけど違うんですね...」

 

と少し意外そうに言う。その言葉に私は、

 

 「おや、サーヴァントの方と会ったことがあるのですか?」

 

と少し気になり聞いてみる。ティレルさんが私以外のサーヴァントと会ったことがあるとは少し意外でしたが....一体誰でしょうか?などと疑問に思っていると、

 

 「えっと確かその人はライダーのクラスの方で、ピンク髪が特徴的な人でした。とっても活発な女の人でよく村に来ていてよく子供達と遊んでいる方でした。少し話したこともあってなんで村に来てくれるんですか?って聞いたら、『マスターに、お前は敵サーヴァントと戦う時以外は余計なことをせずに大人しくしてろ!って命令されてね〜。だけど王宮にいるのは暇だから抜け出してきてるんだ!』と笑顔でそう答えて来たのが印象的でしたね。」

 

とティレルさんは少し思い出す素振りをした後そう答える。その言葉を聞いた私は、

 

 「.....なるほど。」

 

と誰のことが鮮明に思い浮かんでしまい、そう返すのであった....

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