天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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そろそろ本当にストーリー進めないとな...でも長いって聞くから少し憂鬱...


意外な人物

少し微妙な空気が流れた後、私は一度咳払いをし、

 

 「....もう物語の続きを話す空気でもなくなりましたね。明日にはアルル村に到着しておきたいですしそろそろ寝ましょうか。」

 

とそうティレルさんに言う。気づけば月はかなり高く登っており月の角度からして今は午後9時30分と言ったところだろう。そろそろ良い子は眠る時間ですね....などと私が考えていると、

 

 「あ、はい!」

 

と私の言葉にティレルさんはそう咄嗟に返して灯りを消す。それを確認した私は一度毛布を自身に巻いた後、

 

 「私は座って寝ますから空いているスペースを自由に使ってくれて構いませんよ。」

 

とそう言っておく。私はサーヴァントですし休息はそこまで必要ではありませんがティレルさんは違うでしょう。いくら不老不死といえども体力には限界があるはず。限界がないのだとしたら7神や執行官、下手したら天理までもが怖くないですしそこまでの事を天草が出来るとは思えない。故にティレルさんは普通の人間の様に扱うのが正解でしょう。とそう私が考えていると、

 

 「....ありがとうございます。でもシロウさんも無理しないでくださいね?おやすみなさい。」

 

と少し申し訳なさそうにしながら眠りにつき始める。別にすることもない私はその様子をじっと数分眺めていると小さな寝息が聞こえ始める。それを聞いた私は、

 

 「....一応私も眠りにつくとしますか。」

 

とそう思い目を閉じようとすると、急に連絡用のドドコが振動し始める。それに驚いた私は少しびくっとなりながらもその電話に出るために一度テントの外に出る。そして眠りの邪魔にならない様にテントからある程度距離のあり、尚且つ目の届く場所に来た私はドドコを取り出した後、

 

 「おやこの信号には覚えはありませんね....この様な夜更けに誰でしょうか。」

 

とそう電話越しの相手にそう話しかける。するとドドコ越しに、

 

 「あら、ごめんなさい。ウェンティからはあなたは眠る必要はないと聞いていたのだけど....もしかして娯楽として眠ってたかしら?」

 

とその大人の女性の声が聞こえてくる。その喋り方とウェンティの知り合いと言うことがわかった私はこの人物が誰なのかおおよその予想がついた。そして予想がついた後私は、

 

 「...なるほど、魔女会の方ですね。メンバー全員のお声は知らないので出来れば名乗っていただきたいのですが....」

 

とそう人物が誰なのかを確定させるために言う。その言葉を聞いた相手は、

 

 「あら、てっきり私のことは知っていると思ってたのだけど....まぁいいわ。私の名前はアリス、貴方の言う通り魔女会のメンバー魔女Aのアリスよ。」

 

とそう自己紹介をしてくる。...やはりそうでしたか。まさかアリスさんがここで私とコミュニケーションを取りにくるとは思っていませんでしたし少し意外ですね...などと私は考えながらも、

 

 「やはりそうでしたか。とは言え一体なんのご用でしょう?私はただの旅する神父なのですけどね....」

 

とそう一度冗談半分で言いながらそう聞く。その質問にアリスさんは、

 

 「貴方がただの神父なら私含めて全人類が普通の人よ?それて様なんだけど....実はないのよね。」

 

とそう返してくる。....はい?とそう私は困惑しながらも、

 

 「...えっと?」

 

とそう返しておく。その私の様子にアリスさんは少し楽しそうな声色をしながら、

 

 「うふふ、ごめんなさい。ただ貴方と一度話してみたかったの。500年前の戦争で実力者の中で唯一戦争を和平で終わらせようとした者。そんなある種の狂人とは少し話してみたいじゃない?」

 

とそう答える。その答えを聞いた私は、

 

 「...逆に私しか和平で終わらせようとした者はいなかったのですね。」

 

とその事実を少し残念に思う。その私の考えを感じ取ったのかアリスさんは、

 

 「他の人がおかしいんじゃないわよ?さっきも言ったけど貴方がおかしいの。もちろん悪人っていうわけじゃないわ。ただ敵だろうと裏切り者だろうと誰でも救おうとする聖者様は紛れもなく狂人よ?」

 

と当たり前ことを言う様にそう返す。その返しに私は、

 

 「それは否定できませんが...」

 

とそう呟く。確かに天草を狂人だと言われたら私でも納得しますね...あれは度が過ぎた善人です...とそう私が納得していると、

 

 「あ、そうだった。一個聞きたい事があったんだったわ。」

 

とそう思い出した様にアリスさんが言う。その言葉を聞いた私は、

 

 「おや、なんでしょうか?私の答えれる範囲なら答えますが....」

 

とそう返すとアリスさんは、

 

 「貴方はどこまで力を発揮できるの?今の貴方は宝具の使用とかできる?」

 

とそう質問してくる。その質問を聞いた私は、

 

 「....宝具の使用は難しいでしょう。何かのバックアップがなければ誤爆する可能性もある。故に出来る出来ないは置いておいて撃ちはしません。」

 

とそう素直に答えるのであった。

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