天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「あら、やっぱりそうなの?」
と私の言葉を聞いたアリスはそう言う。その言葉に私は、
「やっぱり....まるで予想していたかの様な口ぶりですね。」
とそう私は言っておく。今のアリスさんとの会話で一つ確信した事がある...それは過去の私は想像を絶する力を有していたと言う事だ。以前のウェンティくんやマーヴィカさんとの会話の中で復讐するつもりかと聞いてきた。しかし7神の力を持ってすれば1サーヴァントを倒すのはそのサーヴァントが英雄王やカルナでもない限りそこまで難しい問題でもない。つまりたかがステータスが平均的な1サーヴァントにできるのはせいぜい7国のトップクラスと同等かそれ以下、辺りが妥当でしょう。そして天草士郎ははっきり言って戦闘分野ではそこまで強いサーヴァントではない。だと言うのにウェンティくんやマーヴィカさんがあの質問をしてくるのは少し変だ。過去の出来事で何か私に負目を感じる様な出来事があったにしろ、あの2人は自身の国に危険が及ぶとなれば止まるでしょう。しかしマーヴィカさんはともかくウェンティくんは復讐するのは僕だけにしてほしいと言っていた...そして今のアリスさんが私の力について聞いてきたと言う事は....過去の私は今とは比べ物にはならない力を持っていると言う可能性が限りなく高い可能性となった。まあ何故それほどまでの力を持っていたのかは疑問ではありますが...と私がそう考え込んでいると、
「いえ、以前ウェンティから聞いていた話なら貴方は人脈を広げるまでもなくテイワットを思い通りに出来るでしょうにそれをやらないってことはやれない理由があるか、単純にできないって言う理由がの二つのどっちかかな〜って思ってたのよ。」
とそう私の問いに答える。その答えに私は、
「過去の私がどれほどの力を有していたのかは知りませんが....今の私はせいぜい仙人辺りと同レベルですよ。」
とそう返す。その返しにアリスは、
「それでも十分な力だと思うのだけど、過去の話にあった貴方に比べたら月とスッポンとは言わないけど結構な差が空いてるのよね〜。何か力を失った理由でもあるのかしら...?」
とそう言う。何か力を失った理由....考えられる可能性はいくつかありますが、
「...貴方に情報を与えすぎるのは危険な気がしますね。」
とそうアリスさんに言う。その言葉にアリスさんは、
「あはは、警戒されてるわね。まぁ仕方ないか。貴方からしたら私は何者かも完璧には知れていないんだし...とは言え、貴方と争う気はないって言うのは信じてほしいわ。」
とそう笑いながら言う。...彼女に心を許しすぎないほうがいい。確かに悪人とは言い難いが、彼女の場合は悪意はないが混乱を招く行動をする。そんな彼女に私の情報を与えすぎるのは下手したらサーヴァントの召喚とかをし始める。それは避けたい。とは言え争う気はないのは本当の様ですし....
「...まぁ、信用するしないはおいておいて貴方が今私と争う気はないと言うのは理解しました。」
とそう私はアリスさんに言う。その言葉にアリスさんは、
「やっぱり声色に棘があるわね...それなら誠意の形として今から一つ質問に答えるわ。なんでも質問してちょうだいな。」
とそう私に提案する。ふむ...それは魅力的な提案ですね。とは言え今知りたい情報はあまりないです...いや、そうだ。私の知識不足を補う質問をしましょう。
「....では一つだけ。今のナドクライでは何か問題は起きているでしょうか?」
とそう少し考えた末にその質問をする。その質問にアリスさんは、
「ナドクライ?ナタから離れたのにそこを気にするのね?まぁいいけど....で、ナドクライの状況よね?最近はワイルドハントの活動もだいぶ大人しくなってるしそこは問題ないみたいね。だけどファデュイがナドクライの住人に脅迫まがいの事をして取引を無理矢理通したりしているのは変わらずみたいね。」
とそう答える。....ワイルドハントとはなんですか?そんな魔物がいると言う話は聞いたことは....やはりナタ編以降の話になると私の知識不足が浮き彫りになりますね。そこを補うためには情報を集めるか啓示を待つか...どちらにしろ情報は集めていかないといけませんね。と私がそう考えていると、
「...それじゃあ質問にも答えたしそろそろ切るわね。貴方にとっても私とお話ししているのはそこまで楽しそうでもないし。」
とそうアリスさんが言ってくる。その言葉を聞いた私は、
「そうですか。では情報提供ありがとうございます。次会う時は出来れば直接会いにきてくださいね。」
とそう返す。その返しにアリスさんは、
「貴方の場合はそのほうがよさそうね。じゃあ次からはそうするとするわ。じゃあまたね〜。」
とそう答えながらドドコの通信を切る。それを確認した私はドドコを仕舞った後、
「...私も後半からは絶対的な情報アドバンテージがあると言うわけではない、それを改めて実感しましたね...」
とそう1人呟くのであった....