天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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最近の一言。聖遺物更新全然出来ない。


からかい過ぎ注意

—それから数分後

 

あれから数分経ったあとティレルさんは一度私から離れて目線を外す。その表情はちょっと口を尖らせており、効果音をつけるならまさにむすっと言うのが適切だろう。そしてその様子を見た私は、からかい過ぎましたね...と少し反省したあと、

 

 「...すみません、からかい過ぎました。」

 

とそう微笑みを浮かべながら言う。その言葉にティレルさんは、

 

 「...シロウさんはずるいです。姑息です。」

 

と言いぷいっと顔を背ける。その様子に私は、

 

 「あはは...」

 

と苦笑いを浮かべてとりあえずティレルさんの機嫌を直すために軽い朝食を作ることにしたのであった...

 

—シロウが朝食を作っている頃ティレルは...

 

 「....むぅ。」

 

とシロウさんがいなくなった後私はそう1人呟く。シロウさんが今朝食を作り始めたのは私の機嫌を直す為なのを私は理解してます。でも...さっきのはシロウさんが悪いんです。あんな顔面戦闘力高いくせに積極的に距離を詰めてくるなんて反則技です、禁止カードです。耐えれるわけがないんです。とそこまで思考した後私は、

 

 「でも....やっぱり好きだな...」

 

とそう呟く。カーンルイアにいた頃と比べたら私は聖者様と親密になれてるのは分かる...何処か底知れないと思っていた笑顔の内側も少しは教えてくれた。記憶を無くしていると言うのに真っ先に私のことを心配してモンドからナタまで来てくれた。そして相変わらずの善性でナタの人たちの助けになろうとして...とそこまで私が考えた後、

 

 「...うん?真っ先に私を?」

 

とその様な疑問が浮かぶ。そうだ、なぜ今まで疑問に思わなかったんだろう。シロウさんが善人だとしても1人の少女か他の大多数の人の命かだったらあの人は後者を取る人です。そしてシロウさんはなんでかはよくわからないけどテイワット全体の状況もある程度知っている...だとしたら私より先に助けるべき人がいると思ってもおかしくはないはず。それなのになんで私を最初に...とそう疑問に思った後、

 

 「もしかして...シロウさんは最初から私を...?って、ないない!シロウさんが私のことなんかを好きだったわけない!だってカーンルイアの時だってロクに話してなかったし!」

 

と変な考えが頭をよぎり、速攻で自分の考えを否定する。もう、私ったら何を考えてるの....!確かにそれだったら嬉しいけどシロウさんがそんなこと考えてるわけないし!....まぁでも、少なくとも今はシロウさんの彼女って言うのは間違いないし...

 

 「もしかしたらデートとかこれから出来るのかな...?」

 

と少し最後に淡い期待を込めてそう呟くと、

 

 「デートをしたいのですか?」

 

と後ろからそう声をかけられる。その声に私は、

 

 「ひゃい!?」

 

と素っ頓狂な声を上げながらその声の方を見るとそこにはいつのまにか戻ってきていたシロウさんが首を傾げていた。それを見た私は顔を真っ赤にしながら、

 

 「....いつから聞いてました?」

 

とそう質問する。その質問にシロウさんは、

 

 「やっぱり好きだな、と言っていたあたりからでしょうか。」

 

とそう微笑を浮かべなら答える。その答えに私は、

 

 「ほとんど最初からじゃないですか!?」

 

と驚愕の声を上げる。え!?だってさっきシロウさん朝食の準備に行ってましたよね!?と私が困惑していると、

 

 「本当は凝ったものを作るつもりだったのですが冷静に考えてみると私、吐いたばかりでしたからね。今はだいぶマシになったとは言え私の手で何か作るのは良くないと思い、とりあえずお湯だけ沸かして何か軽い携帯食料で朝食を済ませようと言うことを伝えに来たのですが...」

 

とそうシロウさんは私の疑問に答える様にそう言う。その答えに私は納得した後に、

 

 「...忘れてください。」

 

とそう懇願する。たぶん無意味なのはわかってる。でもあんな独り言聞かれてたと思うと恥ずかしすぎる...!とそんな私の懇願虚しく、

 

 「それは無理ですけど...期待はしててください。時間に余裕ができたら誘いますので。」

 

と普通に却下される。その言葉に私は、

 

 「うにゃぁぁ!」

 

と恥ずかしさが限界突破し悶えてしまう。も〜やだぁ...消えちゃいたい...と思いながらうずくまっていると、

 

 「...すみませんね。お詫びと言ってはなんですが、スメールに到着したなら何か欲しいものをなんでも買ってあげますから。」

 

とそうシロウさんが提案してくる。その提案に私は、

 

 「....本当ですか?」

 

とそう確認の質問をする。その質問にシロウさんは、

 

 「もちろんですよ。男に二言はありませんから。さ、携帯食料ですが食事を済ませて今日一日はまったり過ごしましょう。」

 

と笑顔で答えて食事を出しにテントの中に入ってく。それを見送った私は、

 

 「うまく丸め込まれた気がする....」

 

と自分のちょろさを自覚しながらも先ほどのシロウさんの言葉で機嫌がよくなった私はシロウさんが出てくる前にテーブルの準備をしておくことにし、それらの準備にとりかかるのであった...

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