天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
アストルフォにそう指示した後私は一息つこうとしたその瞬間、
「っあ...!?」
と急に強烈な頭痛に襲われた後、数々の光景と言葉や文字が脳に直接送られてくる。その情報を受けた私は、
「っ...!」
と声にならない声を出した後、思考がまとまらなくなり体が動かなくなる。なんだこの情報は...見える景色は活気はあるがあまり民度はよくなさそうな場所や、何かの研究所そして青い花が咲き誇っている謎の場所....こんな景色は私はテイワットで見たことは...いや、この見える景色はナドクライなのですね...そして私の見たことない方達の姿や名前どころか性格までも性格な情報が頭に送られてきた...イネファさんにアイノさん...ネフェルさんにヤフォダさん...フリンズくんにラウマさん...その他ナドクライにいるであろう人物の情報も送られてくる。一気に情報が増えすぎて動くことすらままならないとは...!とそう忌々し気に思ったその瞬間にもどんどん情報が増えて行く。ナドクライでの問題を起こす人物はレリルに博士...その2人の行動原理までも情報が送られてきた。レリル...確か前の過去の記憶らしき夢の中に出てきた人物...やはり行動原理は恋人でしたか...そして博士の行動原理はやはり好奇心...とそう思考した後最後にナドクライで起こる全ての事件の内容を脳に送られた後、ようやく情報が送られるのが止まった。しかし既に膨大な情報を脳に叩き込まれた私はいまだに動けず、目の前の景色すらまともに捉えられない。その様な状況が数十秒か、或いは数分続いたのかは自分ではわからなかったがしばらくすると、
「...ロ.さん....ロサさん...シロウさん!」
と私の呼ぶ声が聞こえてくる。その声を聞いた後ようやく意識をしっかり覚醒させることのできた私は頭に酷い頭痛を頭痛を覚えながらも、
「ティレルさん...?」
となんとかティレルさんを視界に入れる事に成功してそう反応する。その私の様子にティレルさんは、
「一体どうしたんですか!?数分間反応がありませんでしたよ!?もしかして今朝体調が悪かったのがより悪化しちゃいましたか!?」
と目に見えて焦りながらそう聞いてくる。数分間反応がなかった...それだけ先ほど送られてきた情報を処理するのに時間がかかったと言う事でしょうか...まるで無量空処ですね。とそう現状を認識しながら、
「すみません、今し方啓示を受けていまして中々に長い内容故に少し集中して聞いていたのですよ。」
と咄嗟にそう嘘をついておく。...今のはおそらく啓示ではない。啓示にしては情報や景色が鮮明すぎる。となればおそらく先ほどに送られてきた情報は消去法で聖杯によるものですか...どうやら聖杯はよほど私に動いて欲しい様ですね...とそう私が認識していると、
「ルー...じゃなかった。シロウのことだから多分心配はいらないよ。シロウは本当にやばい時はちゃんと言うやつだし、言わないってことは多少は余裕があるってことだよ。」
とそうアストルフォがティレルさんに言う。その言葉を聞いたティレルさんは、
「それならいいんですけど...」
と私に心配の目線を向けながらそう言う。...本当に今日は厄日です。とそう自分で思いながら
「ともかく、昼食にしましょうか。バックに何か携帯食料は残っていましたか?」
とそうティレルさんに確認する。その確認にティレルさんは、
「あるにはありますけど...3人分の昼食となると少し物足りない数ですね。」
とそう答える。なるほど、ってことは...
「何か作ったほうがよさそうですね。」
とそう判断した私は一度席から立つ。下痢をした理由はおそらく体の異常ではないのは今日休んでいて確信した...であるならば何か作っても問題ないでしょう。とそう思い歩こうとしたその瞬間、急に足から力が抜けて
「あ。」
と私は少し間抜けな声を出しながらティレルさんの方に顔から倒れてしまう。そして急に私に倒れ込まれたティレルさんは、
「シ、シロウさん!?」
と明らかに動揺した声を出す。やれやれ、立つこともままならないとは...っておや?顔から倒れたと言うのに痛みがない...ティレルさんに筋肉は少ないとは言えどもここまで柔らかいものなど...とそこまで思考したところで私は今ティレルさんの体の何処に顔から倒れたのかを理解した。そして、
「っ...!?」
と急いで私は立ち上がる。その一部始終を見ていたアストルフォは、
「今の転び方はわざとっぽくないね。これが俗に言うラッキースケベってやつなのかな?」
とそう首を傾げているが私は、
「....」
何も言えずに手で顔を隠す。.....もう死んでしまいたい。と恥ずかしさのあまりそう思っていると、
「シ、シロウさん...私は気にしてないのでそこまで気に負わなくても...」
とティレルさんがそう言うがそんな言葉で割り切れるほど私はさっぱりした性格でもないのでその言葉を素直に受け取れなかった。そんな私たちの様子を見ていたアストルフォは、
「...2人とも純粋だね〜。」
とそう呟くのであった...