天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「随分と楽しそうだな。」
と遺跡の奥でテンションマックスであった私の耳にその様な言葉が聞こえてくる。その声を聞いた私は、
「...想像よりもずっと早く来てくれましたね、博士。」
とそう一度落ち着きを取り戻した後そう言う。その言葉私の言葉に博士は、
「いやはや、もう一人サーヴァントが現れるとは実に興味深い。私はお前だけがあのカーンルイアの戦争で生き残ったサーヴァントと踏んでいたが、それはどうやら間違いだった様だ。」
とそう言う。...要するに彼はここにいるのは新たなサーヴァントと言う興味深い存在を前に居ても立っても居られずまたここに断片の一つを送ったと言うことですか。しかしこれは好都合だ。とそう私は考えた後、
「なるほど、ですがあのサーヴァントは貴方との取引に応じる様な人ではありませんよ。」
とまずはそう言う。その言葉には少し残念そうにしながら博士は、
「だろうな。しかし新たに現れたサーヴァントがお前の同行人となったのであればあのカーンルイアの生き残りを人質に取れば取引に応じるのではないか?」
とそう言う。私の目的を叶えるためには、このタイミングしかない...しかしこの言葉を言うと言うことはもう後戻りは出来ない。下手したら7国どころか魔女会までも敵に回す可能性もある...だが、やるしかないでしょう。とそう私は覚悟を決めた後、
「それはお勧めしません。あのサーヴァントはライダー、つまり機動力に優れたサーヴァントです。いくら数多の断片がいる貴方と言えども逃げに徹したあれからティレルさんを人質に取るのは困難でしょう。」
とそうその意見を否定する。すると博士は私の様子を注意深く観察しながら、
「...その様子からするに、お前は何か私に取引を持ちかけるつもりの様だな。しかしお前は何を私に提示してくるつもりだ?」
とそう私に聞く。流石、察しはいいですね。とそう博士を内心称賛した後、
「...5日間、私は貴方の研究に付き合いましょう。」
とまずは博士にメリットのある話からする。その提案に博士は、
「ほぅ?それは魅力的な提案だな。しかし私に5日間とは言え身を差し出すと言うリスクを負うと言うことはそれ相応の見返りも私に求めるつもりだろう?それは一体なんだ?」
とそう少し上機嫌な様子で聞く。...取引に応じるつもりはある様ですね。まずは第一関門はクリアです。とそう私は思考した後、
「ええ、それはもちろん。そして私が貴方に求めること、それは...私の断片を作ってもらいたいのです。」
とそう取引の内容を言う。その取引の内容を聞いた博士は少し驚いた様子で、
「断片だと?つまりお前は自分の分身が欲しいと言うことか?」
とそう質問する。よし、まだ博士は取引に応じるつもりの様ですね。とそれを確信した私は、
「正確には違います。貴方に作って欲しい断片と言うのは肉体面は私から魔力を消した代わりに筋力を上げ、そして精神面は私から倫理観を半分ほどに下げその分を好奇心に振って欲しいのです。可能ですか?」
とそう詳しい内容を言う。その内容を聞いた博士は顎に手を当て考えるそぶりをした後、
「...不可能ではないだろうな。私の断片は年齢別に作ってあるがそれが可能だと言うことは素体の肉体と精神の改造などそこまで難しい話でもあるまい。しかしなぜその様な....と、そこまでは教えたくはないだろうな。」
とそう結論から言う。可能である、か...それなら私の考えた案は実行可能ですね。とそう確信した後、
「ええ、しかしそれだけではありません。その断片から......と.......の二種類を作り、そしてそれからは......を消してください。ただし一種類目には..........の一部を埋め込んでください。」
とそうより深く説明する。その説明を聞いた博士は少しゲンナリした表情を見せた後、
「注文が多いな。よほど自分の価値を高く見積もっていると見える。しかし最初の断片を作る件はともかく、その後のものを私が作る意義は何処にあると言うのだ?」
とそう私に聞いてくる。ええ、貴方にとって人とは自分にとって価値があるか否かが最重要なのは理解しています。だからこそこの取引はこれ以上なく魅力的に感じるはずだ。とそう私は思考した後、
「もちろん貴方にもメリットはありますよ。その.......を...使ってもよろしいですよ。それなら貴方にも多大なメリットがあるでしょう?」
とそうその提案をする。その提案を聞いた博士はとても愉快そうにしながら、
「ふははははは!」
と見たことないくらいの大笑いをする。そして、
「お前は私が今まで会ってきた人々の中でも1番のイかれた人間だ。しかし断片を作るのには一つ一つに膨大な時間がかかる。私の断片を総動員するならお前の要求したものも短時間である程度の数は量産できるだろうが時間と、何より物資が足りない。そこはどうするつもりなのだ?」
と本当に愉快そうに博士は私に聞く。完全に取引に乗り気のようですね...後一押しです。とそう私は考えた後、
「それらは1種類目の...に......と、......量産も任せてしまえばいい。」
とそう言う。その私の言葉に博士は愉快そうな様子をそのままに、
「シロウコトミネ...お前は私が期待していた以上の男だ。いいだろう、その取引受けさせてもらうとしよう。」
とそう私の取引に応じるのであった...