天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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フリンズは強いんだけど私の手持ちだと月感電パに回復枠がいないのが悩みどころ....


単純に気に入らない

博士と別れた後私はナシャタウンに足を踏み入れていた。

 

 「しかし....無法地帯と言う割には案外平穏ですよね。」

 

とその様な感想をこぼしながら私はナシャタウンを歩く。さて、まずはどこに行くべきなのでしょうか。ネフェルさんと面識を作って情報源を手に入れるべきかまたはフリンズくんと会ってテイワットの昔の話を聞いてもいいですね...と、おや。あれは...とある人を見つけた私はそちらの方に近づいていくと、

 

 「ありがとう、詠月使様!」

 

 「その様にかしこまった呼び方をせずともよい。私たちはその食材を美味しく食べてくれたらそれでよいのだ。」

 

 「わかった、ラウマお姉ちゃん!またね!」

 

と一人の子供と大きな鹿の角の様なものが頭に生えている女性が会話をしていた。さっそく会えるとは幸先がいい。とそう私は思った後子供がその場を離れて行ったのを確認してから、

 

 「こんにちは、初めまして。」

 

とまずは挨拶を言う。その言葉を聞いたその女性は私の方を向き、

 

 「そなたは...先ほど空を飛ぶ鳥たちが二人の男が空を飛んでこちらに来ていたと話していた。その片方は水色髪だったらしいがもう片方は白髪の神父服の男だったと言う。もしやその神父服の男だろうか?」

 

と私の顔を確認した後そう質問してくる。....動物と話せる体質、存外面倒な能力ですね。私とドットーレとの繋がりを勘づくまでにはまだ情報が足りないでしょうが....と少し忌々し気に思っていると、

 

 「ああ、すまない。急にその様な事を言われてもそなたにとっては意味の分からぬ話だな。礼儀として私から自己紹介をさせてもらう。私はラウマ、霜月の子の詠月使をやっている者だ。」

 

と私が気分を悪くしたと受け取ったらしく、そう自己紹介をしてくる。その自己紹介を聞いた私は、

 

 「ご丁寧にありがとうございます。私はシロウコトミネ。旅する神父です。」

 

とそう自己紹介を返す。その自己紹介を聞いたラウマさんは、

 

 「シロウか、良い名前だな。しかし否定がないと言うことは空を飛んできた神父と言うのはそなたのことと思って間違いないのだろうか?」

 

とそう私に質問してくる。....嘘をつくのは悪手ですね。今は店番はラウマさん一人の様ですしある程度は真実を語るとしましょう。とそう思考した後、

 

 「ええ、私で間違い無いですよ。もう一人は私の知り合いです。」

 

とそう答える。その答えを聞いたラウマさんは、

 

 「ふむ...そなたが何者なのかと言うのは気になるが、そなたからしては気分を害してしまうのだろうな。では無理して聞きはしない。」

 

と私をじっと見つめた後そう言い、ラウマさんが出していたらしい露店からいくつかの食材を持ってきて、

 

 「そなたにも是非食べて欲しい。外から来た者にも霜月の子の食事を味わってもらいたい。」

 

とそう言いながら私の前に差し出してくる。...新鮮そうな果物達ですね。ティレルさんが喜びそうです。しかし一週間も経てば傷んでしまいますしティレルさんに渡すことは出来なさそうですね...とそう私は少し残念に思いながらも、

 

 「おや、とても美味しそうですね。ありがとうございます。ここで食べてもよろしいでしょうか?」

 

とそう聞き返すと、

 

 「やめとけやめとけ!そんな貧乏飯を食う必要なんてどこにもないだろ?」

 

 「霜月の子は相変わらずしけた飯を食ってるみたいだな。」

 

とその様な声が聞こえてくる。そな者たちを聞いたラウマさんは、

 

 「そなた達は...一体いつまてま霜月の子にこだわるつもりなのだ!」

 

と少し怒った様子でそうその二人に言う。私もその二人に目線を向けるとそこにはファデュイの下っ端なのであろう二人組がいた。...もうこの時点から霜月の子を狙っていたのですか。ファデュイの計画は私が思っている以上に速く進んでいるのやもしれません。しかし...この方たち今食材を侮辱しました?とそう私は少しイラっときながらも、

 

 「...それは食べる私が判断することです。部外者の貴方達が意見を言うのはお門違いと言うものでは?」

 

とあくまでも冷静を装いながらそう二人組に言う。その私の言葉を聞いたファデュイの二人は、

 

 「なんだぁ?俺たちは親切心で言ってやってるんだぜ?」

 

 「お前、生意気なやつだな。お前、ファデュイに逆らったらどうなるかわかってるのか?」

 

と二人は気を悪くしたらしくそう私を睨みつける。絵に描いたような小者ですね...と内心私が二人に呆れていると、

 

 「シロウ、そなたはあやつらと関わらなくて良い。ここは私がなんとかするからそなたは...って、シロウ?」

 

とラウマさんが私を避難させようとするので私はその言葉を無視する。...この人たちは単純に気に入りません。こう言う輩は一度懲らしめたほうがよいでしょう。とそう思考した後、

 

 「必要ありません。その食材をくれると言うのなら私はそのお礼にこの人たちを懲らしめます。大丈夫、なんとか平穏にすましますから。」

 

とそうラウマさんに言う。その言葉を聞いたラウマさんは何かを言おうとするが、

 

 「お前...痛い目をみたいらしいな。」

 

 「生意気なやつ...俺はお前みたいなやつが大嫌いだ。」

 

とそうファデュイの二人は完全にキレた様子でそう言う。煽り耐性のない人たちです...と私は呆れの目を向けながら、

 

 「ここなら誰も止めやしないでしょう。どうぞ、存分に私に向かってきてください。後悔することになるのは貴方達の方ですが....」

 

と最後にその様に忠告するが、

 

 「ほざけ!」

 

 「ガキが、調子に乗ってんじゃねえぞ!」

 

とより二人を怒らせてしまったらしく、そう怒りのままに私に殴りかかってくるのであった....

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