天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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最新ストーリーまで追いつく事はないとは思うが....追いついた場合はどうするか考えておいた方がいいかもしれないね....


ナタの強者たち

私がマーヴィカさんの部屋から退出し、聖火競技場の入り口付近で適当に時間を潰していた。

 

 「....退屈ですね。」

 

一人ならもうこの時間にはスメールに向かっていたでしょうが流石に同行者ができたのでそれは出来ませんし.....大人しく待つしかないのでしょうか.....と、私がそう考えていると、

 

 「やばいこれ止まれない!って前の人避けて!」

 

と急にその様な声が聞こえてくる。その声を聞いた私は声が聞こえた方を見ると目の前にサメ型の何かが迫っていた。それに私は

 

 「何!?」

 

と咄嗟に腕で防ぐ。しかし完全には防ぎきれず、

 

 「がぁっ....」

 

と小さく声を出しながら後ろに吹き飛ばされそうになる。しかしそれを私はしっかりと足を付けてなんとかそれなりに後ろに下がる程度に抑えた。これは中々に強烈な.....!と思っていると、

 

 「すみません!本当にすみません!」

 

と謝罪の声が聞こえてくる。この声は確か.....と思考していると、

 

 「ムアラニちゃん、大丈夫!?」

 

 「誰かに当たってしまったのか?」

 

とまた別の二人の声が聞こえてくる。おやおや、勢揃いで....と、そう思う前にこの痛みをどうにかしなければ....と考えた後に胸に手を当てて自身に治療魔術を使い始める。最大まで回復するには少し時間がかかりそうだな....と思考した後、

 

 「私は大丈夫ですよ。」

 

と笑顔でそう言う。その言葉に当たってきた少女は、

 

 「でも思いっきり声が漏れてましたけど.....」

 

とまだ心配している様子だ。まぁ確かにすごく痛かったですけど.....と思っていると、

 

 「だから俺は速度を落とせって言っただろ?」

 

と後から来た男の子にそう叱られている。そのお叱りに少女は、

 

 「はい.....」

 

と反省している様子だ。その様子を見た私は、

 

 「私は大丈夫ですからそこまでお気になさる事はありませんよ。」

 

とその少女をフォローする。その言葉に少年は、

 

 「.....とにかくムアラニはこの人にちゃんと謝罪をした方がいい。」

 

と言う。その言葉にムアラニと呼ばれた少女は、

 

 「うん。.....ごめんなさい。」

 

と深々と私に謝罪する。そこまで気におわなくていいと言うのに....と、ちょうどいい機会ですし自己紹介をしておきましょうか。と考えた私は、

 

 「本当に大丈夫ですよ。私はシロウコトミネ、旅する神父です。」

 

と挨拶をする。その挨拶に3人は、

 

 「私はムアラニって言います。」

 

 「俺はキィニチだ。」

 

 「私はカチーナっていいます!」

 

とそれぞれ挨拶をしてくれる。まさか空き時間でこの3人に会えるとは.....嬉しい誤算ですね。と、さすがにぶつかった理由は聞いておきますか。そう考えた私は、

 

 「ムアラニさん、キィニチくん、カチーナさんですね。覚えておきます。それで....なぜこの様なことになったのですか?」

 

とそう質問する。その質問にムアラニさんが、

 

 「実はカチーナちゃんとキィニチと私でかけっこをしてたんですけどちょっと飛ばしすぎちゃいまして止まれなくなってしまったんです.....本当にすみませんでした!」

 

と答えながら改めて謝る。だからそこまで気におわなくていいと言っているのに....と、思ったが冷静に考えたらあのムアラニさんのスキルダメージは10万越えのダメージになりますね。....確かにそれなら深く反省するのも理解できます。とは言えこの状態では会話しにくいので、

 

 「なるほど、確かにそれは反省するべき事案ですね。私だからよかったものの他の一般の方に当たったらただでは済まなかったでしょう。とは言え、私はこの通り大丈夫ですのでその話はこれで終わりにしましょう。」

 

と手を叩き、そう私は言う。その言葉にムアラニさんは、

 

 「でも.....」

 

と食い下がろうとするが、

 

 「ムアラニ、あまり食い下がるのは許そうとしてくれているシロウに失礼だぞ。罪悪感を持つのを悪いこととは言わないが持ちすぎてもろくなことにならんぞ。」

 

とキィニチくんがそうムアラニさんに言い聞かせる。そして、

 

 「そうだよムアラニちゃん。誰も怪我をしてないならそれでいいじゃない。」

 

とそうカチーナさんも同意する。.....いや、回復しただけでダメージは受けたんだけどね?まぁ結果的に怪我人はいないからそれでいいのですけども.....と、そんな事はどうでもいいか。

 

 「そうだ、もしお暇ならナタのお話を聞かせてもらえないでしょうか?私はナタに来たばかりであまりよくここについて知らないのですよ。今回はナタに長居は出来ませんが次に来る時はそのお話を参考に回ってみたいのです。それに今は私も連れを待っていまして暇ができていますし。」

 

と3人に言う。まぁある程度はプレイして知っていますが本人達に聞くとではまた違った印象を受けるでしょうし聞いておいて損はないでしょう。とそう考えていると、

 

 「そう言う事なら私に任せてください!」

 

とムアラニさんがそう私に言う。その言葉にキィニチくんも、

 

 「俺の話はつまらないだろうがそれでもいいなら構わないぞ。」

 

と言ってくれる。.....そう言えばアハウくんはどこにいるのでしょうか?あのうるさい.....賑やかな人がいるのであればとっくに姿を現しているでしょうに....などと考えていると、

 

 「私も....頑張って説明してみます!」

 

とカチーナさんもそう言う。...まぁアハウさんはどうでもいいか。自分から言ったのですからちゃんと話を聞かないと。とそう考えた私は3人の解説に耳を傾けるのであった.....

 

—1時間後

 

 「それでね.....」

 

とまだ続いているムアラニさんの解説に耳を傾けていると、

 

「聖者様〜!」

 

とその様な声が聞こえてくる。おや、マーヴィカさんとの会話は終わった様ですね。そう思いながらその声のした方を向き、

 

 「お話は楽しめましたか?」

 

とティレルさんにそう聞く。その私の言葉にティレルさんは、

 

 「はい!」

 

とそう返す。どうやら苦手意識はだいぶ和らいだみたいですね....それならよかった、他の7神のみなさんにもこの調子で仲良くしてもらいたいところですが.....無理強いはよくないですしそのあたりは本人に任せますか。と私が考えていると、

 

 「彼女さんですか?」

 

とムアラニさんが聞いてくる。彼女.....彼女!?んなわけないでしょう!

?流石に転生者の分際で烏滸がましすぎますよ!?などと考えていると、

 

 「彼女!?」

 

とティレルさんも顔を真っ赤にしながら驚いている。いや、そうですよね?今の掛け合いだけでそう判断するのは些か軽率すぎやしませんか?などと私が考えていると、

 

 「あれ、違ったの?そっちの女の子がとっても嬉しそうにシロウさんに近づいてきてたからてっきり.....」

 

と首を傾げながら言っていると、

 

 「ムアラニ.....やめてやれ。あの二人の関係がどうであろうと俺たちが口を出す事じゃない。」

 

 「ム、ムアラニちゃん....やめてあげた方がいいよ。」

 

とキィニチくんとカチーナさんが止めに入る。ありがとう.....本当にその言葉しか見つかりませんよ....ムアラニさんの様にガンガン距離を詰めてくる人はあんまり慣れてないから助かります....と心の底から感謝をしていると、

 

 「.....それで、貴方達は?」

 

とティレルさんが3人の方を向いてそう聞く。その言葉に3人は、

 

 「ああ、私はムアラニ。ごめんね、変なこと言っちゃって。」

 

 「すいませんムアラニちゃんが.....私はカチーナっていいます。」

 

 「俺はキィニチだ。すまない、ムアラニが変なことを聞いてしまって。気にしないでくれ。」

 

と謝罪と共にそう自己紹介をする。....いや、そこまで気に病む必要はないんですよ?と内心私が考えていると、

 

 「ああ、謝らないでいいんです!ただちょっと驚いちゃっただけですから....」

 

ティレルさんもそう言う。それなら私も、

 

 「ええ、誤解が解けたのであればそれでいいんですよ。では私は連れが来たのでこの辺りで。また会いましょう。」

 

と言いティレルさんの手を握って.....と言うのは良くないと思いとどまったので普通に3人に手を振る。すると3人も、

 

 「うん、またね〜。」

 

 「何処かで、また会いましょう!」

 

 「次会う時はそれなりに面白い話を仕入れておく。楽しみにしててくれ。」

 

とそう返して、3人で何処かへ歩いて行く。それを確認した私は、

 

 「大丈夫ですか?かなり取り乱していましたが.....」

 

とそうティレルさんに確認する。まぁ私も内心焦っていたっていうのは内緒ですが...などと思っていると、

 

 「大丈夫です....でも急に聖者様と恋仲とか思われちゃったのが恥ずかしくて....」

 

とそう顔を真っ赤にしながら言う。.....もしかして満更でもない?と思った私は、

 

 「なら本当に恋仲になります?」

 

とそう聞いてみる。まぁ転生者(転移者の方が正確かな?)である私が付き合うなんて烏滸がましすぎてあまりしたくないし相手がよほど私を求めない限りはそんな仲にはなりたくないので冗談ですが....と考えていると、

 

 「.....いいんですか?」

 

とそうティレルさんは返すのであった.....

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