天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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なんかここ最近予定がキャンセルされる事が多い...割と楽しみにしてたこともキャンセルされたから普通に悲しい...


そんなに不安にならぬとも...

 「...なるほど?」

 

とそのティレルさんの言葉を聞いた私はあまり言葉の意味を理解できずにそう疑問系で返してしまう。あれ?私と離れたのほんの数時間前ですよね?と私が困惑気味にそう考えていると、

 

 「しろ〜?君はそんなに朴念仁だったの〜?」

 

とそうアストルフォから咎める様な声が聞こえてくる。何故私が責められているのでしょうか...と少し私は不服に思いながらも、

 

 「しかし前にも言った通り私はこちらでやるべきことがある。それに今は時間的余裕もなくあまりそちらに構っている余裕もない。それは理解してくれますか?」

 

とそう今の自分の状況をアバウトに説明する。軽薄に思われるやもしれませんが実際問題今の私に色々なところを寄っている余裕はない。実際そろそろナシャタウンから出なければいけませんしね...とそう私が考えていると、

 

 「そう...ですよね...」

 

と明らかに落ち込んだ声色でティレルさんはそう言う。...やっぱり構いましょう。と速攻でさっきの思考を否定した後、

 

 「とは言え、少しの時間なら話す事は可能です。何か言いたいことがあるのなら遠慮せずに言ってください。」

 

とそう言っておく。その言葉を聞いたティレルさんは、

 

 「...!はい!」

 

と明らかに声色が高くなった。ふぅ、なんとか気分を害さなくて済みましたね。しかしここまで早くティレルさんに限界が来るとは想定していませんでしたね。そこまで彼女は私に依存している様なそぶりを見せていなかったので大丈夫だと考えていましたがそうてはなかったと言うことか...?であるならメンタルケアをしてくれそうな人に巡り合わせた方が良いでしょう。とそこまで考えた私は、

 

 「貴方達は今スメールシティにいるのですよね?それなら一度そこの下層、グランドバザールに行ってみてください。そこの奥にあるステージではスメールの中で有名な踊り子が踊っていることがあります。運が良ければ会えるやもしれませんよ。」

 

とそう二人に言う。するとその私の提案を聞いたアストルフォが、

 

 「あ、それってもしかしてあの赤髪の子?それなら前に遠目で見たことあるよ。」

 

とそう言ってくる。おや、見た目を知っているのなら合流しやすいですね。それにアストルフォとニィロウさんの性格的相性はおそらくいいでしょう。問題はアストルフォの性別ですが...まぁ本人が言わない限り気付かれる様な出来事は起きないでしょうし大丈夫でしょう。とそう私は考えた後、

 

 「おや、知っていたのですね。ではアストルフォ、貴方にはそこまでの道案内は任せますよ。」

 

と言う。さて、そろそろ通話を切って博士のところに向かい始めるべきですかね...などとそう私が考えていると、

 

 「...あの、シロウさん。別れる前にも言いましたけどあんまり無茶はしないでくださいね?」

 

とそうティレルさんが釘を刺す様に言ってくる。その言葉を聞いた私は、

 

 「ええ、もちろん死ぬつもりはありませんが...そう心配せずとも良いのですよ?」

 

とそう返しておく。私、そんなに危なっかしいんですかね...と少し自信を無くしかけていると、

 

 「はい、シロウさんならよほどの事が起きない限りは大丈夫だってことくらいは私にも分かります。でも...なんだかシロウさんがこれからとんでもない無茶をしそうな、そんな予感がするんですよ。」

 

とそうティレルさんは返す。無茶をしそう、ですか。確かに無茶をするつもりではありますね。しかし態度には出していなかったはずですがそれを感じ取るとは、私の考えている以上に彼女が受けた祝福は大きなものだったのやもしれません。とそう私は考えながらも、

 

 「大丈夫、前にも言いましたかが私は必ず貴方の元へ戻ります。それまで死ぬ様な事はないのでご心配する必要はありませんよ。」

 

とそう安心させる様に言う。その言葉を聞いたティレルさんは、

 

 「...約束ですからね?」

 

とそう縋るような声色で言う。その言葉を聞きた私は一白置いた後、

 

 「...ええ、もちろんですよ。ではまた会いましょうね。」

 

と言う。...ええ、必ず貴方の元へは戻りますよ。とそう私が考えていると、

 

 「ティレル、言いたい事は終わった?ならそろそろ通話切らないと。」

 

とそのようなアストルフォの声が聞こえてくる。その言葉を聞いたティレルさんは少し名残惜しそうにしながらも、

 

 「...あの、シロウさん。また通話をかけてもいいですか?」

 

と最後にそのような確認をしてくる。...まぁ、その程度のお願いなら叶えてあげないといけませんね。とそう考えた私は、

 

 「ええ、もちろん。では、また。」

 

とそう答える。その答えを聞いたティレルさんはとても嬉しそうな声色で、

 

 「...!はい!」

 

とそう返しその次にアストルフォの声で、

 

 「じゃ、シロまたね〜!」

 

とそう聞こえてくる。その言葉を確認した私は、...博士の研究に付き合うにしても、くたばるわけにはいきませんね。頑張って耐えるとしましょう。とそう改めて思いながらドドコ通信機の通話を切るのであった...

 

 

 

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