天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「......」
「ごめんねティレル。てっきり性別に関してはシロウから聞いてたと思ってたんだよ。」
と顔を赤くしながら広場の端っこでうずくまっていた私にアストルフォさんがそう謝罪してくる。...シロウさんは知ってたのに教えてくれなかったんだ。でも確かに事前に聞いたらそれはそれで距離感に困っただろうしシロウさんなりの気遣いだったのかな...とそう私が思っていると、
「とりあえずさっきティレルが欲しがってた服の料金は払ってきたよ。今は着るつもりにはなれないとは思うけど...」
とそうアストルフォさんには珍しく本当に反省している様子だ。その言葉を聞いた私は、
「...私も特に合図もなしに入ったのは不注意でしたしアストルフォさんが謝る必要なんてありませんよ。ただ...ちょっと忘れたいのでしばらく一人にしてください...」
とそう言いながらもどうしても脳内にあの光景が浮かんでしまいそうお願いする。男性の裸なんて初めて見ちゃいました...そう言うのを見るのはもっと先の話だと思ったのに...とそう私は一人で落ち込んでいるのであった...
—アストルフォ視点にて
「...シロウにも悪いことしちゃったかな。」
とティレルから離れた僕は一人でそう呟く。僕は気にしないけどティレルからしたら刺激が強いものだったみたい。シロウに知られたら怒られちゃいそうだな。ま、僕にも落ち度はあるしそれは甘んじて受け入れよ〜と。でも後でティレルにはお詫びになんか送った方がよさそうだな。とその様なことを考え、僕はティレルの気配をしっかりと感じながらグランドバザール内を歩いていく。あのくらいの女の子って何送ったら喜ぶんだろ...シロウに電話して聞いてみようかな?などと少し悩んだ後、
「,..やっぱり美味しいものにしよっと!」
と考えるのが面倒になり何か食事を探し始めるのであった...
—ティレル視点にて
「...いつまでも気にしてなんていられないよね。」
とそう私は思い立ち上がる。元はと言えば私が悪いんです。それなのにまるで私が被害者みたいな立ち回りはよくありませんよね。しばらくは気にしちゃいそうですけど....などと私が考えた後周りを見渡すと、
「....アストルフォさん何処行きました?」
と彼の姿が見えずそう呟く。あれ、もしかして逸れちゃいました!?どうしよう、持ち物のほとんどはアストルフォさんが持ってるから私からは何にも出来ないし...でもこのままここにいても事態は好転しないし...!一人じゃ私何も出来ないし...!と私がその様に焦っていると、
「ねぇ、そこの人。もしかして困ってるの?私でよければ助けるよ?」
と後ろからその様に話しかけられるのであった....