天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「他言無用...ウェンティ、一体何を話すつもりなの?」
とそう私はウェンティに質問する。ウェンティが真面目な顔になる時はかなり重要なことを話す時だと言うのは今回の事件で分かった。だからウェンティが冗談でこう言っているってのは考えられない。けど一体何を...などと私がそう思考していると、
「吟遊野郎、お前が何を言うつもりだ?」
とパイモンもウェンティが言う次の言葉を待っている。その私たち二人の様子を見たウェンティは、
「君たちのこれからの旅路で確実に会うことになって、深く関わることになる7神だけじゃない。もう一人いるんだよ。そしてその人物はテイワット全体を巻き込んだ事件を起こす可能性がある人物なんだ。」
とそう話し始める。すると、
「テイワット全体を巻き込むって...それって7国全部巻き込むってことだろ?どの国も7神はいるし他の実力者だっているはずだ。そんな状況下でテイワット全体を巻き込むような事件を起こせるようなやつがいるなんてオイラには信じられないぞ。」
とパイモンがそう疑問を口にする。パイモンの言う通りだ...まだ私はモンドしか知らないけどモンドだけに限定してもトワリンとアビスがいないと大きな異変にはならなかったしここまで苦戦したのはトワリンがアビスに侵されていて、それを助けようとしたのも大きな原因だ。でもそれだけの条件があってもモンドの国の精鋭達と私が協力すれば事態を収めることが出来たんだ。それなのに7国全部を巻き込んだ事件を起こすなんて一体どうすれば...とそのようなことを考えていると、
「うん、そうだね。確かに今の彼の実力じゃあ僕以外の7神には勝てないだろうし倒せるにしても少し前に遭遇したファデュイ執行官の4位あたりが限界、いや甘く見積もっても半分くらいの確率で負けるだろうね。むしろ彼は君と合流してその国で起きてる問題の収束をしようと尽力すると思うよ。」
とそうウェンティは私たちの言葉に同意する。するとそこまでの話を聞いたパイモンが、
「おい!そんなやつがどうやってテイワット全体を巻き込む事件を起こすってんだよ!と言うかお前の言うことが本当ならむしろオイラ達の味方じゃないか!」
とそうツッコむ。うん、パイモンの言う通りだ。ウェンティの言うことが本当なら今の私じゃ到底敵わないけどテイワット全体を巻き込む事件を起こすなんて不可能だ。それこそ神の心あたりの付加価値がないと無理だが風神の神の心は既に淑女によってスネージナヤだし他の国もその国を納めてる神が持っていると考えていいのなら奪うなんて難易度が高すぎる。などとそのようなことを私が考えていると、
「そうだね。基本的には味方と思ってくれていいよ。ただ...彼は絶対に事件を起こす。それは確実なんだ。」
と少し悲しそうな顔をしながら言う。そのウェンティの様子を見たパイモンは、
「吟遊野郎...話しにくいなら話さなくてもいいんだぞ?お前の言ってる奴が誰なのかはわかんないけどその話は旅人は頭に入れておくだろうしな。」
と心配したのかそう言う。でも...ウェンティがそう断言するってことは何か起きるのはほぼ確定なのかな...とそう私は思考ていると、
「パイモン、ありがとう。でもある程度は教えとかなきゃいけないからさ。でもその人物について直接つながる情報を言うと彼の気分を害する可能性があってね。そこは君たちに調べてもらう必要があるんだ。でも彼に怒られない程度には教えないと彼を止められない可能性があるからさ。その人物と会った時に気付けるくらいには情報を教えておかないとなと思ってね。」
といつもの様子に戻しながら言う。その言葉を聞いた私は、
「じゃあその人物について教えれる範囲でいいから教えてくれない?」
とそうお願いする。どちらにしろこの流れだとウェンティは教えてくれるだろうけど私から聞いておいた方がウェンティも教えやすい...気がする。などとそう私が考えていると、
「うん、教えれることは二つだけだけど教えるよ。まず彼の目的は『全ての人の救済』にある。これは彼も普通に言うから大丈夫のはずだよ。この言葉だけだとただの行き過ぎた善人だよね。まぁ実際にそうなんだけど...彼はそれをするために何を犠牲にしてでもその願いを叶えようとするんだ。それが彼を止めないといけない理由だよ。」
とそうその人物の目的を話してくれる。そこまで聞いたパイモンは、
「全人類の救済って...そいつは結構ロマンチストなのか?」
と疑問を漏らす。全人類の救済...確かにいい願いだけどその願いを本気で叶えようとしていると考えると確かに警戒しないといけないかもしれないな。手段に問題があるのかもしれないし...とそう私が思っていると、
「あはは、そうだね。彼は相当なロマンチストだよ。でもそれを実現できるだけの想像力とできる手段を彼は知っているから警戒しないといけないんだよ。その手段までは流石に教えられないけど、そのうち知ることはできるはずだよ。」
とそう笑いながら言った後、
「後教えられるのは一個かな。その人物はカーンルイアに深く関係している人物だってことさ。」
とそうもう一つの情報を言うのであった....