天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「カーンルイアの関係者って...それってつまり500年前のあの厄災に関係してるってことだよね?」
とそう私は確認する。カーンルイアの関係者...それはつまり兄ちゃんについて知ってる可能性が高い人って意味だ。つまりその人と会えればお兄ちゃんについて何か知れる可能性があるってこと。とそうお兄ちゃんにつながる情報と言うことを確信してそう私が次のウェンティの答えを待っていると、
「うん、彼は500年前のカーンルイアの厄災に関係している。でも彼は厄災の内容には関係ないよ。むしろ彼は厄災を止めようとしていた側なんだ。そして、君の片割れの友人でもあったみたいだね。」
とそうウェンティは私の確認に答える。お兄ちゃんの友達...なら今お兄ちゃんが何をしてるのかを知ってる可能性も...とそう私が考えていると、
「待てよ!オイラお前たちが何を言ってるのかわかんないぞ!500年前にカーンルイアって国で厄災ってのが起きたのは分かったけどその厄災の内容も全くわかんないしなんで旅人はそれについて特に聞かずに厄災に関係してるかどうかを聞くんだ!このままじゃオイラだけ置いてけぼりだぞ!」
と会話について行けていないパイモンがそう言う。しかし私は、
「ごめんパイモン。後で説明するから今はウェンティと話させて。」
とそう言いながらウェンティをまっすぐ見つめる。この世界の旅の終点はお兄ちゃんと合流すること。そこからテイワットから出るにしろこの世界に永住するにしろまずはお兄ちゃんを見つけないと話にならない。そしてウェンティはお兄ちゃんについて知っている可能性が高い人物が今どこにいるかも知ってる。ならそれを聞き出さないと。とそう私が考えていると、
「旅人、その人物が今どこにいるのか聞こうとしてるみたいだけど僕は教える気はないよ。それに言ったでしょう?そのうち必ず会えるって。多分君が普通に旅をしててもあっちの方から接触してくるはずだ。質問とかはその時にするといい。もちろん彼が答える保証はないけど多分ある程度のことは答えてくれるはずだよ。彼は聞かれたことには大体答えるやつだし。」
とそう私の心を見透かしたようにそう言ってくる。必ず接触してくるか...となるとその人物は既に私のことを知ってるってことだよね。もちろん噂を聞いた会いに来る可能性もあるけどウェンティの言う通りの人物なら私を知っていても不思議じゃないし。とそう私は考えた後、
「そう。じゃあこれだけは聞かせて。その人はお兄ちゃんが今何をしてるのか知ってるの?」
とそう質問する。これだけは確定させておきたい...その人が教えてくれるにしろしてくれないにしろそれを知っているのと知らないとではまったく違うから。とそう私が考えていると、
「知ってるはずだよ。彼はたまに未来を知っているような発言をしていることがあったし、500年前も各陣営の情報を出揃った時には既に大方集め終わっていた。そんな彼がかつての友人について調べていないだなんて考えられないからね。」
とそう答える。するとそこまでの会話を聞いていたパイモンが、
「...全然話に追いつけてないんだけどとにかくその吟遊野郎が言うその警戒するべきやつは旅人の片割れの情報を持っててかつそのカーンルイアって言う500年前に滅んだ国にいたやつ...ってことでいいんだよな?」
とそう今までの話をそう軽くまとめてくれる。その人物が今テイワットのどこかにいる...誰かはわからないけど会うことができたなら必ず気づかないと。もしかしたらお兄ちゃんが今どの辺にいるのかも知ってる人かもしれない。と私がそう考えていると、
「うん、そんな感じだよ。とは言え喋れるのはこのあたりまでかな。これ以上話しちゃうと彼と次会った時にお酒を奢ってもらえなくなっちゃいそうだし。」
とそうウェンティはいつもの様子に戻りながら言う。ウェンティに聞けるのはここまでみたい...でもウェンティが教えてくれたこの情報はとても重要なものだ。絶対に忘れておかないようにしないと。とそこまで考えた後私は、
「ウェンティ、教えてくれてありがとう。このことはちゃんと覚えておくね。」
と言った後ウェンティから背を向けて歩き始める。ここまで知れたなら充分だ。これからは7神に会うのはそのままにウェンティが言っているその人物も探さないと。むしろお兄ちゃんにつながる情報はその人物の方が詳しい可能性もある。そうとなれば龍災が解決したモンドは今はもういる理由はない。次の国、岩神が統治してるって言う璃月にいかないと。とそのようなことを考えながら私は少し歩く速度を速めながら歩いていく。その私の様子にパイモンは、
「もう行くのかよ!?ちょっと待ってくれよ旅人〜!吟遊野郎もまたな〜!」
とそう急いでウェンティに別れを告げながら私の横まで来る。そして私たちの背中に向けてウェンティは最後に、
「どういたしまして。君たちの旅路が楽しいものであると僕は祈っておくよ。」
とそう言ってくるのが聞こえてくるのであった...