天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「あはは〜。ごめんごめん。」
あれから数分後、地面から引き上げられたアストルフォさんは泥まみれのままそのように謝っている。はぁ... 疲れた...とそのようなことを私が考えていると、
「まったく、私を働きさせるなんて...これはモラを貰わないと納得できませんわ!」
とそのようなことを言いながら手伝ってくれた小さい女の子が近づいてくる。その女の子の様子にニィロウちゃんが、
「まぁまぁドリー落ち着いて。私の今の手持ちから少しはあげるからさ?」
とそのようにご機嫌取りをしている。アストルフォさんが迷惑かけちゃったんだし私からも払った方がいいよね...とそのようなことを私は考えながらバックからモラを5分の1ほど出して、
「あの...少ないかもしれませんけど私からも払います。手伝ってくれてありがとうございました。」
とそうモラを差し出しながら頭を下げる。その私の行動にそのドリーと呼ばれた人は、
「うぬぅ...そう素直に謝られると責めるに責められませんわ。...モラもくださるみたいですし、ここは私もこの件は水に流しますわ。私も子供ではありませんしね。」
とそのようなことを言いながら私の差し上げたモラを受け取り、
「では私はこれにて退散しますわ。これ以上あなた方と一緒にいるとまた問題に巻き込まれそうな予感がしますの。ですが最後に自己紹介をしておきますわね。私はドリー・サングマハベイ、好きなものはモラですわ。こう見えて商人ですので次お会いする時はぜひ商談を持ってきてくださいませ。では、さらばですわ〜!」
と最後にそのようなことを言いながら去っていく。あんな小さい子なのに商人なんてやってるんだ...もしかして見た目よりずっと歳を取ってるのかな...でも商談は私だと騙されそうだしシロウさんを連れて来ないといけないよね...などとそのようなことを考えていると、
「彼女、面白そうな人だったね。次会う時は商談の時か...私には絶対向いてないな〜。」
とアストルフォさんがそのようなことを言っている。まったく、アストルフォさんは
...まぁこのくらい能天気な方が精神的にはいいのかもしれないな。などとそのようなことを私が考えていると、
「ふぅ...とりあえず合流できてよかったね。じゃあ私はグランドバザールに戻るね。実はもう少しでステージで踊りを披露しないといけないから。」
とそうニィロウちゃんが言ってくる。その言葉を聞いた私は、
「あ、舞台の予定あったんですか!?すみません、それなのに手伝ってもらって...」
とそう咄嗟に謝る。さっきは予定ないって言ってたのに..もしかして私のために嘘ついてくれてたの?とそう私が申し訳なく思っていると、
「いいのいいの。別にそこまで急いでたわけじゃないし今から行けば余裕を持って間に合うからさ。」
と笑いながらそう言ってくれる。ニィロウちゃんはそう言ってくれてるけど...申し訳ないのは変わんないよ...とそのようなことを考えていると、
「なんか私のために色々してくれたみたいだね。ありがとね、ニィロウ...だっけ?」
とそのようにアストルフォさんはお礼を言っている。そのお礼にニィロウちゃんは、
「気にしなくてい〜の。じゃ、私は舞台に行くからまたね〜。」
と言いながら去っていくのであった....