天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
—朝7時
夢の景色が続こうとする中、突然視界に光が差し込む。その光に私は思わず目を瞑り、そして次に目を開けたときには既に日が昇っていた。どうやら朝日で目が覚めたらようですね...もう少し続けをみて情報を仕入れたかったところですが仕方ないでしょう。とその様なことを考えながら立ち上がり、
「...今度はティレルさんとの初対面の時の記憶か。ティレルさんの様子からして私とは面識は全くないと考えていたがそんなことはないのですね...ティレルさんは私が思っていた以上に私が知らない重要な情報を知っているのやもしれませんね...」
とそのように一人呟く。さて、とはいえだ。また寝て続きを見る、などと言う時間は私にはない。今日はファルカのいるあの場所に行くと言う約束をしてしまいましたし、博士との契約の件もある。移動せざるおえないでしょう。フリンズに別れの言葉を言ってここからは離れるとしましょうか...と私はその様なことを考えながら灯台の方に近づく。そして上に行くための梯子を見つけ、その梯子を登って灯台の上まで行くと、
「起きたのですね。おはようございます。」
と私が灯台を登ってきたのを確認した後フリンズがその様に挨拶をしてくる。その挨拶を受けた私は、
「ええ、おはようございます。寝床を貸していただきありがとうございます。何かお礼ができれば良いのですが。」
とそう挨拶を返してその様に言う。ここで何かお願いされるにしろ、されないにしろ正直どちらでもいい。そもそもフリンズの性格からして何か頼んでくるとも少し考えにくい。ともなればこう言っておいた方が幾分印象がいいでしょうね。とその様なことを私が考えていると、
「いえいえ、ただ人もいない部屋をおひとつ貸しただけですのでおきにならさず。もし本当に恩を感じているのだとしたらそれなら次に会えた機会に取っておきます。」
とその様にフリンズは返してくる。...要するに次会う時は何か手伝ってね、っと言うことですか。まぁいいでしょう。彼と敵対するつもりもさらさらありませんし何より受けておいた方が印象がいい。印象は良くしていて損はありませんからね。とそう私は考えた後、
「わかりました。次またナドクライに来たときに何か恩返しできないかと貴方のところに訪ねてみますね。どこにいくかなどはネフェルさんあたりに聞けばよいですし。」
とそう私は返す。その私の言葉を聞いたフリンズは、
「ネフェルさん...私はあまり深く関わっていないのであまり詳しくはしりませんがなかなかの情報網を持っていると言う話は聞いています。確かに彼女なら私がどこにいてもわかるのやもしれませんね。」
とそう返す。そうか...まだ魔神任務が終わっていない時系列だからネフェルさんとの繋がりもないのか。まぁないからと言って何か困るわけでもないのですが...と私はその様なことを考えた後、
「プライバシーなどはあまり気にされないのですか?それともそれも評判からして大丈夫だと踏んでいるのでしょうか?」
とそう質問してみる。これは気になっただけなので正直答えてくれなくても構いませんが...まぁ聞いてしまいましたし答えを待ちましょうか。と軽い気持ちで私はフリンズの答えを待っていると、
「いえそう言うわけではないのですが...正直警戒する必要もないのかと思いまして。仮に私が何をしているのかを知られたとしても私には後ろめたいものはありませんからね。痛くもない腹を探られてもそう困りません。」
とそう返す。フリンズはそう言うものにはあまり手を出していないと考えていましたし大方予想通りですか。とはいえだからと言ってプライバシーまで筒抜けでも大丈夫だと言うのはあまり理解できませんが...そこはやはり人外特有のズレ的なやつでしょうか。とその様なことを私は考えた後、
「そうですか。...さて、私は聞きたいことも聞けましたしこれにて失礼しますね。改めて寝床を提供していただき感謝します。」
とそう頭を下げながら言う。その私の様子にフリンズは、
「そうですか。ではまた。次会う時を楽しみにしていますよ。」
とそう別れの挨拶をしてくる。それを聞いた私も、
「ええ、私も楽しみにしています。では、また。」
とだけ返しフリンズと別れるのであった....