天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「しかしまぁ...まさか泳ぐことになろうとは。」
とその様なことを言いながら私は濡れた服を絞る。フリンズと別れた私は海の目の前まで来た時に気づいた。氷元素の力もボートもないと言うことを。氷元素もボートもないとなれば泳ぐしかないと考え私は向こうの丘まで泳いできたのだ。そして服を絞った後私は、
「はぁ...びちょびちょですが仕方ないでしょう。とりあえずは西風騎士団の基地に向かいましょう。向かっている途中でも色々考えることはできますし。」
とそう呟いた後普通に歩き始める。あ〜嫌だ嫌だ...このままでは風邪をひいてしまいますよ。...サーヴァントに風邪とかの概念があるのかは分かりませんけども気持ち悪いのは気持ち悪いです。とは言え今から乾かす、などと言う時間は私には残されていない。不本意ではありますがこのまま行くしかないでしょう。とその様なことを考えながら私は歩いて行く。道中にはナドクライ特有の生物やギミックらしきものを多数見かけたがこれらも時間がないのでワープポイントだけ解放して進んでいった。そんなこんなで西風騎士団の基地までの距離があと300メートルと言ったところまで来た私は、
「え〜と今の時刻は...午前の9時ですか。早く行きすぎてもあれですが正午までには到着しておきたいところです。とは言え今のペースでは予定よりだいぶ早い時間で着いてしまいますね...どうしたものでしょうか。」
とその様なことを呟く。服は...多少は乾いてきていますがまだ濡れていますね。こんな時元素力があれば風や火ならすぐに乾かせるでしょうし。まぁ氷や水の場合は少し困りますが...とは言え私も神の目は手に入れれるものなら手に入れたいところです。問題は私にその資格がないのがほとんど確定しているところなのですが。私も神に選ばれたものになってみたいものですねぇ...などとその様なことを私が考えていると、何かが風を切って突進してくる様な音が聞こえてくる。この音は...まさか!?と少し間が空いた後攻撃されようとしているではないかと思い至り回避行動を取ろうとするが、
「少し反応が遅れたな。噂に聞いていたお前なら避けれると踏んでいたんだが...その様子からするに油断し切ってただろう?」
とそのような声が私の耳に届く。この声は...なるほど、そう言うことですか。とそう思考した後私は、
「それは否定しませんが...その素早さ、北風の名は伊達ではないと言うことですか。西風騎士団団長、ファルカ。」
とそう私は内心驚きながらもそう返しておく。まったく、急に来られると驚きますね。北風騎士ファルカ...西風騎士団の団長にして北風の名を受け継ぐ剣士。背中に背負う2つの大剣と大きな身長から発せされる圧は中々のものですね。怖い怖い。とは言え怖気付く必要はありません。そもそも怖気付く気もありませんが。とその様なことを私が考えていると、
「おっ、その様子からするにお前がシロウコトミネってことでいいんだな。いや〜よかったよかった。これでもしマジの旅する神父だったらどうしようかと思ってたぜ。」
とファルカそう笑いながら言っている。...いや、まぁ確かにこのタイミングで都合よく私以外の神父がいるとは考えにくいですけどね?とは言え確信がないのにその様なことをするのはあまり褒められたことでは...まぁツッコむだけまだでしょう。そんな事よりも普通に会話するとしましょう。とそう考えた後私は、
「はぁ...まぁあまり褒められた行為ではありませんがそこは追求しません。それよりわざわざ迎えにきてくれたのですか?」
とそう聞いてみる。その私の問いにファルカは、
「ん?ああ、そうだぞ。勘違いされない様に言っとくが早く酒が飲みたかったわけじゃないからな?」
とファルカは答える。....早く飲みたかったんですね。とそう内心私は考えながらも、
「そうですか。まぁ私としてはどちらでも構いません。では貴方方の案内してくれますね?」
とそうファルカに案内する様に促す。その言葉にファルカは、
「了解だ。じや、さっさと行っちまうか。」
とそう言った後歩き始める。そのファルカの様子に私は、
「...本当にお酒早く飲みたいんですね。」
と苦笑い混じりの言葉を呟きながら着いて行くのであった...