「・・・・・・ん、ここは?」
俺が目を覚ますと小さな茶色シーリングファンが2つ見えた。あたりを見回すと木彫りの壁が見える。
――ああ、そうか。
俺、ペンションに遊びに来てたんだっけ・・・・・・?
俺は黒くて長いソファーの上に寝かされたらしい。俺はソファーから、起き上がってみると瑞樹さんがいた。
「あっ、みーちゃん、よかった!
目を覚まされたんですね?!」
瑞希さんは俺の姿を認めると心配そうな顔から、にこやかに微笑んでいた。
「すみませんしーた!」
俺はソファーと机セットの間には空間があり、俺は空間の床に土下座した。
「ちょっと、やりすぎました!
・・・・・・でも、なんで明久君に意地悪してたんですか?」
「えっ、わたし、いじめてません。
むしろ、明久君のことが・・・・・・」
瑞希さんは赤い顔をして、ぽつりぽつり小さな声で語っている。
――ああ、これ両想いなんか!
なるほど。
「うんうん。
青春ですなー」
『瑞樹~!』
――あ、姉貴?!
姉貴はごごごごっていう効果音が、聞こえそうなくらい怖い顔をしながら、彼女がやってきた。
「あんた、また手が付けられないほど、暴れたんだって」
「うっ、ごめんって!」
「ごめんで済んだら、警察はいらないのよ」
姉貴はそういうと襲い掛かってきた。
「・・・・・・あれ?
何が起きた?」
俺は気がつくと暗くて狭い空間にいた。状況を把握しようと周りを見回そうとしたが、ごろりと倒れこんだ。
――なんだ、縛られてる?
俺は体を動かしてみてもうまく体が動かせない。よく体を見るとなわのロープで縛られているようだ。
『ちょっ、これ何?』
「あら、瑞樹、起きたの~?」
「姉貴!」
俺はぐぐぐと顔をあげて、なんとか上を見ると椅子の上に姉貴の顔があった。
――もしかして、この作り車??
トランクの中なのか??
「そのまま、家までそこで反省しなさい」
――そうだな、反省しないとな。
ピンポーン
――ん、Lineの音か?
俺は音の方が見てみると近くに俺のスマホが落ちていた。姉貴が置いてくれたのだろうか?
――Line、誰からだ?
俺はロープから無理やり腕をだし、動かない手でスマホを触った。
「あっ!」
Lineの相手は明久君だった。知り合いになった時にlineの交換をしたんだった。
――えっと、Lineの内容は・・・・・・。
「へえ」
Lineに添付された写真は俺や姉貴、月夜に天理さん。あとは明久君たちが写っている。
水着に着替える前にみんなで撮ったんだったな。
「いい表情だな、明久君たち」
俺は写真を保存した。
長々とお読みくださり、ありがとうございました。