月光に祈りを捧げて 作:LoL二次増えて♡
エデン条約を巡る激動が過ぎ去り、平穏を取り戻しつつあるトリニティ総合学園
そんなトリニティを象徴する建物のひとつである大聖堂の一角にある小さな礼拝堂で、静かに祈りを捧げるひとりの少女の姿があった
月の光を溶かし込んだかのような艶やかな長い銀色の髪の、物静かな印象の少女だ
黒い修道服を思わせるような制服のスカートには、月の満ち欠けを表すような銀色の刺繍が施されている
しかし何より目を引くのはそんな彼女の傍らに置かれているスナイパーライフルだろう
純白とロイヤルブルーを基調とした落ち着いた色合いのその銃は既製品の銃とは違う、まるで希少なヴィンテージ品のような古めかしさを感じさせるデザインをしており
また、銃全体に緻密に施された美しい金色の装飾やレリーフは、彼女が纏うどこか神秘的な印象をさらに強くする物であった
そんな彼女が礼拝堂の小さな窓から差し込む朝日に照らされながら祭壇の前で膝を付き、手を組み祈りを捧げる姿は美しく、それと同時にとても荘厳で
仮に絵画や写真を趣味とする生徒がこの光景を見たのであれば、自分がペンとスケッチブックを、あるいはカメラを持ち歩いていなかった事を後悔するであろう程に幻想的な光景だった
彼女は一言も発さず、身じろぎひとつすらせずに祈り続ける、そして30分程経っただろうか、その閉じられた瞳がゆっくりと開かれる
その瞼に隠されていた瞳は、静かな湖面を思わせる深い紫色をしており、しかしその奥には強い光が宿っていた
「ここにいらっしゃったのですね、セレナさん」
小礼拝堂の入り口から、優し気な声が響く
シスターフッドのリーダー、歌住サクラコである
セレナと呼ばれた少女は、ゆっくりと立ち上がり、軽く膝を払うとサクラコへと向き直る
「おはようございます、セレナさん。そろそろ朝の礼拝の時間ですよ」
それを聞いたセレナは、少しの間を置いて、こくり。と頷く
「ふふふ・・・、セレナさんは毎日このような時間からたったひとりで祈りを捧げられて・・・
あなたのその主への祈りと信仰心の深さは、私たちシスターフッドの誇りです」
セレナは再びこくり。と頷くがその瞳には先ほどとは少し違う、どこか嬉しそうな雰囲気が感じられた
「それでは大礼拝堂でお待ちしていますねセレナさん、今日も祝福があらんことを」
そう言ってサクラコは小礼拝堂を後にする
それを見届けたセレナは、最後にもう一度祭壇へ向かって軽く祈りを捧げるとスナイパーライフルを背に掲げ、大礼拝堂へと歩みを進めていった
トリニティ総合学園2年生、シスターフッド所属、月代(つきしろ)セレナ
これは、「沈黙の祈り手」と呼ばれる彼女が「トリニティの聖女」になるまでを綴った正典(カノン)である
氏名 月代 セレナ
所属 トリニティ総合学園
部活 シスターフッド
学年 2年生(16歳)
役割 STRIKER
ポジション BACK
攻撃タイプ 神秘
防御タイプ 軽装備
「トリニティ総合学園2年、シスターフッド、月代セレナです・・・
・・・主の御言葉は、この弾丸と共に。先生にも、月の導きがあらんことを。」
モデルは某200年の彼