懐かしいな。スイカ割りのこと思い出してしまった。
「私のことも思い出して下さい、神様。」
目の前にいたのは、「海の国」の仲川敏江だった。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、『配の国』。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。俺のことを仲間は、仮の名の「五十嵐」と呼ぶことが多い。
俺には聞こえる。殺してくれ、と。
どこの次元でも聞こえている。
跳んで来たのは・・・海岸。
懐かしいな。スイカ割りのこと思い出してしまった。
「私のことも思い出して下さい、神様。」
目の前にいたのは、「海の国」の仲川敏江だった。
もう驚かない。
「仲川さんもスカウトされたの?次元管理局に。」
「はい。次元が膨張して今は止める手段がない。取り敢えず、悪事がる次元を『調整』しなくてはいけない、と。神様が関わったオンナは、少なからず何らかの能力を持っている。だから、万華鏡を助けてやってくれないか?『内助の功』で、と。あれから15年後の私です。若くない『側室』でもいいですか?神様。」
「分かった分かった。だが、『神様』だけは止めてくれ、誤解される。加賀見って呼んでくれ。」
「加賀見・・・さん。承知しました。」
「で、この次元でも妙なことが?」
「この国でも政権交代がありました。でも、和泉は悪政を敷いた石亀政権の継承でした。国のトップ宗祇曹祭を決める曹祭選挙候補者5人の内、4人が暗殺されたんです、マスコミは『不慮の事故』が続いたと言っています。おかしいなと思いタイムリープして確認しました。私はまだタイムリープしかできません。助けて下さい、神様・・・加賀見様。」
「仲川さん。」
「敏江と呼んで下さい。『まだ』1回しか貴方と寝たことがないけれど。子供は交通事故で亡くなりました。貴方しか生きがいがありません。」
「暗殺場所に案内してくれ。」
1番目の立候補者星野塩蔵の自動車が高速道路を端っている。後方からトラックが追突してきた。
俺は、トラックを『透過』させた。
2番目の立候補者辰巳圭吾朗は、自宅のプールでの泳ぎだした。
突然、下から銛が跳んで来た。
俺は、銛をプールの外に導き、水中銃を撃った者の足を痙攣させた。
3番目の立候補者沖野慶子は、ランニング中にクマに襲われた。
俺は、クマの耳にラジオ付きヘッドホンを被せた。
4番目の立候補者茅野圭祐は、街頭演説中、狙撃された。
何が『不慮の事故』だ。猟銃じゃないか。
俺は、猟銃を暴発させ、ヒットマンは怪我をした。
知母は救急車を呼ばせた。
曹祭選挙当日。和泉は憮然としていた。
相殺選挙の結果、そして1週間後の『首班指名選挙』も結果で茅野が当選した。
茅野は、控え室に戻って、「万華鏡さん。約束通り、4人で力を合わせて立て直して行きます。もし、4人の内誰かが暴走したら?」と俺に言ってきた。
「その時は、消しゴムで消すよ。」
その日の夜。
敏江も激しかった。
「いつも正体を明かすの、進さん。」
「相手によるよ。時々、南極ボケをかます。」
聞いて無かったのか、また上に乗ってきた。
「側室でもお妾さんでもいい。私には、貴方だけ。」
「いや!!!!!!!」
敏江は、跳んだ。数分前から腕時計が光っていた。
止揚のジェラシーか?
局長の判断か?
俺のはまだ光っていない。
もう一寝入りするか。
敵が、何故この政権交代に拘るのか、それが次元の暴走に関係あるかも知れない、と思いながら、眠った。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
敏江は感謝してくれていた。あまり殺しの場面をみたくないのは、ミカと同じか。
―完―