次元管理局の分室。
局長の梅子と力石の案内で、本部に移動した。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、???
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。俺のことを仲間は、仮の名の「五十嵐」と呼ぶことが多い。
俺には聞こえる。殺してくれ、と。
どこの次元でも聞こえている。
跳んで来たのは・・・『水の国』か。
次元管理局の分室。
局長の梅子と力石の案内で、本部に移動した。
どうやら通路は、タダの通路ではないようだ。
そこには、局次長の止揚が、そして、万華鏡の女達がいた。
ミカ、良子、ミミー、プリンセス・エコ、神谷響子、仲川敏江、阪田尭世、蔵前悦子、香川俊子、数子、ナオ、みちる、白田たか子、ジョディー、律子がいた。
え?10人じゃない。
「細かいことを気にするな、五十嵐。お前は所謂『介コマし』だから、私とも寝たんだぞ。」と局長の愛子が言った。
「局長以外は、『愛のひととき』を思い出したようだから、五十嵐。作戦会議だ。」
力石の一言で皆、静まり返った。
「『次元管理局』の次元移送装置DWPは、以前、私と共同開発をした、桃井桃子によって盗まれ、過去のどこかの次元に逃げられた。五十嵐と接近遭遇したのは、五十嵐のクローンだ。所謂ドッペルゲンガーではない。そっくりさんでも、誰かの変装でもない。『次元の調整をする』と、お前に言ったのは、『時間管理局』の特殊任務だからだ。万華鏡Aのオリジナルのお前ほどの『介コマし』能力はないが、タイムリープと次元移動は得意だ。万華鏡Bの任務は、桃子の居場所、詰まりは、もう1つのDWPのある次元を見つけ出すことだったが、成功した。場所は、『戦の国』の次元だ。」と管理官は言った。
俺は、『管理官とも寝た』という情報にも驚いたが、もう一人の俺や、敵の位置が判明したことも驚いた。
「管理官。ひょっとしたら、敵のオンナ刺客達は・・・。」
「ああ。クローンだろうな。娘の桜子の。それから、『第三の敵』とも遭遇する可能性を忘れるな。五十嵐、敵の刺客の一人が『異星人』と口走ったんだろう?」
「はい。」
「あの時、『2つ巴』に飛び込んだのは正解だった。あれは、私の技術でも、桃子の技術でもない。あれが『3つ巴』になる時、その次元は消滅する。変な地震は、巴が出現する時に起こる。」
「何故、それを?あ、万華鏡Bが?」
「うむ。下手をすると、全ての次元を支配下に置かれるかも知れない。桃子に遭ったら、そう言え。桃子はユートピアに憧れていた。そして、全ての次元で実験をしていた。桃子の祖先は、五十嵐が遭ったヨー・ヒキだ。ヨー・ヒキの支配する世界を作りたかったんだ。」
俺達は、真新しい次元移送装置で、全員一緒に跳んだ。『戦の国』へ。
『戦の国』は、文字通り、戦場。いや、地獄だった。
草木は枯れ、地上には、誰もいない。
力石の提案で、人家または家屋を探すことになった。
―つづくー
※「異次元の殺し屋・万華鏡」は150話完結です。
お楽しみ下さい。
クライングフリーマン