2人1組で捜索をし。30分位して、皆からテレパシーで通信が入った。
自分の脳と腕時計が一番の武器だ。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、『戦の国』
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。俺のことを仲間は、仮の名の「五十嵐」と呼ぶことが多い。
俺達は、真新しい次元移送装置で、全員一緒に跳んだのだったが・・・。
怪しげな集団が跳梁跋扈している。
迂闊に歩き回れない。
そこで、力石の提案で、人家または家屋を探すことになった。
最早、猶予はない。
2人1組で捜索をし。30分位して、皆からテレパシーで通信が入った。
自分の脳と腕時計が一番の武器だ。
無論、サバイバルリュックにある程度のモノは入っている。
「4時の方向に、この町の残骸を発見。」と言ったのは、ミカだった。
「9時の方向に、自家発電で動くビルを発見。」と言ったのは局次長の止揚だった。
「1時の方向に、刻会図書館を発見。」と言ったのはミミーだった。
「一旦、皆、図書館に跳べ!!」と局長の梅子が言った。
刻会図書館。
臨時の作戦室になった。
「資料によると、何者かの工作で、悪政を敷いていた政権の続行が決まった。ところが、2ヶ月前。この国は隣国のものになり、植民地化された。」
ミカに続いて、響子が「この国固有の建物は、次々と取り壊された・・・酷い。」と言った。
「核領、刻会議員は次々と公開処刑された、あり得るわね。」と敏江が言った。
「あのビルは、恐らくステルスだったんだろう。そして、隣国の組織が国を乗っ取った。」
「それは、分かりますが、何故、桃子は街を破壊し始めたんです?」
「そんな予定は無かった。」現れたのは、敵側のボスである桃子と、配下のオンナだった。桃子はよろけた。襲われたのだろう。
「縊死場と赤富士時子の怨念を、次元増幅に変えてくれた異星人は、結局味方では無かった。怨念のパワーで、この国にも、どの国にも隣国の植民地に変えて行くことが出来た。だが、番狂わせがあった。異星人は、お前達の干渉を計算出来なかった。罰として、1番ユートピアに近い、この次元の世界を『動物園化』し始めた。折角増やした次元を、今度は破壊し始めた。全ては、ゲームだったんだ。次元移送装置DWPは、占拠され、宇宙から続々軍隊がやってくる。結局、1番愚かだったのは、私だった。ハニトラで言いなりになった議員達じゃない。助けてくれ、万華鏡。助けてくれ、次元管理局、助けてくれ、愛子―。」
桃子は気を失った。
「まさか、信じる気じゃないだろうな、いが・・・万華鏡。」と、梅子が言い、「お前は人が良すぎる!!」と、止揚が俺をぶった。
「私も、そう思う、シン兄さん。」とナオが言い、「セックスは上手いけどね。」と、ミミーが言い、「そうそう。」と、ミカが同調した。
「力石さん、反対しても、私は『神様』に従います。」とエコが言い、「依存のある人は手を挙げて!」と敏江が言った。
「多数決で決まりね。」とジョディーが言うと、皆が笑った。
「五十嵐さん。元看護師組は、この人を介抱するわ。行ってらっしゃい。」敏江は言った。
「多数決はいいが、五十嵐は、いつリーダーになったんだ?」と力石が笑った。
「お前達の残りのクローンは?」と、連れて来たオンナに梅子は尋ねた。
「刻会議事堂の地下に避難しています。」
―つづくー
※「異次元の殺し屋・万華鏡」は150話完結です。
最後までお楽しみ下さい。
クライングフリーマン