異次元の殺し屋   作:クライングフリーマン

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【前回までの粗筋】
俺達は、真新しい次元移送装置で、全員一緒に跳んだ。
『戦の国』は、文字通り、戦場。いや、地獄だった。
草木は枯れ、地上には、この国の民は誰もいない。
怪しげな集団が跳梁跋扈している。
迂闊に歩き回れない。
そこで、力石の提案で、人家または家屋を探すことになった。
集団を避けながら探索の末、探し出した、刻会図書館で作戦会議をしていると、敵側のボス桃子が部下のオンナと共に現れた。
桃子は異星人に裏切られ、深手を負っていた。

最早、猶予はない。



149.【煉獄(purgatory)】2

 

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

ここは、『戦の国』

俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。俺のことを仲間は、仮の名の「五十嵐」と呼ぶことが多い。

【前回までの粗筋】

俺達は、真新しい次元移送装置で、全員一緒に跳んだ。

『戦の国』は、文字通り、戦場。いや、地獄だった。

草木は枯れ、地上には、この国の民は誰もいない。

怪しげな集団が跳梁跋扈している。

迂闊に歩き回れない。

そこで、力石の提案で、人家または家屋を探すことになった。

集団を避けながら探索の末、探し出した、刻会図書館で作戦会議をしていると、敵側のボス桃子が部下のオンナと共に現れた。

桃子は異星人に裏切られ、深手を負っていた。

 

最早、猶予はない。

敵側のクローン達を局長梅子に任せ、俺と力石は、自家発電で稼働しているビルに、俺のオンナ達と共に跳んだ。

 

怨念を増幅する為に捕えられた、件の2人がコールドスリープしているに違いないケースを前に俺達が驚いていると、後ろから声がした。

どう見ても地球人だが、着ぐるみかも知れない。とにかく異星人だろう。

「なかなか面白いゲームだったよ。この星は次元ごと、我々母星のものにする。色んな歴史が同時に進行する星の群。我々の星では考えにくい現象だ。少しずつ違うが、似たような歴史を作る。お互いに存在を知らず、生活を営んでいる。1つの次元に何億いようと、次元の数だけかけ算した人口だと知らずにね。だから、次元を増やしてみた。減らしてみた。実に面白い。それぞれの地球を、この2人の【憎悪パワー】で狂わせてみたら、見事に軌道が変わって行った。未来から来たとか言う連中の後押しをしながら、楽しませて貰ったよ。母星の本隊が来るまでね。」

 

「お前、どこで地球の言葉を習った?どの次元の小学校かな?」と俺は言ってやった。

「何をー。」

「今、言ったよね、『何をー』って。」と俺が仲間に問うと、『下品ですわ。』と、エコが言った。

「遅れてるわよね。」と、俊子が言い、「遅れてる。」と律子が言った。

「いいことを1つ教えてやろう。地球ではな、どの次元でも『何をー』って言った奴が負けなんだよ。」

異星人は絶句した。

 

俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

 

いよいよ、最終局面がやってきた。

 

俺達は、目を見交わすこともなく、テレパシーで交信する訳でもなく、四方八方から念波を送り、異星人は倒れた。合流念力は強かった。

異星人の正体は、『ロドトルラ』という酵母菌に似ていた。

力石は言った。「漂白剤が要るな。」

 

―つづくー

 

※「異次元の殺し屋・万華鏡」は150話完結です。

最後までお楽しみ下さい。

クライングフリーマン

 

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