異次元の殺し屋   作:クライングフリーマン

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跳んで来たのは、国家議事堂だった。
俺は、傍聴席にいた。
いた。一発で分かった。新家というのか、この次元では。居眠りをしている。
議長が何やら、返答を求める為に呼び出しをした。
周りの者達が慌てて起こし、呼び出しの内容(質問の内容)を教える。
どこの次元でも、ダメな国のトップが国民の意思とは真逆のことを言い、行っている。
俺は腕時計を握って、タイプリープをしてみた。



50.【辛辣(bitterness】

 

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

ここは、『辛の国』。

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

 

俺には聞こえる。殺してくれ、と。

どこの次元でも聞こえている。

 

跳んで来たのは、国家議事堂だった。

俺は、傍聴席にいた。

いた。一発で分かった。新家というのか、この次元では。居眠りをしている。

議長が何やら、返答を求める為に呼び出しをした。

周りの者達が慌てて起こし、呼び出しの内容(質問の内容)を教える。

どこの次元でも、ダメな国のトップが国民の意思とは真逆のことを言い、行っている。

俺は腕時計を握って、タイプリープをしてみた。

 

いた。どこかの宴会場だ。後援会主催という文字を見かけた。

眠い訳だ。後援会なら、本人に恥をかかさないようにするべきなのに。

あ。アルコールだけじゃ無かったか、やはり。

 

俺は、アルコールに『混ぜ物』をした『愛務省』の『事務員』を見付け、撮影をし、またタイムリープした。

有名な週刊誌「zバーン」だ。zに何か意味があるのかな?

受付けを通り、デスクを呼び出して貰った。

「こういう写真って、謝礼金貰えるって聞いたんですけど。新家さんと映っている人、こっちでは何か薬入れてますよね。」

デスクは、財布の中の札を全て出し、俺に渡した。

そして、口外しないという、簡単な誓約書にサインさせられ、これから会議だから、と追い返された。

 

翌日。世間では大騒ぎになった。

よりによって、総民大臣が、側近の者と飲み、遊び、そしてクスリを盛られている。

野党議員の追求に、新家は頽れ、救急車が呼ばれた。

当面、入院することになった新家は、秘書に「9月2日は行く」と伝えた。

 

9月2日。

また、世間は大騒ぎになった。1年間行方不明になっていた「元総民大臣」が式典に現れたのだ。

新家は、受付けで追い返された。

 

式典会場を後にした新家に、俺は1年前の新聞と今日の新聞を渡してやった。

 

俺は言った。「眠りすぎだよ、1年は。」

1年の間に失踪届は受理され、総民大臣は代行していた副大臣が総代選挙前倒しで新たに決定、新家は自動的に議員辞職扱いになっていた。

「時間は大事だよ、金よりね。」

 

さて、次の世界に跳ぶか。先生の言った通り、「自然現象」だけでなく、自分の意思でも跳べるようになった。

 

新家は俺に飛びかかったから、自分で跳ぶ必要もあった。

 

今頃、空気を掴んでいるだろう。

 

―完―

 




俺は、アルコールに『混ぜ物』をした『愛務省』の『事務員』を見付け、撮影をし、またタイムリープした。
有名な週刊誌「zバーン」だ。zに何か意味があるのかな?
受付けを通り、デスクを呼び出して貰った。
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