凄い人だ。長いデモが総合議事堂の前から続くまで来ていた。
議事堂の前までデモが到着すると、警備していた警備員・SPが、さっと退いた。
議事堂の中で様子を見ていた議員達は、「そんな馬鹿な!!」と叫んだ。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、『反の国』。
俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
俺には聞こえる。殺してくれ、と。
どこの次元でも聞こえている。
跳んで来たのは、デモ?
凄い人だ。長いデモが総合議事堂の前から続くまで来ていた。
議事堂の前までデモが到着すると、警備していた警備員・SPが、さっと退いた。
議事堂の中で様子を見ていた議員達は、「そんな馬鹿な!!」と叫んだ。
この国のTVのヘリは、この様子を撮影に来ていたが、放送はしなかった。
だが、外国のメディアのヘリは大々的にSNSで放送していた。
会議そっちのけでスマホを弄っていた議員は声を上げた。
そして、デモの人々は議事堂に侵入した。
内行統合代臣官邸前。
ここでも珍現象が見られた。
デモの人々が到着すると、警備していた自衛隊隊員が道を空けたので、人々は内部に易々と侵入した。
総合議員会館前。
内部まで入って来たデモ隊に、職員達は、悲鳴を上げた。どの職員も仕事が困難になった。
そして、どの省の『金庫』も壊された。
どの地域のデモ隊も無言だった。
この国の税金党を扱う『生産省』。
職員達が必死で守る為に、場所が特定されてしまった。
隣国草の国が、『野蛮な国』と評価した。
俺は、違和感の理由がやっと分かった。
確かに、この次元では、他の次元より事態が悪化していた。
元の次元で、昔習った『現安門事件』に似ている。
何故、無言なのか?シュプレヒコールをするとばれる恐れがあるから万全を期したのだ。
詰まり、内行統合代臣は議事堂にも官邸にも私邸にもいない。
悪化しているのは事実だ。
内行統合代臣は、最後の手段に出たのだ。詰まり、辞めたくない統合は、隣国の力で「偽のクーデター」を演出したのだ。
どの次元のヤツも姑息だ。
デモ隊の何人かの思念を追って、彼が国営放送MIKにいることを突き止めた俺は、彼らが話している部屋にカメラを置き、近くに飛んでいる外国のヘリに「中継」した。
MIK特別会議室。
「ここまでやらなくてもいいじゃないか。まるで我が国の民族そのものが野蛮みたいだ。」と言った、観望副長官は、統合の石観により射殺された。
「お友達以外は敵だ。草の国様に逆らうヤツは、みんな敵だ。」
翌日。全てが明るみになった。それは、俺が防弾チョッキを渡した、観望副長官速水の仕事だった。
速水は、次期統合候補の一人だった。
前日、「念の為、一筆書いて貰えるかな?」俺は、速水を試した。
政治家は嘘つきが多い。だが、緊急事態だ。このままでは隣国の思惑通り「クーデター鎮圧」という名目で戦争が始まってしまう。
「しかし、私一人の命が助かることで、事態が収まるのですか?」
「手は打ってあるよ。」
彼を歓迎したのは、国民だけでは無かった。
無理矢理遠ざけられていた同盟国も、隣国を許せない、他の国も彼を歓迎した。
彼が死ぬ「演技」をした後、悪党達は、べらべらと世界中継で「自白」したから。
後は、アンタ次第だ。
じゃ、行くか。
俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
―完―
※作者より、お知らせ。
この作品のモデルになっている、国のトップが『辞意表明』をしたようですが、『第二部』突入まで、このスタイルで著述致します。ご了承下さい。
クライングフリーマン
確かに、この次元では、他の次元より事態が悪化していた。
元の次元で、昔習った『現安門事件』に似ている。
何故、無言なのか?シュプレヒコールをするとばれる恐れがあるから万全を期したのだ。