異次元の殺し屋   作:クライングフリーマン

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跳んで来たのは、デモ?
凄い人だ。長いデモが総合議事堂の前から続くまで来ていた。
議事堂の前までデモが到着すると、警備していた警備員・SPが、さっと退いた。
議事堂の中で様子を見ていた議員達は、「そんな馬鹿な!!」と叫んだ。



63.【裏切り(betrayal)】

 

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

ここは、『反の国』。

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

 

俺には聞こえる。殺してくれ、と。

どこの次元でも聞こえている。

 

跳んで来たのは、デモ?

凄い人だ。長いデモが総合議事堂の前から続くまで来ていた。

議事堂の前までデモが到着すると、警備していた警備員・SPが、さっと退いた。

議事堂の中で様子を見ていた議員達は、「そんな馬鹿な!!」と叫んだ。

この国のTVのヘリは、この様子を撮影に来ていたが、放送はしなかった。

だが、外国のメディアのヘリは大々的にSNSで放送していた。

会議そっちのけでスマホを弄っていた議員は声を上げた。

そして、デモの人々は議事堂に侵入した。

 

内行統合代臣官邸前。

ここでも珍現象が見られた。

デモの人々が到着すると、警備していた自衛隊隊員が道を空けたので、人々は内部に易々と侵入した。

 

総合議員会館前。

内部まで入って来たデモ隊に、職員達は、悲鳴を上げた。どの職員も仕事が困難になった。

そして、どの省の『金庫』も壊された。

どの地域のデモ隊も無言だった。

 

この国の税金党を扱う『生産省』。

職員達が必死で守る為に、場所が特定されてしまった。

 

隣国草の国が、『野蛮な国』と評価した。

 

俺は、違和感の理由がやっと分かった。

確かに、この次元では、他の次元より事態が悪化していた。

元の次元で、昔習った『現安門事件』に似ている。

何故、無言なのか?シュプレヒコールをするとばれる恐れがあるから万全を期したのだ。

 

詰まり、内行統合代臣は議事堂にも官邸にも私邸にもいない。

悪化しているのは事実だ。

内行統合代臣は、最後の手段に出たのだ。詰まり、辞めたくない統合は、隣国の力で「偽のクーデター」を演出したのだ。

 

どの次元のヤツも姑息だ。

デモ隊の何人かの思念を追って、彼が国営放送MIKにいることを突き止めた俺は、彼らが話している部屋にカメラを置き、近くに飛んでいる外国のヘリに「中継」した。

 

MIK特別会議室。

「ここまでやらなくてもいいじゃないか。まるで我が国の民族そのものが野蛮みたいだ。」と言った、観望副長官は、統合の石観により射殺された。

「お友達以外は敵だ。草の国様に逆らうヤツは、みんな敵だ。」

 

翌日。全てが明るみになった。それは、俺が防弾チョッキを渡した、観望副長官速水の仕事だった。

 

速水は、次期統合候補の一人だった。

前日、「念の為、一筆書いて貰えるかな?」俺は、速水を試した。

政治家は嘘つきが多い。だが、緊急事態だ。このままでは隣国の思惑通り「クーデター鎮圧」という名目で戦争が始まってしまう。

「しかし、私一人の命が助かることで、事態が収まるのですか?」

「手は打ってあるよ。」

 

彼を歓迎したのは、国民だけでは無かった。

無理矢理遠ざけられていた同盟国も、隣国を許せない、他の国も彼を歓迎した。

彼が死ぬ「演技」をした後、悪党達は、べらべらと世界中継で「自白」したから。

 

後は、アンタ次第だ。

じゃ、行くか。

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

 

―完―

 

※作者より、お知らせ。

この作品のモデルになっている、国のトップが『辞意表明』をしたようですが、『第二部』突入まで、このスタイルで著述致します。ご了承下さい。

クライングフリーマン

 




確かに、この次元では、他の次元より事態が悪化していた。
元の次元で、昔習った『現安門事件』に似ている。
何故、無言なのか?シュプレヒコールをするとばれる恐れがあるから万全を期したのだ。

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