異次元の殺し屋   作:クライングフリーマン

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81.【権利と義務(rights and obligations)】

 

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

ここは、『儀の国』。

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

 

俺には聞こえる。殺してくれ、と。

どこの次元でも聞こえている。

 

跳んで来たのは・・・クーデターの、ど真ん中だった。

危ないなあ、と思っていたら、カップルに脇に連れて行かれた。

3人で少し歩くと、元ネットカフェだったらしき場所に着いた。

南極ぼけは無理があるだろうと思い、2人に「記憶喪失」を装った。

「いい?ここは、『儀の国』。隣国の『開かん国』の自治区に成り下がった。そして、移民が爆発的に増えた。『開かん国』のスパイが校正省に大勢いて、また流行病ウルルスを流行らせれば、人口調整出来ると考えた。で、国民に「タダだから」とヴァクチンを打たせて行こうと考えた。ところが、スパイの一人が、政府の高齢者議員に打ってしまった。以前のウルルスは、議員は打ってないだろうと揶揄された結果だ。国民へのパフォーマンスとして。翌日、政府の高齢者議員は全員昇天。国民に打たせようといたのが『毒』だとばれてしまった。」

「そこでクーデターになった。元々の『儀の国』も、帰国させろと言われていた移民も一緒になった。『儀の国』は、『お人好し』でだまし易かった。だから、移民の分まで税を納めていた。内政外政ともに『やり過ぎ公儀』に満足出来なくなった若者達に外国人達も目覚めて合流した。『開かん国』の軍隊が平定に、どんどん上陸した。でも、どこでも負けて敗退。オジサン、『三人寄れば文殊の知恵』って知ってるよね?」

「ああ。一人だと偏りがちな考え方も色んな考え方を持ち寄れば打破出来るって教えだよね。」

「決まったな。」

男性の方が、ウォーキートーキーで、どこかに連絡を執っていた。

そうか。ケータイ・スマホは盗聴されるか。

10人のグループ代表が集まった。

「この人が、俺達のリーダーだ。」と、カップルの男性が皆に俺を紹介した。

「おいおい、勝手に・・・。」

「予言があったんだ。東南の方角からいきなり現れた中年男性が皆を導く、って。」

「マジ?」

皆は頷いた。

ええい。乗りかかった船だ。船長やるよ。

 

「ここが、旧国会疑似堂。やつら、この地下にシェルターを作ってある。」

「よし、そこを攻めよう。そして、皆殺しだ。」意気盛んな若者が言う。

「待て。それじゃ、世界に明るみに出ない。トラップを仕掛けて、世界に中継して、恥をかかせるんだ。新しい国を作って、世界に認めて貰うんだ。ところで、皇室は?」

「『開かん国』に連れて行かれ、惨殺されたらしい。」

 

作戦は、短い時間に終った。

今度は、彼ら同士で闘うかと思いきや、あっと言う間に『共和国』が出来た。

新しい国名は『新儀の国』。『開かん国』とは、国交断絶。

国防軍は、どの地域からも『開かん国』に砲を向けた。

共和国の総帥は坂本凌駕公総帥、妻の『鶴』がトップレディになった。

出自が『儀の国』民でも他国民でも、働いた分の賃金を貰い、『歳出歳入』省は、常に内容を外国に向けて明らかにした。

外国は、クーデターの詳細を知り、国交を求めて来た。

 

何か、ゲームみたいな展開だが、まあ、いいだろう。

 

俺が、立ち去ろうとした時、俺の肩を叩く者がいた。

「ところで、あんたの名前は?」

 

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

そう名乗ると、鶴は、傅いた。

「やっぱり、神様だ。お社作ります。」

 

俺、狐になるの?

 

俺は、笑いながら腕時計を弄って、次の世界に跳んだ。

 

―完―

 

 

 

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