異次元の殺し屋   作:クライングフリーマン

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跳んで来たのは・・・殺人の、ど真ん中だった。
その部屋は、『新総裁選挙』のただ中だった。
投票結果、前総裁の票は1票だった。
怒りに狂った、前総裁は、対立候補を全員、刺し殺した。
「俺は悪く無い・・・。」



82.【閉じた世界(closed world)】

 

======== この物語はあくまでもフィクションです =========

ここは、『塞の国』。

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

 

俺には聞こえる。殺してくれ、と。

どこの次元でも聞こえている。

 

跳んで来たのは・・・殺人の、ど真ん中だった。

その部屋は、『新総裁選挙』のただ中だった。

投票結果、前総裁の票は1票だった。

怒りに狂った、前総裁は、対立候補を全員、刺し殺した。

「俺は悪く無い・・・。」

 

時間軸を少し戻して、街中に出た。

ミサイルが撃ち込まれた後が、あちこちにあった。

デジャブ?前の次元に似ているな。

ジープがやってきた。

男達3人は傭兵風だった。

「どうした?頭を打ったのか?」

彼らの一人が聞いた。

「ここは・・・どこだろう?何も思い出せない。」

「記憶喪失か?爆風にやられたんだろう。基地に連れて行こう。」

 

野戦病院らしきところで、頭に包帯を巻かれた。

「済まないな、これくらいしか出来ない。1時間後に小隊が来る。軍曹。小隊長にお願いしろ。幸い、小隊の5キロ先に野戦病院があるんだ。看護師もいる。」

テキパキと指示を出しているのは軍医らしい。

 

「戦争が始まったんですか?」と、俺は恐る恐る小隊長に尋ねた。

「ああ。いきなりな。この国の政治家達は、隣国に媚びて媚びて属国にしようとしていたが、間に合わなかった。天災で、隣国の南西部は壊滅。我慢出来なくなった将校達は、上の静止を振り切って、憎きこの国を制圧するため、この国の防衛隊の施設を全滅させた。防衛隊は、急いで愛国隊を再編成した。民間から、多くの兵士が生まれたよ。」

「政治家は?今、無政府状態に見えるけど。」

「暢気に、次の『総裁選挙』やってるよ。野党も同じ。マスコミも同じ。まるで、外国のような感覚で見てる。」

そういうことか。

「皇室は?」

「頭、戻って来た?国民の宝、生きる希望だからね。とっくにどこかに避難したわ。」

今度は、看護師が答えた。

「国会とかはやられてないの?」「やられたわよう。議事堂も議員会館も飴みたいに溶けちゃった。」

「新型の爆弾だな。あいつらは何でも、この国を『実験場』にする。流行病の『小人2』も枠朕も全部自作自演だったって聞いてる。今の攻撃も、どの程度もつか実験しているんだろう。植民地にする為に。女子には不妊薬を無理矢理飲ませる。レイプし放題。男は力仕事で奴隷。今の民族はさ。何千年も住んでる民族みたいに言われて来たけど、実は『優しい、お人好し隣人』を殺して乗っ取った民族。」

「恐ろしいですね。どこで狂ったのかな?歴史が変わったのかな?」

「さあね。隣国には『洗脳』の名人って言われた人がいるらしい。で、その人の血を飲むだけで洗脳出来る。」

「まさか。」

 

まさか、とは思ったが、小隊長から聞いた『隣国詣で』が始まった頃に時間軸を合せて跳んだ。『お土産』を持って。

大広間に、政治家達が案内された。

大広間の扉が閉じる前に、俺は、あるモノを投げ込んだ。

 

そこら中が、煙だらけになった。扉から溢れ出たのだ。

投げ込んだのは、『燻煙剤』だった。

 

全員が出てきた。

『乙姫様』は、別室に逃げ込んだ。

 

乙姫は叫んだ。すると、乙姫は消えた。

 

え?乙姫は次元を越えたのか?

 

俺の名は、「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。

この次元の政治家達が、乙姫の洗脳を免れたことだけは間違いない。

じゃ、次に跳ぶか。

 

―完―

 

 

 

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