モニター室か。ここでも、新しい国のトップ、新争議大尽の話題を取り上げている。
初の女性の、国のトップだ。
番組出演者は、口が重い。
何故なら、カエル顔の対立候補を「持ち上げ報道」してきたのだから。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、『電の国』。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
俺には聞こえる。殺してくれ、と。
どこの次元でも聞こえている。
跳んで来たのは・・・あるテレビ局。
モニター室か。ここでも、新しい国のトップ、新争議大尽の話題を取り上げている。
初の女性の、国のトップだ。
番組出演者は、口が重い。
何故なら、カエル顔の対立候補を「持ち上げ報道」してきたのだから。
それを指摘したコメンテーターは、CM開けにはいなかった。
実際は、甘美局から天下りした専務が「あいつ、邪魔!!」と言ったからで、プロデューサーは、すぐにコメンテーターのマネージャーを通して、クビにした。
番組内では、「体調崩して帰宅」と言っていた。
面白い。俺は、モニター室から跳んで、変装した形で、元コメンテーターの席に座った。
「私は、そうは思えないですけどね。党員票が多いってことは民意でしょう。彼女の実力は、経緯を見守らないと分からないのでは?」そう言った。
MCが困惑している。「あなたは、えーと・・・大西さんのバーターですよ。体調が悪いと言っていたから、事務所から依頼されていました。
番組が放送終了すると、『天下り』が「飛んで」来た。
「何やってんだ、幾ら新総裁って言っても、新争議大尽の赤居は、素人じゃないか。褒める要素なんかない。大体、平大尽の頃から生意気だったんだ!!」
MCの服部が慌てて出てきた。
「生放送中ですので、『観覧』の方は他のスタジオを見学して下さい。」
「服部。お前もクビだ!!玉皮、何机の下に隠れてる。」
「え・・・地震かと?」
酷会議事堂。
モニターが用意された。
「皆様、ご覧下さい。これが、今のテレビ局の実態です。テレビ局の運営は、一から出直して頂きます。」
酷会議事堂は、喧噪に包まれた。
SNSで録画された『恥ずかしい』映像は、全世界に放送された。
『天下り』の紹介テロップも流れた。
「電波オークションのロードマップは後日発表します。」彼女は毅然として言い放った。
争議大尽官邸。談話室。
俺は、椅子を勧められたが、固辞した。
「これでいいの、万華鏡さん。」
「新しいテレビが出来れば、少しは目が覚めるでしょう。もう遅いですが。他の次元の貴方も命を狙われています。それだけ『金の亡者』の執念が強いのです。流行病が流行った時、貴方の師匠は、国民の為、必死に枠朕を調達しました。反対をしていた愛務省事務員は、『金儲け』になると判断するや、とっくに収束して、外国では流行っていないのに、枠朕や検査キットで儲けました。『夢よもう一度』。他の次元では、わざわざ新しい流行病を流行らせて枠朕を推奨することも始めました。共通するのは、隣国です。敵の『本体』の隣国はまだ分かっていません。取りあえず、助ける次元の国があれば、助けに行きます。それが私の死命らしいので。」
「一体、どんな組織なの?」
「私も知りたいわ。」拳銃を持ったオンナが争議大尽に銃口を向けた時、銃口は、持ち主の方に曲がった。反射的に撃ったオンナは、自分の撃った弾で倒れた。
倒れた瞬間、銃口は元に戻り、銃口の先はオンナ自身に向けられていた。俺がやったことだった。
「組織の内情は知りません。恐らく、俺が捕まった時、白状しないようになっているのでしょう。知らない事は白状出来ませんからね。チャンスがあれば、またお会いしましょう。後の事はお任せします。正当防衛ですから、カメラに残っている絵もね。」
俺は、跳んだ。
今までは惰性だったが、今は違う。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
―完―