号外が配られている。「どうぞ。」と、渡されたので、俺は受け取った。
成程。ここでも国のトップが新しく決まった。
女性葬祭で甘く見られたようだ。
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
ここは、『連の国』。
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
俺には聞こえる。殺してくれ、と。
どこの次元でも聞こえている。
跳んで来たのは・・・駅前。
号外が配られている。「どうぞ。」と、渡されたので、俺は受け取った。
成程。ここでも国のトップが新しく決まった。
女性葬祭で甘く見られたようだ。
今まで、与党の永眠党は、高慢党と2党で連立政権を続けてきた。
与党は、議員選挙で過半数の票数を獲得した党がなり、その他の党は、野党となる。
その高慢党が、連立離脱を打診してきた。
新葬祭外地差名子にとって、『渡りに船』だった。
即、離脱を受け入れた。
早まったのだ。高慢党代表は、「あのオンナ嫌いだから」と圧力をかけてきた。
駄々を捏ねるのは、新連立政権が発足してからでも遅くは無かった。
与党の葬祭が決まったらと言っても、実は、もう1段階の選挙がある。
首範指名選挙という『儀式』だ。全ての政党の『認証』が必要なのだ。
まだるっこしいが、国が有事でも、災害が起きても、その『踏み絵』を踏まされる。
大抵の場合は、与党新葬祭が新層理になるのだが、高慢党代表は、外地が葬祭なら層理の投票に名前を書かない、と言ってきた。
俺は、ここでも不安を覚えた。消される・・・新総裁層理が。そして、初めからやり直し。
「その通りだ、万華鏡。俺は間に合いそうにない。一人だが、頑張ってくれ。」
頭の中で、迫水こと力石の声が聞こえた。
次元を越えてもテレパシーが送れるのか?それとも・・・。
永眠党。葬祭室。
秘書とSPがいる。
俺は、隣の控え室に忍び込んだ。
夕方。外地が帰ろうとすると、オーソドックスな黒覆面誘拐団が現れた。
「誰?」「所謂、誘拐団だ。なあに、首範指名選挙が終るまでの辛抱だ。おにぎり位なら食わせてやる。」
「じゃあ、ツナとおかかと梅干しと・・・。」
「ふざけるな!!」
外地は素手で闘う覚悟のようだ。経歴によると、合気道の経験があるようだ。
だが、この人数では無理だ。火器も持っているようだし。
俺と外地は、15分で片づけた。
俺は、警察官の振りをして、SPや秘書を起こした。
10月15日。首範指名選挙当日。
新層理に外地が選ばれたが、いない。
皆がざわつき始めた、その時、年貢省の事務員が「新層理が、官邸からリモート会見を行っておられます。」と疑似堂に報告に来ていた。
「精密検査が長引きましたが、何とか間に合いました。病院では迷惑がかかるだろうと、官邸スタッフが、リモート会見を用意してくれました。4年間、待った甲斐がありましたわ。」
そして、記者会見がスタートした。
「頼むよ、新層理葬祭。じゃ、次だ。」
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋だが、殺すのは、人間とは限らない。
力石は、別の次元にいた訳じゃなかった。
会見の『お膳立て』は、俺の先輩、いや、上司の力石がやったことだ。
俺は、跳んだ。
―完―