英雄に憧れるのは間違っているだろうか?   作:カステラ

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私の構成力が足りないばっかりに、小説の内容を変更してしまいました。不覚。
楽しんで読んでもらえるようにしたいので頑張ります。


第3話

 

マリヤと別れ、家について晩御飯を食べたアルス。

そんな彼は、自室でこれからあることを試そうとしていた。

 

「よし、こんなもんでいいかな」

 

彼がしたのは部屋の模様替え、というよりベットなどの配置変更である。

 

「なにが起こるかわからんからな、どかしておいたほうがいいだろう」

 

そう、これほどまで入念に準備することを、今から彼はやろうとしているのだ。

あの気狂いのような修行を続けている彼のことだ、どうせ今度もヤバいことをやらかすに違いな───

 

「いざやるぞ、本を読む!!」

 

────────────────

 

「えー、なになに?魔法とは神の恩恵を持つものまたはエルフなどのマジックユーザーが使用するものであり───ってこれじゃないな」

 

先程の準備は何だったのかと言わんばかりにただただ本を読むだけという簡単なものだった。

それはともかく、本を読むという行為が修行と関係があるかと言われれば彼に言わせればあるのである。

本を読むことがどのように戦闘に直結するかといえば、それはダンまち本編に乗っている、「本を読めば魔法が発現しやすくなる」というものである、最もこれは神の恩恵を刻んだ眷属のみのことだが。これは彼の推測ではあるが本を読むことすなわち知識を増やすことで魔法が発現しやすくなるのではと考えたのである。

 

「うーん、やっぱり恩恵なしのヒューマンが魔法を使える例はないみたいだな」

 

少しがっかりしながらも、彼は近所の物知りおじいさんの家から無理を言って借りてきた本を閉じる。

そもそも、神の恩恵を刻んだものにしか魔法は発現しないというのなら、彼は何を求めてこの本を読んだのか。

 

それは、

 

「できないかな〜、魔力の直接操作」

 

いつも通りのばかみたいな考えである。

 

しかし、これが本当に実現できたなら話は変わる。

かの最恐ファミリアのとある人物はある魔法を解除したとき、押し流されそうなほどの魔力の奔流を生み出していた。それはつまり魔力は物体にも直接干渉可能ということ。

 

干渉可能ならば、魔力を張り障壁魔法に近いものにしたり、直接魔力をぶつけて攻撃魔法にしたり、属性を除けば大体の魔法は再現できるかもしれないのだ。

 

まあ、実現できたならの話だが。

 

「あーあ、あんまり収穫はなかったな」

 

そう言いながらアルスは借りてきた本を袋に入れる、明日返しに行こうと木剣と一緒に置いておく。

 

「マリヤにアドバイスしてもらったのに全然生かせなかった、まあ俺才能はないからこんなもんだよな」

 

「これからも地道に努力だな」

 

そう言って彼はベットに寝転がり眠りについた。

 

───────────────────────

 

「お嬢様!?どこに行っていらしたのですか!?」

 

声が響く。この村では一番大きいと言っていい宿で大きな声が。

 

「心配をおかけして申し訳ございません、ロー」

 

ローと呼ばれたその男は上質な鎧に筋肉質の体、さらに第三等級の中では業物の剣を身に着けている。

 

「それもそうですが、一人で抜け出してどこへ行っていたのです?お嬢様はこの村には詳しくなかったはずですが」

 

「少し、気の合う人と話していまして」

 

そうマリヤが言うと、ローはため息をつきこういった。

 

「このことはお父君には内密にしておきますが、勝手な行動は控えてくださいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたはこのニーベンルンゲン商会の跡継ぎなのですから」

 

「ええ、わかっているわ、自分が責任ある立場だと言うことも、だからこれが最後のわがまま」

 

 

 

 

(ありがとう、私の初めてのお友達)

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?マリヤちゃんを気に入ってくれたら嬉しいです。あと主人公が模様替えした理由は本を読むのに新しい気分で読みたかったからです。
あとマリヤちゃんの探検服はお忍び用に買った奇抜なデザインの服です。
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