『学校無双〜実は世界最強の俺が以下略〜』って本読んだけどこれ私のことだ… 作:んえその木
拝啓、天国の……多分天国のお姉ちゃんへ
私は今、クラスメイトや他のクラスの子をボコボコにしています。
油まみれになってテカテカに塗れたパラン君が自分ごと燃えながらB組に突撃し、アレン君が大量の水で押し潰しているのを見て、頭の中で何かが切れてしまいました。
昔…お姉ちゃんがよく話してくれたよね。
「学校にいる子は皆で綱引きしたり、巾着を上の網に入れたりして勝負するんだよ。楽しそうだよね」って。
私もそう思います。
楽しそうだな……って、とっても憧れています。
「クソが!僕がこの程度の油で火魔術を使わないと思ったのか!?舐めてんじゃねぇ!」
「武闘派がライネルだけだと思ってんのかよオラァ!俺の水魔術を止めたきゃ英雄様でも連れてくるんだなぁ!」
「やべえって!全身火達磨で突っ込んでくるって!アイツらマジでイカれてんのかよ!?」
「それは
「止めてやれよ…」
「おらああああああああああ!!!全部燃えろぉぉおおおおお!!」
私はね、皆の事を常識的な凄い魔術師だと思ってたんだ。
魔術なんて言う、イカれた物に手を出してるのに常識を保っている凄い人たち何だな……って。
でも違ったんだね、ちゃんと私達の後輩なんだね。
魔術師はみんなイカれてるって……そんな世間の目を少しは正せると……思ってたんだけどな……
私も……普通になれるかな……って
私、やっとわかったよ。
この『学校無双〜実は世界最強の俺がクラスで実力を隠しているとバレてしまいハーレムに!?〜』の中で、主人公が本気を出したシーンの理由が。
隠し通したかった…真の実力を見せる理由が私にも出来たよ
守りたいものが……あったんだね……
私は今、真にこの本の主人公の事を理解できたんだ。
パタン、と本を閉じ魔力を手に込める。
「カリッッッッッカリのクラストにしてやるよおらあ!!………………ん?」
「全員ビシャビシャにして明日にはぽんぽん壊してもらうぜおら……………………ん?」
「…………ん?何だ?おい!A組の奴ら動きが止まったぞ!今だ………………?どうした?なんかあったか?」
「…………あれ、なんか俺らにも向いてね?」
「今攻撃しない方がいい感じですかね」
「ちょっと一旦待ってもらってもいいですかね…」
「魔術式《爆連》起動…………」
両手にふたつの魔術式を起動し、ひとつに組み合わせる。
この私だけの特技により、通常では出来ないより複雑さを増した魔術式が完成するのだ。
通常ならひとつしか爆破が起きない魔術に他の物を組み合わせ、起動している限り爆破し続ける連鎖式広範囲爆撃術式。
…………最後に使ったのは…あの大戦の時だったかな…
私は……この為にこの秘密をここまで護ってきたんだね……
お姉ちゃん……見てて……
私全部ぶっ壊すから……
「ヤバい!!!またユニがイカれた!!!全員防御体勢!!!」
「あっれええええええ!?何で!?ユニさんなんで!?」
「おい本当に英雄連れてくるやつが居るかよ!!」
「お、落ち着いてユニちゃん!今度は何!?『学校無双〜実は世界最強の俺がクラスで実力を隠しているとバレてしまいハーレムに!?〜』に何か書いてあった!?」
「こんなシーンなかったぞおい!」
「
「何一つとして状況が理解できない」
流石にバレたのか全員こっちを向いて防御体勢を取り始めたが、その程度じゃ私は止められない。
……分かってる、皆は被害者なんだもんね……
こんな……こんなイカれた風習に染まってしまった……
可哀想な子達なんだ……
大丈夫……私が助けてあげるから……
「……皆はさ…魔術師が世間でなんて言われてるか知ってる……?」
「……え?何って……超☆素敵なビューティースター……?」
「パン屋に最も向いた職業……?」
「世界一常識を携えた完璧な存在……?」
「完璧に限りなく近しい生命体……?」
「イカれた奴ら、だよ」
なんでそんなびっくりした顔してるのさ君ら。
魔術師の素養がある人は皆この学園に入るか、専門の機関に行くことになるが卒業生はどいつもこいつも皆イカれた常識外れの何かとして扱われることが多い。
私は頑張った…そんな世間の目を少しでも変えたいと思い、戦場では魔術が使えない人にも限りなく優しくした。
だって自己紹介して魔術師だって名乗った瞬間に「ひいっ!?」って悲鳴あげられるのは普通に嫌だから。
頑張って挨拶もしたし手助けもした。
イカれた戦場だった事もあってか部下達は皆慕ってくれたし、生き残った人からは手紙が届いていたのも知ってる。
だから……こんなら悲しい風習……
ここで終わらせよう
「
「えっそれ英雄のぐわああああああああああああああああっ!!!!」
「B、B組いいいいいいいいいっ!!!」
「畜生!B組がやられた!!」
「アイツら本当役に立たねぇな!」
「なんなら出来るんだボケ!」
「お前ら今は味方なんだよな!?!?」
「ユニ!!!仕留めそこなってるぞ!!!」
「ふざけんなてめえ!」
私がぽんぽん爆破してたせいかA組の皆は当然のように対応し始めている。
まあ、予想は出来てた。
君らレベルの魔術師ならこの程度は止められる…………ん?なんか思ったより生き残ってるな…?
……?あれ?
試しにもう一発撃ち込んでみるも、結界で止められたり安全地帯に逃げたり、水を纏って威力を軽減してたりしている。
……あれ?なんか、思ったより爆破範囲が狭いな……?
…………わ、私……もしかして二年間まともに動いてなかったから、弱体化してる?
そんな……これしか取り柄ないのに……
「やべぇ三途の川ってあんな感じなんだ」
「お天道様が爆笑してたわ」
「おま……おま、白鴉じゃねーか!は!?なんで!?」
「おい黙れ、俺らそれ知らないことになってんだから」
「悪い、もう頭が限界なんだわ変なこと言わないでくれ」
「詳しくは『学校無双〜実は世界最強の俺がクラスで実力を隠しているとバレてしまいハーレムに!?〜』を読んでくれ」
「変なこと言うなって言ったばっかだろうが!!!」
「頼むからこれ以上意味不明なことしないでくれ」
あ、流石に私の事がバレたか。
よし、この本には強めに頭をぶん殴れば記憶が消えるって書いてたし、とりあえず皆頭ぶん殴ろう。
ふぅ……なんか心が軽くなってきたな
やっぱりカレンちゃんの言う通りうじうじしてないで外に出て暴れてみるって大事なんだな。(※言ってません)
なんか多分そんなニュアンスの話してたし。(※してません)
とりあえずここにいる人達皆記憶なくなるまでぶん殴ってからアルの事ぶちのめしに行こっと。
「ユニ!落ち着いて話を聞いて欲しい!何か僕らは気に障ることをしたのか!?」
「ううん」
「そうか!ならBのカス共か?!」
「ううん」
「そうか!よし!皆!無理だこれ!全力で逃げるかその場で止まれ!多分死にはしない!」
「うん、動かない人はあんまり痛くしないであげる」
そう言いながら火をまるで御伽噺に出てくるドラゴンみたいに唸らせこちらに向かわせてきたパラン君のそれを破壊。
破壊破壊。
悪いけど私魔術関連は対策されてない限り無敵なんだよね。
魔法陣その物を攻撃するからそもそも発動させない。
……つもりなんだけど。
…………やっぱりいつもより速度が遅いし、なんか破壊しきれてないな……
そう思いつつ不意打ち気味に後ろから濁流を起こしているアレン君の頭を物理的にぶん殴る。
「うわああああああ…………あんまり痛くねぇ」
「うん、あんまり痛くないよ」
「そっか、ならこの頭に着いた魔法陣はなに?」
「後10秒くらいで爆発するから他の人にパスしてね」
「爆弾ゲーム開始いいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
「なんでパスできんだよ!こっち来んな!」
「ちなみに私は今から地雷埋めるから気をつけてね」
「教えてくれるなんて優しいなぁ」
「優しいって言葉に謝った方がいいと思うよ」
そしてアレン君がばっと近くにいたマルル君をタッチした瞬間ぼんっと爆発しパタリと倒れてしまう。可哀想。
後でちゃんといい眼鏡買ってあげようね……大丈夫、私アルの眼鏡は100回は割ったからいい眼鏡の選び方も知ってるんだ。
危ないから運んであげようと、ずりずりと引き摺りながらそこら中に地雷を埋めていき、こちらに向かってくる人には爆弾ゲームをくっつけていく。
ふふ、皆走り回ってる。
知らないけど、多分バトンリレーってこんな感じなんだろうな。
***
拝啓、田舎のお父さんお母さん。
私は今、多分過去一死に近い場所にいます。
引き取って以来、迷惑かけてばかりな馬鹿な娘だったでしょうが、もし私が死んだら少しは悲しんでくれるでしょうか?
いや冗談言ってる場合じゃないわ。
死にはしないだろうけどさぁ!手加減した上でしょこの威力!!
「ライネル!!私が止めたら最大火力ぶち込んで!アーテル!ライネルに全力でバフかけて!!」
「くそおおおおおお!!俺はなんでいつも推しに武器を向けてんだああああああああぁぁぁ!!!!!」
「どうしてこうなった?どうしてこうなった?」
「カレち!後ろ!」
「ひえっ」
ミラに言われ咄嗟に後ろに結界を貼るも意にも介さず爆破し粉々になっていく。
これ人間が受けていい威力じゃないでしょ。
手加減…………してるん…だよね…………?
というか、まだ私達は良い方なのだ。良くないけど。
未だ爆破し続ける後方では哀れにもパランがフリアンを庇って自ら頭に爆弾を付け吹き飛ばされているし。
アレンは逃げきれなくなったのか俺を見ろぉぉおおおと言いながら服を脱ぎ始めたし。
とにかく上からも下からも爆破され、アフロにされた敗者がその辺に転がっている。
「ユニ!やめなさい!こんなの貴方が望んだことじゃないはず!」
「そうかな…そうかな……」
「まあ俺らがおかしいのにも一理あるし……」
「おい!こっちの非を認めるんじゃない!こういう時は徹底的に向こうに非があるように立ち回るのよ!」
「ゲスの極み」
「ゴブリン並の倫理観」
静かに私たちを爆破し続けるユニであったが、私の言葉を聞いたのかようやくピタ…と止まりこちらを見てくる。
なんだ…行けるのか!?言葉で止められるのか?
と、思っていると何故か私達を見て悔しそうにポロポロと泣き始める。
なんでやねん。
「……カレンちゃん…ごめんね……私、ちゃんと責任取って皆の事を普通にしてあげるから……」
「前から思ってたけどユニの普通はおかしい」
「この国ではアフロが正装なのか?」
「皆が狂ったのも……私が一端をになってると思うの」
「いや、多分だけど殆どアルシーダ様のせいだと思う」
「見ろよ、あの人笑いすぎて観客席でピクピクしてるぜ」
「ちゃんと皆で手を繋いでゴールできる様な…ちゃんとした友達になろう?ね?アーテル君もカレンちゃんも出来るよね?」
「ユニ……それが許されるのは小学生までだよ……」
「俺も巻き込まれるの!?」
小学生の様な仲良しこよしを夢見ていたユニにはこの学校は少しばかり刺激が強すぎたようだ。
まあ……あの『学校無双〜実は世界最強の俺がクラスで実力を隠しているとバレてしまいハーレムに!?〜』にはそんな子供でもやらないような稚拙な会話しか無かったからな……
主人公が何かやったら『わーすごいねー』とか『そんな…!それって○○!?』しか言わない本がまともな訳ないだろう。
戦場のせいなのか?それともユニの対人関係がそういうのだったのか?
…………歳上ばっかりだったっぽいし身内には割と甘やかされてたんだろうなぁ……アルシーダ様とか結構ユニに甘い気がするし……
甘やかされてたのに戦場とかいう極端な地獄を見たら人間こうなるの???極端すぎる……
「ユニ、落ち着いて聞いて欲しいの」
「ううん、大丈夫」
「いいから聞きなさい、ユニ………………私達はもうお酒も飲める年齢なの」
「……そうだね?」
「だからね、ユニ…………この年齢だとね人間関係っていうのは、これが普通なのよ」
そう言うとユニは遂に無表情を崩し雷が走ったような驚愕の表情を浮かべ、信じられないものを見る目でこちらを見てくる。
…………ユニ、夢を見る時間は終わりなの
現実を知る時が来たのよ
「え?いやお前らは普通じゃ…」
「いい、ユニ?もう私達は16歳……魔術をお互い撃ち合うのも、罵り会うのも、裏切りも普通なのよ」
「う……うそだよ……だってお姉ちゃんはそんな事……」
「貴方が小さかったから、教えなかっただけ……ユニの昔の友達は魔術を使って殴りあったりしてなかった?」
「いやしてるわけ無いだ──」
「…………っ!!し、してた……!アルもレオも……!よく殴り合いしてたし、そのせいで寮が3回くらい壊れた……!」
「終わりだよこの国」
「だから世間からイカレ魔術師って言われんだろうなぁ」
「そのアルって人は……嘘ばかり吐いてよく人を騙してたじゃない?」
「あっ……………………え……………………そんな……………………し、してた……………………」
「友人関係見直した方がいいんじゃないかな」
「人の事言えないだろ俺ら」
そして……遂にユニはへたりと魔術を解き地面に座り込む。
くっ……こんな、こんな純粋培養された子に現実を教えなきゃいけないなんて……!
でも私は普通を教えて、それ以上を教えるって決めたんだから……!
心を鬼にしないといけない!
「……ユニ、まだあるの」
「や…やだ、もう聞きたくない……!」
「聞きなさい!………ユニ今から話すことは、本当のことだから」
「い、いや!これ以上もう…………!」
「あのね─────
サンタさんは、存在しないの」
「嘘だあああああああああああぁぁぁっ!!!」
「なぁ、俺これ笑えばいいのか?」
「いいんじゃないかな、どうでも」
がくっと手を地面に着き、ポロポロと泣き始めるユニの背を撫でる。
私は……私はなんて残酷なことを……!
嗚咽をあげるユニを抱きしめ、慰めるように頭を撫でてあげるとギュッと縋りついてくる。
罪悪感で胸が締め付けられるがもうここで止める訳にはいかない。
どんなに嫌がろうと…伝えなくちゃ……!
教えなくちゃいけない…今の普通はこういうものなんだ……って。
「嘘だ……だって、だって毎年新しいハンカチとか、服とかくれたもん…………引きこもってる間も…新しい魔術式とかくれてたもん…………」
「それはね、お姉ちゃんとアルって人がやってくれてたんだよ」
「そんな………………あ、アルはそんな事しないもん……」
「ううん、サンタさんはね…引き継がれていくものなんだよ、いつかユニがサンタさんになる日も来るの」
「わ……私も………………」
「ユニ……悲しいけれど、これが大人になるってことなの。裏切られるのも、殴り合うのも、陰謀を巡らせるのも……普通、なんだよ」
「うぅ……ううううう…………なんでそんな事言うの!そんなはずないもん!」
「これは1歩目…皆最初は、こうやってサンタさんに裏切られて成長するの。受け止めることも…大切な事…………ユニ、これは普通なんだよ」
「…………う、うわあああああああああああん!」
泣き崩れてしまったユニを受け止め、私も必死に涙を堪える。
憧れていた子供時代はもう手に入らない、私達はもう大人への仲間入りする準備を始めているのだから知りたくないことも知らなきゃいけない。
ごめん……ごめんね……!ユニ…………!
「洗脳ってこんな感じなのか?」
「アイツ魔術師じゃなくて詐欺師の間違いだろ」
「普通って言葉に対する虐待」
「お前らいつサンタさんの事知った?」
「俺ァ俺が妹のサンタになった時だなァ」
「アタシは起きてたらメイドさんが持ってきてるの見ちゃった」
「あのイベントを成長と呼ぶなよ」
外野がやたらとうるさいがとりあえずユニはこうして無力化できたのであった。
学年対抗、レイドバトル。勝者は私……って所かな。
うずくまるユニを揺さぶるも不貞腐れてしまったのか、動かないし口を聞いてくれない。
まるでサンタの正体がお父さんだったと知った時の子供の様に…というかその物だ。
「……ユニ、ユニ」
「……………………」
「皆に、ごめんなさいしよう?殴ってごめんねって……大丈夫、普通の事だから皆謝ったら許してくれるよ」
「………………わたじ、えぐ、皆の事アフロにしちゃっだ」
「大丈夫、B組には人権が無いし、A組の皆は丸焦げになっても明日にはピンピンしてるから」
「俺の人権はいつ奪われたんだよ」
「それはパランだけだろ」
「…………ほんと?」
「うん、ほんとほんと」
「待て、待ってくれ、人権はあるぞ!あるからな!?俺はちゃんと国籍も持ってる市民だからな!?」
「は?冗談は顔だけにしてよ」
「俺から顔を取ったら何が残るんだよ!」
「お前そんな悲しい事を……」
「テルち……クラスの子と仲良くできてる?」
「できてるわ!!仲良しこよしの素敵なお友達だわ!!」
フラフラと立ち上がるユニを支えて、私はこう呟く。
全てを解決させる一手を。
「謝る為にも…………あそこにいる眼鏡の人、殴れるかな?」
そういった途端何故か周りの皆は石のように固まるけれど知ったこっちゃない。
今全て理解した。
どうしてこうなったのか、なんでユニが手加減してない筈なのに誰一人としてミンチになっていないのか。
そして触れた事でわかった謎のかけられた魔術式。
ユニの普通への憧れ。
予定調和……だったんだね。
こうやって、全部滅茶滅茶に大荒れになるのは……
そこで爆笑しながらのたうち回ってるクソ眼鏡のよぉ……!!
「……うん、私……出来る。皆に謝りたいから……ちゃんと殴ってくる……!」
「おいバカやめろ」
「気軽に反逆」
「もう何処から突っ込めばいいかわかんねぇ」
「大丈夫……アイツには手加減しなくていい……!極大爆破術式《爆乱》起動───」
「ん?え?なにそ───」
「あ、待ってやりす───」
「あっ俺死───」
こうして、もうよく分からん爆破というか雷みたいな音とともに、たいいく祭の会場は全て粉微塵に砕け散り全て綺麗さっぱり吹き飛んだ。
その中心部に居た人は閉会式では欠席しており、代わりにニコニコと笑顔の海軍元帥様が〆の挨拶を行ってくれた。
何故だか分からないけれど、皆(約2/3は医務室)はどこか晴れやかな笑顔で、晴れ晴れしい気持ちのままたいいく祭を終えたのだった。
後なんか、海軍元帥様は他のクラスの人にユニについての記憶を消す魔術を使っていた。とても怖い。
とても、何か理不尽な暴力があったような気がしなくもないけれど。
私たちも少し成長ができた。
筋肉の痛みだけでなく心の痛みも……また成長に繋がるのだと信じているから────
だからこそあえて口にしよう──
──爆発オチなんて最低なのだ、と。
それはそれとして、優勝がしれっとC組にかっさらわれていたと知り優勝旗を強奪しに襲撃をかけることにした。
行くぞお前らぁ!!
は?サンタさんのネタバレやめてもらってもいいですか?