クロノス・ディセンターズ『幻の拡張パックで世界を修復する者たち』 作:gp真白
1. 管理者の最終決定
時刻は深夜0時。世界調和機構のメインサーバー室。ルークCEOは、ホログラムの前に立っていた。彼の手元には、チトセとの関係が**「論理的な幸福度の最大化」を達成するという最終決断コード**が表示されている。
そこに、シンが現れた。ルークは彼が来ることを論理的に予測していた。
「シン。時間的な遅延なく到着しましたね」
「ルーク顧問。私もあなたの最終的な決断が、『世界の調和』ではなく『個人的な愛』へと向かうことを論理的に予測していました。絶望の法則を経験した我々には、その選択の論理的な必然性が理解できます」
ルークは、静かに頷いた。
「私の解析の結果、チトセさんとの関係を優先することが、私の存在の論理的な幸福度を最大化し、ひいては世界の調和の運用を最も安定させるという論理的結論に至りました」
2. CEOの座の論理的な委譲
ルークは、ホログラムで**「世界調和機構CEO」のタイトルをシンへと論理的に転送**するプロセスを開始した。
「シン。あなたがCEOの座に就くことは、論理的に見て最適です」
シンは驚きを隠さなかった。「ルーク顧問、しかし、私は過去に時間を弄んだ罪を…」
「過去の法則は終了しました」ルークは遮った。「あなたの時間術は、『失う絶望』を知ったからこそ、『今ある調和』の永続的な価値を誰よりも深く理解している。あなたの論理は、もはや破壊ではなく、護衛のために存在している」
ルークは、シンに一つのデータコアを手渡した。
「このコアには、私の知識の運用マニュアルと、チトセさんの行動パターンに基づく**『非論理的な幸福度最大化のための行動指針』の全てが詰まっています。私の次の任務は、チトセさんの論理的な幸福を個人的に管理することです。あなたは、世界の調和というマクロな論理**を運用してください」
3. 盟友の最後の警告
シンは、論理的な重圧と共にCEOの座とデータコアを受け取った。
「ルーク。私には、あなたの論理的な決断が重すぎる。しかし、一つだけ警告しなければならない非論理的な真実があります」
「述べなさい」
「あなたは今、チトセ様との愛を**『自己の幸福度を最大化する論理』として決定しました。しかし、愛の法則は論理的な交換条件ではありません。もし、あなたの幸福が論理的に低下した場合、愛の法則から撤退するという論理的結論を導き出してはいけない**」
シンは、絶望を経験した者として、愛の法則の非論理的な絶対性をルークに突きつけた。
「愛は決断です。結論ではありません。論理ではなく、意志で貫き通しなさい。ゼオンと私が、世界の調和を論理的に維持します。あなたは、愛の法則という最も困難な非論理的な任務に、集中してください」
ルークは、静かに自分のネクタイを緩めた。それは、管理者としての論理的な制服を脱ぎ捨てる行為だった。
「承知しました、シンCEO。私の決断は、論理的な撤退を論理的に許容しない****絶対的な意志に基づいています」
ルークは、チトセという愛の法則へと向かうため、世界管理者としての論理的な役割を完全に手放したのだった。