自縄自縛の十種影法術〜平穏に過ごしたいのに、私の周囲が許してくれません〜 作:多眼犬
とりあえず続き書きました。
後、真白《摩虎羅》の語尾にマコつけようか考えたんだけど、アンケしてみたら思ったより集まらなかったので、そこまで興味無い案件だったかなと思い、試しに書いてみたら違和感が問題大ありなLvで爆血してたので辞めました⋯⋯。
「真白ちゃん! お膳運びお願い!」
「了解しました」
真白を召喚してから数ヶ月⋯⋯。
まぁ外見が人外寄りだからか、可愛いのに周囲はかなり奇異な目で見て来たり、最初は私にちょこちょこ着いて来ては作業を見てるだけだったんだけど⋯⋯。(見ながら偶に法陣出してガコッてた⋯⋯)
数日もしたら仕事を手伝うようになって、手伝いだしたらどんどんスポンジのように吸収して、確実にものにして行くんですよ⋯⋯。 (まぁ⋯⋯手伝いを行う度に法陣をガコッてたけど⋯⋯)
そしたら他の連中もアレやってコレやってって真白に仕事を頼み出して⋯⋯でもって真白の方もそれら全部やり遂げちゃうから、もはや主戦力となってしまった訳ですね⋯⋯。
「真魅もお皿洗い!」
「あっはっはい!」
呼び出しを受けた為か急いで向かう、と言うのも真白が主戦力になるのは予想外だった事もあるが⋯⋯気が付けば楽したくて真白を生み出したのに、逆に忙しくなってしまった⋯⋯。
いや⋯⋯何でこうなったかって言うと⋯⋯式神の実力って術者に比例するから、彼女が優秀なら私もって結論に至った事、そして⋯⋯私は縛りの影響なのか⋯⋯私の身体も何か強化されちゃてると言うのか⋯⋯疲れ知らずになったていうか(ただし精神的な疲労は別)、結果的に主戦力とは別の第二戦力として扱われちゃったんだよね⋯⋯。
とはいえ、真白は式神だから彼女の実績は結果的に私の実績って扱いになる訳で、実際は私が主戦力見たいな扱いって事になるんだけどね⋯⋯。
てか⋯⋯10歳前後の幼女が主戦力ってどなんだって話だけどさぁ⋯⋯まぁこの肥溜めの禪院家じゃあどうしようも無いんでしょうけどね⋯⋯はぁ⋯⋯。
「どうしてこうなっ──
私がため息を吐き出しながらそう密かに呟こうとした瞬間⋯⋯私の時間は1秒間停止し──
「タラバッ!!?」
私の身体はまるで蹴り飛ばされたサッカーボールかの如く吹き飛んだ。
グワングワンする頭とダブったり歪んだりする視界の中、自分の身に一体何が起きたのかは分からないだが⋯⋯幸いなのはお膳運びや皿洗い中で無かった事か?
まぁ⋯⋯でも何も無い場所でいきなり吹っ飛んだ姿を見た他の女中は、何が起きたとばかりにザワザワと困惑してるが⋯⋯。
〝「ハッ明らかに道の邪魔やったから、チョイイラッてきてな⋯⋯つい蹴飛ばしてもたわ」〟
いや⋯⋯私の縛りによりリンクしてる五感や記憶を通して、真白の視界や耳から
お膳運び中だから当然、お膳の中の料理が散乱し、それにより食べ物が勿体ないのもそうだが⋯⋯真白は私の式神である都合上、全責任は私に来るから、作り直しで時間かかると、配膳が間に合わなくなって怒られるのは私なんだぞ!?
私が内心で悶える中、縛りで繋がってる五感や記憶以外にも、思考や感情等も共有する縛りの影響で、真白の怒りや思考が私に突然流れ込んで来る。
(⋯⋯なんでしょうか⋯⋯この何とも言えない衝動⋯⋯あぁそうか⋯⋯これが
アカァーーンッ!?いや⋯⋯真白に感情が芽生えたのは喜ばしいんだけど、ダークサイドで覚醒とかマジで勘弁してぇっ!!
パニくる私⋯⋯そんな中、真白はユラリと立ち上がり、直ぐに着てた和服は黒い影に変化しやがて、戦闘用の衣服に形を変え臨戦態勢に入る。
てっおぉっちょちょちょ真白何やってるんだァお前えぇええぇぇーーーーっっっ!!?
あっありのままに起きたことを話すぜ! 真白の奴、蹴飛ばされてブチ切れたのか、臨戦態勢に入ってまさかの直哉に攻撃しだしたよちくしょうめぇっっ!!?
(ちょっちょちょちょちょっ何やってんのぉーーーっ!?)
(はい⋯⋯安心ください本来ならこの愚物は亡き者にしたい所ですが⋯⋯それを行うと姉様に迷惑がかかると言うのは理解してるので⋯⋯仕方が無いので半殺しで済ます事にします)
(いやいやいやいや!?対魔剣まで展開してて殺意マシマシにしか見えないんですけどぉ!?)
(大丈夫です! 手足を分離させずに反転のアウトプットをゴリ押せば何とかなります!)
(まだ10歳のガキンチョ相手にする事じゃないって!?ちょっおいバカ辞めろっ!?)
私が内心で必死に真白に辞めろと告げる中、ドブカスは攻撃してきた真白に対して、素早く移動し真白にタッチを開始する。
だが⋯⋯真白は一度術式を受けてた影響で、術式を理解してた為か⋯⋯直ぐにドブカスを対魔剣で切り付けた。
〝「はっ?」〟
切られた事実に理解が追いつかないのか、あほ面晒しながら放心してるドブカス⋯⋯あっちゃんと対魔剣通して反転かけながら切ってますね⋯⋯切られた服、感覚、痛み以外は全く感じて無いだろうなぁ⋯⋯。
だが真白はそのまま容赦なく背後に回りこみ容赦なくドブカスの背後に回り込み⋯⋯。
「コレは貴方のせいで迷惑を被った姉様の分です」
そのまま一気に、背後から首筋に向けてチョップした。
首チョップが流石に聞いたのか、ドブカスは白目を向いて気絶したざまぁっ!!
私はそう思うと内心でガッツポーズを取る。だが真白はドブカスをの膝と背中に手を回して持ち上げると、歩き出し庭の池まで運びそして⋯⋯。
〝「⋯⋯っ!?はっ? えっ? なっなんやってっおぉわっ!!?」〟
一気にはるか上空まで飛び上がりそのままパイルドライバーを決めると同時に池に沈めました⋯⋯後に残るは犬神族と化したドブカスの姿が⋯⋯。
「うわぁ⋯⋯」
私はその一連の光景を目にすると、若干引き気味に口角をヒクつかせながら苦笑いを浮かべた。
そしてそのタイミングで、真白の思考が私の脳内に流れ込んだ。
(姉様⋯⋯終わりました⋯⋯)
(あっあぁ終わったね⋯⋯)
うん⋯⋯ここまで徹底的にやっちまった以上⋯⋯私の立場とかマジで積みそう⋯⋯タダでさえ男尊女卑の禪院家だぞ⋯⋯そんでドブカスは当主候補の人間⋯⋯例えるなら市民が王族を殴り飛ばした位にはヤバい状況だ⋯⋯。
(申し訳ございません⋯⋯私としては姉様に迷惑をかけるつもりは無かったのですが⋯⋯かくなる上は今後姉様に危害が起きぬようにこの家の愚物共を叩きのめして⋯⋯)
(ちょっ! 真白っ!?ステイステイッ!?)
ヤバいヤバいヤバいそれやったらマジで私の立場がヤバい所じゃなくなる!?
仮にするにしても最後の最後⋯⋯最終手段として本当にどうしようもなくなった場合にのみ使用するべきだ⋯⋯。
(ととととにかく今は現状維持でひとまず落ち着こう⋯⋯後、本当にどうしようもなくなった場合は頼むから今は大人しくしててお願い⋯⋯)
(⋯⋯了解しました)
大人しく了承する真白。私は了承してくれた事に安堵の息を吐いて胸を撫で下ろす。
いや⋯⋯真白が本気出したらガチで禪院家滅亡RTAとか出来兼ねないからな⋯⋯外見が私好みの幼女とはいえ、最強とされる術式は健在な状態なのだ⋯⋯。
とはいえ、私は原作崩壊は別に気にはしない⋯⋯実際私と言うイレギュラーが存在する以上は原作もクソも無いからね⋯⋯でもそれはその結果が私に得がある場合に限る。
今回の場合は損得で言うなら損の方が大きい⋯⋯まず禪院家が滅亡したら渋谷事変で戦力が減る⋯⋯産まれてくるだろう真希や真衣の妹達に、腐っても
何より⋯⋯妹達が産まれて来なくなるのは一番アカン⋯⋯原作で見た幼少期の真希と真衣めっちゃ可愛かったから私としては是非とも拝みたいのだ⋯⋯特に真衣⋯⋯出来ればモモや東堂を紹介して欲しい⋯⋯。
タダでさえ今私の貴重な癒しが真白か甚壱さんのゴリマッチョな体型を拝む位しか無いんだぞ!!せめてモモとかを拝んでからにして欲しい⋯⋯。
はぁ⋯⋯早く原作開始時期にならないかしら⋯⋯。
おまけ
筏と筏さんとyutayutaさん誤字修正ありがとうございました。