自縄自縛の十種影法術〜平穏に過ごしたいのに、私の周囲が許してくれません〜 作:多眼犬
壱 あの老害ジジイ許"さ"ん"っ"!!
老害ジジイが2人目の
とはいえ⋯⋯その後にまさかの八つ当たりで、真希と真衣に攻撃しようとしたのは許さんがな! あの時はお守りの効果が発動した事で、直ぐにマイエンジェル達の身に何か起きた事に勘づき、令呪使って真白を全力で飛ばしたから事なきを得たけど⋯⋯一歩間違えたら二人がお陀仏だったんだから、アレはマジで焦ったわ⋯⋯てかよく考えたら、コレがまさかの初の令呪使用になるのか⋯⋯ハハハ⋯⋯。
まっまぁ⋯⋯そんな訳で私だけならともかくアレは流石にブチ切れたので、余り借りは作りたくなかったのですが⋯⋯断腸の思いで
まっそんなこんなで月日は流れ⋯⋯私は現在、呪術高専で夜蛾先生の前に居ます。
「呪いを学び呪いを祓うすべを身につけ、その先に何を求める?」
「とりあえず死にたくないので、地べたを這いずりながら泥を啜ってでも、必死に生にしがみ付く為の術ですかね⋯⋯夜蛾先生の筋肉を拝んでもいいですか?」
「⋯⋯まぁ及第点と言った所か⋯⋯後、どうして筋肉を拝みたいんだ?」
「だって私の性癖にドストライクゾーンのゴリマッチョ体型なんですもん⋯⋯同年代なら確実に結婚を全力で迫るレベルですよ⋯⋯」
私がそう言うと、頭が痛いとばかりに頭を抱える夜蛾先生⋯⋯。
いやぁ⋯⋯流石は呪術界の蝶野正洋様とか呼ばれるだけあって、中々いい身体してますよねぇ⋯⋯。
パンダの件とか見るに愛情深いのは分かってるので、私が同年代だったら猛アタックして再婚を迫ってフラれるまでありましたね⋯⋯いや、結局フラれちゃうんですね私⋯⋯。
まぁ⋯⋯ぶっちゃけそんな夜蛾先生の筋肉でも拝まないとやってられないってのも事実で⋯⋯。
いや⋯⋯なんでこうなってるのかと言うと、事の発端は悟の馬鹿が、私が呪術高専に通わないなら自分も通わないとか言い出しやがったらしく⋯⋯その件で私に話が来たのが始まりでした。
まぁ⋯⋯私としては正直気乗りはしなかったですね⋯⋯まず余りサシス組とは関わり合いになるのを避けたいってのが一つ⋯⋯理由としたら私の悪い癖と言いますか、1度でも絆されるとトコトン甘くなってしまう事もあり、タダでさえ腐れ縁になってる悟の件もあるのに、その上で夏油さんとかに情が湧いてしまったりすると、何としてでも闇堕ち回避出来ないか考えてしまいそうって感じですね⋯⋯。
そして次に私が通うと真希と真衣を守れなくなると言うのが⋯⋯今の所は私が目を光らせてたり遠出しても直ぐに帰還が出来たので問題は無かったのですが⋯⋯。
流石に呪術高専に通うとなるとそれも厳しくなり兼ねない訳で、私としては真希が完全体になった際に、見逃してもらえるように媚び売っときたいのに、それが呪術高専に通った事で、将来的にマイエンジェルズの妹達に、なんで私達を置いていったの言われたらガチでヘコむぞ⋯⋯マジで⋯⋯。
でだ⋯⋯そして私が何より一番通いたくなかった理由は、禪院家の闇である天与の暴君のフィジカルギフテッド禪院甚爾⋯⋯否、伏黒甚爾とぶつかる可能性を少しでも避けたかったからです!!
いくら反転やら真白の件で、不死身に近いとは言え腐っても私も禪院な訳だし、絶対に家の鬱憤とかを私に全力でぶつけてきそうで⋯⋯それに甚爾は甚壱さんの弟君だ。
甚壱さん本人は気にしないかもしれませんが、私にとってはそれだけで敵対は避けたいし、何よりも釈魂刀が天敵過ぎる。
出来るかは分からないけど双子の繋がりを1太刀でスパンとかされたら、双子の縛りが成立しなくなって、魂をあの世に強制送還してそのままTHE ENDとかガチで有り得るからな! マジで⋯⋯。
まぁ⋯⋯どうしてもダメなようなら腹は括る覚悟はあるにはありますがね⋯⋯。
「はぁ⋯⋯事情は分かった⋯⋯だが⋯⋯」
夜蛾先生はため息を吐いた後、私を⋯⋯いや私の両脇に目を向けます。
「その子供は何だ⋯⋯?」
「実家からはお着きとして許可は得ていますよ」
そう⋯⋯私の両脇には私と同じくらいの背丈まで成長した少女達⋯⋯私の妹であるマイエンジェルズ事、真希と真衣がいました。
いや⋯⋯何で2人がここにいるかと言いますと、まぁ⋯⋯私が呪術高専の件を聞かされた際に、マイエンジェルズを私のお付きとして連れて行く事を条件に出したんです。
ちなみにそれを聞いた酔っ払いジジイは、そんなんでいいのか? とか聞いて来て青筋が出そうになりましたが、私が居ない内に老害ジジイが何しでかすか分からない以上、ここに置いておけんとか言えば、何故か爆笑しながらも、確かになとか言って納得してはくれましたよ⋯⋯。
いや⋯⋯マジであの老害ジジイの信用の無さが垣間見えた気がしましたね⋯⋯。
とは言え、これだけだと余り納得はしてくれないでしょうね⋯⋯まぁ⋯⋯こうなったら仕方がないか⋯⋯。
「お言葉ですが夜蛾先生は自分の息子がいたとして、その子を実の娘すら袈裟斬りするような、クソな連中の巣窟に最低でも半年も置きたいと思いますか?」
うん⋯⋯原作では息子さん失ってるのしってるから、その辺を思いっきり突っつく様な真似して、マジですみません⋯⋯。
でもこっちも2人に見捨てられた思われる方がガチで死活問題なんです、こればかりは手段を選んでる暇が無いんですよ⋯⋯。
まぁとはいえ痛いところを着いただけあるのか、夜蛾さんは少し険しい顔になりながらもため息を吐き出し──
「はぁ⋯⋯まぁ事情は分かった⋯⋯ただししっかり周囲に迷惑がかからないようにお前が面倒を見る事⋯⋯それが条件だ⋯⋯」
「当然そのつもりです⋯⋯とはいえ流石に死後は物理的に面倒見るのは無理なんで、私が生きている間でなら
うん2人の面倒は見るよ2人の面倒は⋯⋯ただし同年代の大きなクソガキは論外なので、私は知らんけどね⋯⋯。
てかマイエンジェルズは何か袖をぎゅっと握って来て滅茶苦茶可愛いです。
真白も含めて幼女3人に囲まれ、オマケに夜蛾先生も拝めるとかここは天国か何かかな?
「あっそういえば⋯⋯彼女達の紹介がまだでしたね。まず私の双子の妹である真白です⋯⋯」
私は妹達を紹介しようと、まず最初に真白から紹介しました。
ですが何故か空気が凍った気がします。てか夜蛾先生は険しそうな顔をしてますし、マイエンジェルズに至ってはキョトンとした顔で真白を見ます。
ちなみに真白は私が妹と呼んだことが嬉しいのか、本来目のある部分に、代わりに生えている翼をパタパタ動かしてました。
うん⋯⋯可愛いです⋯⋯。
「えっと⋯⋯正確に話しますと真白は私の双子の妹としての魂が入ってる状態と言えばいいでしょうか⋯⋯」
「そうか⋯⋯」
⋯⋯うん⋯⋯ヤバい誤解されてる気がして、説明したんだけど何か余計に悪化させた気がする⋯⋯。
てか真希はムッとした顔も可愛いけど二の腕を抓るのは辞めなさい⋯⋯タダでさえ私が施した縛りでフィジカルが上がってて力が凄いんだから!!
「ゴフッ⋯⋯まっ真白が妹である事が当たり前過ぎて忘れてました⋯⋯すびばしぇん⋯⋯」
当然ながら私は一撃で轟沈しました⋯⋯やっぱり幼女には勝てなかったよ⋯⋯。
オマケ
カモメ99さん誤字修正ありがとうございました。
鷹稀朧さん高評価ありがとうございました。
いよいよ高校生編の始まりです⋯⋯。
Q縛りで言えなかったのでは?
A妹達には言っても良いと判断してる為、問題はないです。ただ禪院家内だと妹達とは別の誰かに聞かれるリスクがある為、九十九さんの時も周囲に話す対象以外の人は居ないかを、ちゃんと確認した後に話してたりします。それと妹である事が当たり前になってる為、九十九さんの追求見たいな事が無いと忘れがちだったリしますね⋯⋯。