自縄自縛の十種影法術〜平穏に過ごしたいのに、私の周囲が許してくれません〜 作:多眼犬
悟と夏油の2人に縛りで遊んでから早数日⋯⋯
高専に通ったとはいえ、禪院家からの業務は消えた訳では無く⋯⋯と言うか高専の呪霊討伐を利用して、上から呪霊捕獲の依頼をぶち込まれてる状況なんですよね⋯⋯。
ていうか高専入学前から定期的に呪霊狩りしまくってた影響か、最近は私が隷属させた呪霊がかなりの数になってまして⋯⋯てか数千超えた辺りからは数えてませんね⋯⋯とはいえ間引きをしようとすると、勿体無いからと真白が捌いて浴を実行しようとするので、最近は蠱毒の応用で呪霊同士を殺し合わせる等して、定期的に数を減らしては強くなったからとイキリ出した呪霊をボコって上下関係を叩き込み直す等はしているんですが、それでもその気になれば多分ですが質や量的にも、私が隷属させた呪霊を放つだけで、百鬼夜行が充分に起こせると思える数はいますね⋯⋯。
いっその事、夏油さんに何体か食って貰った方がいいかもしれませんね。対五条相手なら3猿の呪霊とかおすすめしますよ?
とまぁそんな感じで山の中に来て現在進行形で迫ってくる雑魚呪霊をバッサバッサと切ってる訳です⋯⋯。
あっ右斜め後ろから気配が⋯⋯とはいえ気配からして他の呪霊と変わらない雑魚の様なので、ここは振り向かずに持ち手を変えて、そのままドスッと突き刺して⋯⋯うん⋯⋯いい感じの手応えですね。
そうしてると私の左斜め前から別の呪霊が襲撃してきますが、そこは真白が出て来て切り捨て御免しました。
ガコン
そうしてると何回目かの真白の法陣の回転が発生⋯⋯まぁ⋯⋯多分、先程からずっとこれなので、多分間違いなく私と真白は現在進行形で、標的の呪霊の術式の影響を受けてるって事なんでしょうけど⋯⋯真白の解析によるとどうも私の領域を侵食する感じの術式との事です⋯⋯コレは非常に厄介ですね⋯⋯。
とまぁそんな感じで、何やかんや呪霊を狩ってる訳ですが⋯⋯地域住民に聞き込み調査した補助監督の情報によると、この山には廃神社があるらしく、恐らくは件の呪霊はそこの信仰と結びついてる可能性が高いとの事でした。
私からしてハッキリ言わせてもらうと、ほぼ100%そうでしょうね⋯⋯。
てか廃神社とはいえ何かしらの信仰と結びついた呪霊だとか、ほぼ高確率で1級または特級クラスの呪霊でしょうね⋯⋯はぁ⋯⋯面倒臭い⋯⋯。
いやまぁ⋯⋯ワンチャン⋯⋯いや雀の涙ほどの本当〜〜に本当〜〜のちょっぴりいやほんのわずかあるかないかの非常〜〜に低い確率で準1級だったらまだ少しは楽なんだけどねぇ。
てかこんな依頼を3〜4級の以来とかで出す上層部の頭可笑しいでしょ!!
何? 上層部の連中は私を殺したいの? バチ殺しなのっ!?
こんなんだから将来、五条のクソガキに3☆7★56☆4にされるんですよクソガッ!!
とっまあそんな感じで苛立ちながらも、その鬱憤を呪力に変えて呪霊に叩き込んでる訳ですが⋯⋯雑魚呪霊達よりも高い呪力の気配が近づいて来たので、そろそろ目標となる呪霊も近い感じですね⋯⋯。
「⋯⋯てか廃神社じゃん⋯⋯やっぱり確定じゃないですかぁ⋯⋯はぁ〜〜面倒臭い⋯⋯」
ワンチャン違う呪霊も考えてたけど⋯⋯どう考えてもやっぱりこうなりますよねぇ⋯⋯。
後は標的となる呪霊⋯⋯。
私は自分の所に物凄い速さで接近してくる気配に気付き、すかさず後ろに飛び上がって回避する。
「────ッ!?ちぃッ!!」
だが接近してきたソイツは滑らかなまでの動きで、私の背後に回り込み襲撃して来た。
私は早急に身体を捻りながら、刀を振り上げて牽制した。
「ほう⋯⋯我の襲撃に対し見事なまでの牽制だのう⋯⋯クククク⋯⋯」
私の一太刀を交わした呪霊⋯⋯上半身は女で下半身は巨大な蟒蛇という半人半蛇の姿をしており、また口元を片手で隠すような仕草をしながらそう言うと、明らかに私を嘲笑うような目で見下して来た。
いやそれよりも⋯⋯コイツ、喋ったぞ!?
しかも結構、ハキハキと喋ってるし⋯⋯。
私が知る限り作中において、人語喋れるのは特級か限り無く特級に近い呪霊だったはず⋯⋯。
うわぁ⋯⋯コレは面倒臭そう⋯⋯いや絶対に面倒臭い奴だ⋯⋯。
私は刀をすかさず構えそのまま一気に奴目掛けて、横に一線一気に振りました。
「ククク⋯⋯は?」
⋯⋯いやどゆこと? 何かすんなり切れたんだけど⋯⋯こちらは避けられるか防がれるかは覚悟して攻撃しただけど⋯⋯てか最悪避けられた場合は真白に背後に回り込んで貰い、そのまま攻撃するつもりだったんだけど⋯⋯思いの外すんなり入って拍子抜けですよ。
てか相手も相手でどゆこと的な顔になってるけどむしろこっちが聞きたいんだけど!!
「───ッ!!!???チィィッ!!」
気が付くと目の前の半人半蛇の呪霊は直ぐに私から距離を取り、それと同時に森全体が騒めき出し、何かが爆発したかの様な音と共に、何処に隠してたんだとばかりの視界を埋め尽くす蛇、蛇、蛇⋯⋯その圧倒的なまでの大量の蛇の群れが、まるで雪崩か土砂崩れかのようにこの場所目掛けてなだれ込んで来ました。
「はっちょっ!?ノォォォォオーーーーッッッ!!??」
私はなんじゃこりゃとばかりに迫り来る、蛇の群に飲み込まれそのまま押し流される。
そして後には地面が見えない程に蛇で埋め尽くされた廃神社⋯⋯そんな蛇で埋め尽くされた大地で、完璧に下半身は蛇の群の中に埋まり、手足はもぎ取られ上半身だけかろうじて出てる状態になった私がいました。
「はっ⋯⋯我の術式をどうやって無効化したかは分からぬがまあ良いわ」
そう言うと半人半蛇の呪霊は、私の所に近付き、顔を覗き込んでくる。
「我の術式は分体と我の視界を通し一刻程視認した対象の領域を侵すし我の分体を生み出す器に作り替える⋯⋯故に副産物として領域を侵された対象の対象を金縛りにできる、まぁその仕上げとして対象に我の血を与える必要があるがな⋯⋯とはいえ金縛りこそせんかったが、こうして身動きを封じれば詮無きこと⋯⋯貴様には我の分体を生み出す苗床となって貰うとしようか⋯⋯」
あっうん⋯⋯ご丁寧に術式の開示をありがとうございました。まぁ普通に考えたらヤバい状況なんだけど⋯⋯まじでごめん⋯⋯むしろ好都合なんだよね。
「フフ⋯⋯」
「なんじゃ? 気でも狂うたかククク⋯⋯」
「いや⋯⋯私の術式ってさ影を媒体に式神生み出すってものなんだけど、その副産物で影を操ったり影の空間を自由に出来るのよね⋯⋯」
私はそう言った瞬間、奴の片腕が目の前で盛大に跳ね飛ばされる。
いやまぁ⋯⋯この際言わせてもらうと、基本的に呪霊って影が出来ないんですよね⋯⋯まぁ幽霊みたいな存在に影が出来るかって話なんですが⋯⋯。
ただ目の前の半人半蛇の術式である分体の蛇は、他者の血肉を媒体にしている為、呪霊である本体と違い受肉した状態なんですよね⋯⋯。
それはつまり分体の蛇には実態が有る訳で、となればまぁ私の影と蛇軍団の影が重なった今は、私や真白は蛇達の影の空間を利用して、縦横無尽に移動が出来るって話です!
影は魂の半身であり当然領域だとしても、重なった状態なら半分は私の領域も同然なんだから行けるでしょ!!
それにこの場合、
何せ術式っていうのはその人間の解釈次第でどうにかなる、言わば呪力を燃料に起動する悪魔の実、またはフリーレン世界の魔法に近い代物⋯⋯恐竜とはこう言う生き物、髪は切れるんだから切れる⋯⋯。
そう言った本人の中の常識に囚われない解釈が、術式を使うのに必要な要素⋯⋯そりゃあ常識に囚われたら使えないとか、頭のネジが外れた異常者でも無いと使えない訳ですよ。
まぁ⋯⋯それでも無茶を通すにはそれを可能に出来るだけの呪力量が必要だから、呪力量は高いに越したことはないし、呪力の操作能力で呪力量の消費は少ない方がいい⋯⋯。
私も反転術式で手足を再生させると、予め飲まれる前に影に忍ばせた刀を取り出し、半人半蛇の呪霊目掛けて刀を振るう。
「領域展開⋯⋯」
だが⋯⋯目の前の呪霊はそれを意にも介さず、ただ⋯⋯そう呟いた。
そして⋯⋯私は失念していた。分体となる蛇もまたコイツの1部なら、分体である蛇の身体で陀艮の様な字を作れる可能性を⋯⋯。
「
そして半人半蛇のかの呪霊の領域が展開された。
おまけ
ルイズさん高評価ありがとうございました。
Qそう言えば後書きでの誤字脱字の感情報告はどうしてるの?
A一度誤字脱字の報告が来た際に、名前をメモ帳にコピペしてます⋯⋯なので偶にコピペし忘れてる場合もあり、そう言った至らない場合等に関してはマコトに申し訳ないと思っております。
Q呪術廻戦の作中で推しはいますか?
Aいません⋯⋯と言うのも幼少期編 前半 参 こんなの入るしかないじゃない!?で開示した性癖では全てを語り切れてなかったのですが⋯⋯その性格に付け加えて、何かしらの重かったり暗かったりする過去や宿命、または何かしらの設定を持つキャラが望ましいんですよね⋯⋯。(ちなみに外見が女性より、特に幼い少女に近ければなおよし、例えそれが下半身が芋虫や百足や蜘蛛でも、背中から触手が生えて用が、単眼だったり口が虫の顎みたいなクリーチャーの様な外見でも、その点だけ抑えてれば問題は無かったりする)
その点で言うと設定的には裏梅、理子、真希、真衣で性格的には万なんですが⋯⋯どれも後一つ痒いところに届かないと言うのか⋯⋯とまあそんな訳で推しだ!って明確に言える様な子は、特にこれと言っていないんですよね⋯⋯ただまぁ⋯⋯逆にいなかったからこそ書いた所はありますが⋯⋯自分⋯⋯百合を除いたら、例えオリ主でも、推しだって子とイチャイチャしてると⋯⋯何というか⋯⋯NTRれた気分になって脳が壊れそうになる面倒臭い所があるので⋯⋯。