お労しい兄上(中身一般人)が紡ぐ青い青春記録   作:南雲ユカリ

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遅れてしまい申し訳御座いませんでした。
引っ越し等によりWi-Fiがない状態が続いてました…
今日からまた投稿出来るため遅れてしまった分を投稿出来る様に頑張りたいです…


番外編.黒服から見た兄上
黒服から見たお労しい兄上


最初に彼に気付いたのは突然の事だった。アビドスの砂漠、それも自治区からだいぶ離れた位置に謎の光と共に膨大なエネルギーをビナーの調査用に飛ばしていたドローンが感知したのだ。

 

 

「ふむ…、これは一体…?」

 

「…調べてみる価値はありそうですね」

 

 

その現象が起きた位置から最も近いドローンを一機その場所に向かわせた

 

 

「…特段変わった様子は無さそうですが…」

 

 

ふと、ドローンが何かを見つけた様だ

 

 

「あれは…、人?でしょうか…」

 

よく見ればそれは人の様に見えた

 

 

「しかし、こんな砂漠に一体何の目的で…?」

 

 

ここアビドス砂漠に用がある者と言えばカイザーPMCかハイランダー学園の生徒くらいだろう。だが、オートマタにも生徒見えない、どちらかと言えば百鬼夜行に在籍している様な服装をしている

 

 

「あの光と何らかの関係がある事は確実でしょうね」

 

「しかし、これほどまでのエネルギーを一体どうやって…」

 

この膨大なエネルギーをどうやって発生させたのか、そして何に使用したのか、疑問が尽きないがそれを後にする。今は目の前の画面に映るこの謎の存在が最優先である。

 

 

「…服装ばかりに目がいっていましたが良く見れば刀を持っていますね。」

 

 

その存在はヘイローと呼ばれる物も無くキヴォトスでは珍しい刀を所持していた、しかし、その刀はどこか不気味な見た目をしている。人の血管が浮き出た様な模様に複数の目が付いた眼

 

 

「服装や刀を除けば特にこれと言った違和感は…………………………!」

 

 

「あの顔は…」

 

 

その存在の顔は異形であった。六つ眼、それは生徒というより"私達"に近い見た目

 

 

「…ベアトリーチェによる物でしょうか?。もしくは、私達と似たような存在…?」

 

 

私の頭に様々な憶測が過ぎるが突然、ビナーが此方に向かっているのが確認出来た。

 

 

「まさか…あの光とエネルギーに釣られてやって来た?」

 

 

この状況は不味い、この異質な存在にビナーぶつければなにが起きるか予想がつかない、下手すればとんでもない事が起きる可能性もある。

 

 

しかし

 

 

私はこの状況に好奇心が刺激された

 

 

「運が良ければビナーとこの存在の両方のデータが取れる…」

 

 

私はドローンを離れた位置に移動させてこの状況を傍観する事に徹した

 

 

「さて、どの様な反応を示すか…」

 

 

その存在はビナーに対して驚いた様な反応を示す

 

 

「ふむ…、知能や感情といった物はある様ですね…」

 

 

ある程度は予想をしていたが一定以上の知能がある事が確認出来た

 

 

「ふむ…、ヘイローが無いのにここまでの身体能力を持つとは…」

 

 

その存在は突然のビナーの襲撃にも驚いていたがミサイル等の攻はしっかりと回避をししていた

 

 

「しかし攻撃する素振りが見られない…、それ以前に何かを試しているような素振りも見られる。」

 

 

「見た所、銃火器の所持は見られない…、ビナーに対する攻撃手段が無いのでしょうか?」

 

 

 

 

だが、そこで驚く様な出来事が起きた

 

 

なんと、その存在は刀でビナーから発射されたミサイルを全て斬ってしまったのだ

 

 

「な!?まさか刀でミサイルを!?」

 

 

飛んでいるミサイルを斬る、あの刀の鋭さ驚くよりも先にその存在の身体的能力に驚愕する。飛んできた物を斬る、字面だけで見れば簡単な事の様に思えるが実際は違う、一般的にミサイル等の弾道は普通目では追えないスピードで飛ぶものだ、それを避けるだけでも驚くが避けるどころかそれを斬って見せた、動体視力と筋力、そして刀を扱う技術が無ければ到底真似出来る事ではない。

 

一瞬の判断、一つでも間違えれば間違いなく命に危険が訪れるだろう。それを疲れた様子も無く平気な顔で行って見せた、ドローンの性能が無ければ目では追えない程の動き、動いたという事すら認識出来ない程の。

 

 

「はっきり言って異常だ、ヘイローの無い人間…いやあったとしても出せるかも分からない程の身体能力…」

 

「ここキヴォトスではヘイローの有無はとても重要だ、ヘイローがあるからこそ神秘が身体を巡り普通の人間とは掛け離れた肉体が手に入る…」

 

 

「そもそも、あの身体能力の源はなんだ?。神秘が巡っている様子はもちろん恐怖が巡っている痕跡も見当たらない…」

 

 

「そして、一番の謎はあの体力だ」

 

 

どんな生物であれ激しい運動をすれば息切れ等の体力の現象が見られる。しかし、あの存在にはそんな様子が見られない。無尽蔵の体力、普通の生物ではあり得ない代物だ。

 

 

そんな思考を巡らせていると戦闘に動きがあった

 

 

「!、刀を構えた…?」

 

 

先程までの戦闘ではあの存在は攻撃をする素振りさえ見せなかったが、ここに来て初めて動きを見せた。

 

 

「しかし、刀のみでビナーに勝つのは物理的に不可能、あの金属の巨体を相手にどうやって…」

 

 

そこで私は言葉を止めた、

 

 

何故なら目の前で目を疑う様な事が起きたからだ

 

 

その存在が刀を斬り上げると同時に刀から三日月の様な物体が不規則に形を変えながら枝分かれするのが見えたからだ

 

「なっ!」

 

「あの現象は一体…!?」

 

三日月はビナーの身体を切り裂きながら広がっていきある程度まで広がると消えて行くのを確認出来た

 

 

「科学では説明出来ない現象…!。物理的接触が可能な物質を出した…?、消えた後はどうなった…?そもそも何故消えた?。そしてどうやって出したのか…。」

 

 

疑問が尽きない、そもそも謎が多すぎるあの存在は何者なのか、何処からやって来たのか、あの現象は一体何なのか。

 

分からない、何故?どうやって?

 

今ある情報だけでは足りない、情報がもっと必要だ。

 

 

画面に目を移すといつの間にかビナーが消えていた。あれほどまでの傷を付けられたのだから当たり前だ。暫くは姿を見せないだろう。

 

 

私は思考を切り替えドローンにあの存在の後を着けさせて情報集めに徹する、少しでも分かる事がある様に盗聴器を付けた別のドローンにも後を着けさせる。

 

 

「今はこの存在の特定が最優先でしょう」

 

「もし、この存在が悪意あるものだとすれば…」

 

 

「…いや、考えたくも無いですね。」

 




はい、一先ず今回は短めにしてしまいました…。
次の投稿は今月中には最低でも3話は投稿したいと思います…。
最後に更新が遅れてしまいほんとに申し訳御座いませんでした…
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