ジョウト地方に到着したダイゴとヒノデ。
「意外とかかったね。」
「たく、少しは、服装に気を遣えよ。自分の立ち位置分かってんのか?」
ジョウトの飛行機の到着後、空港でダイゴが、ファンに捕まった。結果、抜け出すのに時間をかけた。
「ハハハ、すまない。」
「はあ、大丈夫か?今回の目的を達成する気あんのか?」
「大丈夫。そこは、揺るがないよ。」
「そうか。しかし、まさかあいつらがな。」
時間は、遡る。飛んでいく飛行機の中でヒノデは、個室で机を挟んでダイゴと向き合う。
「おい、そろそろ今回の目的を話せ。俺は、暇じゃないんだぞ。」
「うん。そうだね。」
ダイゴは、手に持っているカップを置く。
「ヒノデ君、一緒にロケット団を潰すの手伝って。」
「はあ!?」
いつもは、落ち着いていたヒノデは、驚愕し立ち上がる。だが、そんなヒノデをダイゴは、真っすぐ見る。
「ロケット団って、もうレッドの奴が倒したぞ。」
「知ってるよ。ボスのサカキが破れて解散したことなんか。そして、英雄の少年の傍らに手を貸した誰かさんの存在もね。」
「……知っていたか。」
「いや、この情報は、一部の四天王と各地方のチャンピオンのみ。」
「フゥー。」ドカッ
椅子に座りなおすヒノデ。そして、会話を続ける。
「目的は、わかった。だが、今更解散した奴ら追ってどうすんだ?」
「それがね、、、、」
時間が巻き戻り道中。
「まさか、残党狩りとは。」
「それだけ、サカキという男の力が大きいのだろうね。」
「まあ、あいつの知識と実力は、本物だしな。それに、。」
「それに?」
「いや、なんでもない。」
二人は、その後エンジュシティに到着する。そこで、変装の身支度をする。それぞれで聞き込みを行う。だが、やはり、そう簡単に情報が集まらなかった。
「ま、そう簡単に見つからねーか。」
ざわざわ……ざわざわ……
「ん?騒がしいな。」
賑やかな方へ向かうとバトルフィールドにダイゴとどこかの少年が、バトルを行っていた。どうやら、変装してもダイゴのオーラは、隠せないようで正体が、バレたということが分かった。ヒノデは、少し頭を抱えてとりあえず近くの席に座る。
「たく、あまり目立つなって言ったのに……。いや、そもそもあいつの知名度をなめてた俺も悪いか。さて、和菓子でも食べますかな。」
そう名物の和菓子を摘まんでいると老婆が、困っているのが見えて手を貸した。
「ばあちゃん、手貸すよ。」
「悪いね。まさか、杖が折れるなんて。」
「運が、悪いね。」
ヒノデは、近くの自分の席に連れて行く。
「いやあ助かった。ありがとうね。」
「どういたしまして。ばあちゃんは、1人で来たの?」
「そうさね、仕事が休みに入ったからちょっと遠出にね。」
「そうか。観光?」
「まあそうだね。けど、見知った顔を見れてよかったよ。」
「へえ、ダイゴの知り合い?」
「いや、問題児のあんただよ。」
老婆は、素顔晒す。
「久しぶりだね。元気してるかい?ヒノデ。」
「ええ、キクコ先生も元気そうだね。」
「まさか、あんたが、ジョウトに居るなんて。何しに来たんだい?」
「大きくは、言えないけど、あそこのボンボンの依頼でまた悪者退治にね。」
「手を貸してあげようかい?」
「いや、大丈夫だよ。」
「勝てるのかい?バトルから離れているあんたが。」
「まあダイゴいるし大丈夫でしょ。」
「ホントお気楽だね。」
ヒノデが、キクコと会話していると、ダイゴがバトルを終えてきた。
「おや、珍しい顔ぶれだね。」
「なーに、のんきにバトルしてんだ。アホ。」ポカッ
「痛っ、ごめん。」
「全くこんなのが、ホウエンのチャンピオンとはね。」
「まあ元ですけど。」
「まあ良いわ。わたしもそろそろ行くかね。」
「そうか。じゃあ、また元気でね。」
「ふん、大きなお世話だい。……ヒノデ。」
「ん、何?」
「あんた、リーグに戻らないのかい?」
「……。」
「今からでも私が、他の地方にでも」
「うんうん、大丈夫だよ先生。俺は、今を全力で頑張れてるから。」
「そうかい、なら野暮だったね。だが、もし戻ってくるなら歓迎するよ。それじゃ。」
そう言い残して、キクコは、その場を後にした。
「さて、俺らも再開するかな。」
「そうだね。」
二人は、情報収集を再開する。そして、ロケット団の下っ端どもをよく見かけるという情報を手に入れた。