周囲を絶対曇らせる系爆乳女勇者VSハピエン厨死に戻り能力者inサ終済みソシャゲ 作:ゲケエベレッケ
これは、ある図書館の禁書区画、その最も埃被った奥底に眠る、誰も読むべきではない一冊の『悪趣味な童話』の写しです。
かつて世界を救ったとされる、ある一人の少女の、あまりにも滑稽で、あまりにも冒涜的で、そして涙が出るほど無慈悲な英雄譚。
第一章:愚かな少女と百の命
昔々、あるところに、世界中の誰よりも頭が悪く、けれど世界中の誰よりも心優しい少女がいました。
名前は■■■■。
彼女はとてもとても頭が悪くて元気いっぱいな女の子でした。どれくらい頭が悪かったかというと、将来の夢は「カブトムシ博士」を通り越して「カブトムシそのもの」になることでしたし、お気に入りの宝物は、乾燥してカチカチになった犬のうんこがついた木の枝でした。
「えへへ、見てください! 最強の剣です!」
鼻水を垂らしながら、彼女は村の人たちにその汚い棒切れを見せびらかしていました。村の人たちは、そんな彼女が大好きでした。
「おお、すごい剣だなぁ■■■■。それで世界を守るのかい?」「はい! わたしが、みんなを守ります! 」
彼女は胸を張って答えます。
その目はキラキラと輝き、曇り一つないガラス玉のようでした。
彼女は生きとし生けるもの全てを愛していました。
道端に咲く雑草を踏まないように爪先立ちで歩き、家に入ってきたハエを殺すのが可哀想だと窓を開けて逃がし、お腹を空かせた野良犬には自分のハンバーグを半分こしてあげるような、それはそれは、アホな子でした。そしてそれ以上に優しい子でした
村は貧しかったけれど、そこには愛がありました。
お父さんも、お母さんも、近所のおじさんもおばさんも、幼馴染の男の子も、みんなが家族のように寄り添って生きていました。
夕暮れ時になると、各家庭からカレーの匂いやラーメンの湯気が立ち上り、■■■■のお腹の虫がグウと鳴ります。
「今日のご飯なにですかね!」
泥だらけの顔で家に帰ると、お父さんが笑って迎えてくれました。
「今日はハンバーグだぞ」
「わーい! お父さん大好きです!」
彼女の世界は、半径数キロメートルの小さな村と、大好きな人たちの笑顔と、美味しいご飯と、カブトムシだけで構成されていました。そこには「悪」なんて存在しませんでした。
「■■■■の■■■■」
なんていう、小難しい言葉も必要ありませんでした。ただ、目の前の大好きな人が笑っていれば、それが彼女にとっての「世界平和」だったのです。
ああ、なんて幸せな、幸せな子供時代だったことでしょう。
誰もが彼女の未来に、ささやかな幸福が待っていると信じて疑いませんでした。彼女が大人になって、誰かと恋をして、あるいはカブトムシになって、平凡だけれど暖かい一生を送るのだと。
神様がいるとしたら、きっと彼女のような無垢な魂を一番に愛するはずだと、誰もがそう思っていました。
ええ、神様は彼女を愛しましたとも。愛しすぎて、特別な「運命」という名のプレゼントを用意してくれたのです。
それは、ある日突然、風に乗ってやってきました。最初は、お隣のお婆さんの咳でした。次は、幼馴染の高熱。そして、お父さんが倒れました。未知の感染症でした。体の内側から腐っていくような、恐ろしい病でした。村は隔離され、外の世界から切り離されました。医者も薬も足りない、絶望的な状況の中で、村人たちは次々と床に伏せっていきました。
■■■■もまた、高熱にうなされ、意識が朦朧としていました。熱い、痛い、苦しい。
しかし、たった一本だけ、特効薬が手に入りました。
たった一本です。村には百人の人間がいました。百人の命に対して、助かるのはたった一人。さあ、誰に使いましょう? 村長さんが一番偉いから? お医者さんが一番役に立つから? それとも、一番若い赤ん坊? 村人たちは話し合いました。死の恐怖に震えながら、血を吐きながら、それでも彼らは話し合いました。そして、満場一致で「ある結論」を出したのです。
彼らは、■■■■を選びました。一番元気で、一番アホで、何より一番優しかった、あの女の子を。なぜなら、彼らはみんな、彼女のことが大好きだったからです。
彼女の笑顔が、この貧しい村の希望そのものだったからです。
「■■■■に打とう」「あの子なら、きっと元気に生きてくれる」「俺たちの分まで、幸せになってくれるさ」「そうだ、あの子を生かそう」
それは、あまりにも美しく、あまりにも残酷な「善意」でした。彼らは自分たちの命を諦め、たった一人の少女に全てを託すことを選んだのです。
誰も反対しませんでした。
誰も「自分が助かりたい」とは言いませんでした。彼らは誇り高く、愛する者のために死ぬことを選んだのです。ああ、なんて素晴らしい人間たちでしょう! なんて尊い自己犠牲でしょう! これが「愛」でなくて何だと言うのでしょう! 自分以外の誰かに生きてほしいと叫び必死で抵抗する■■■■の腕に、注射針が刺されました。冷たい液体が体に入ってきます。
それは、百人の命を搾り取って精製された、呪いの雫でした。
薄れゆく意識の中で、彼女は父の顔を見ました。父は泣いていました。でも、笑っていました。「生きろ、■■■■」父は言いました。「みんなの分まで、幸せになるんだぞ」「お前は、俺たちの希望だ」「愛しているよ」
そして、村人たちは死にました。一人ずつ、あるいは数人まとめて。苦しみの中で、それでも最期まで■■■■の回復を祈りながら。「ありがとう」と言い残して。「幸せにね」と言い残して。
幼馴染も、近所のおじさんも、おばさんも、みんな、みんな、死にました。村は静まり返りました。聞こえるのは、風の音と、ハエの羽音だけ。
■■■■は目を覚ましました。熱は下がっていました。体は軽くなっていました。「……みんな?」彼女は起き上がりました。家の中には、冷たくなったお父さんとお母さんがいました。外に出ると、誰もいませんでした。いえ、いました。あちこちに、動かなくなった大好きだった人たちが、転がっていました。
「……嘘……です……」
彼女は理解できませんでした。なぜ、自分だけが生きているのか。なぜ、みんな死んでしまったのか。そして、枕元に残された手紙を読んで、全てを知りました。『私たちは、お前に生きてほしいと願った。お前が生き残ることが、私たちの総意だ。だから、どうか自分を責めないでくれ。ただ、幸せになってくれればいい。それが私たちの願いだ』
その瞬間、彼女の中で何かが壊れる音がしました。パリン、と。それは、アホで元気なカブトムシ大好きなバカだった彼女の心が、粉々に砕け散る音でした。彼女は悟ってしまいました。
彼女は本当に、どこにでもいるただの子供でした。金色の髪と、今はもう見ることのできない輝く瞳を持った、アホで、純粋で、カブトムシとカレーが大好きで、鼻水を垂らして笑う、そんな少女でした。
彼女の思考回路は単純極まりないものでした。「みんな大好き」。ただそれだけ。
道端の花を踏むことを恐れ、虫一匹殺すことに涙し、人々の笑顔を見るだけで自分も幸せになれる。将来の夢は大好きなカブトムシになりたいと願うような、愛すべき馬鹿でした。
しかし、運命という名の脚本家は、この無垢な魂を、最も残酷な■■の主人公に抜擢しました。
「幸せになってくれ」「生きてくれ」
それは呪いのような祈りでした。
■■■■て欲しい■■■■■■■■欲しい、■■■■■■■■■と言う純粋な祈り
そして、その破片は村人の願ったのとは全く違う歪な形で再構築されました。
『■■■■の■■■■』
それを■■■■とした■■の■■■■が誕生しました
第二章:虐■機■の誕生
■■■■に移った彼女は■■の元で医者を志しました。死ぬ気で勉強しました。■■■■■■■■■■■■為に。ですが■■の■■により■■■■■■■■も■■■■されました
その時彼女は■■を握りました。なんの変哲もない、一本の■■■を
平均以下の身体能力の10歳の肉体と、全くない■■経験。それを■■と■■■と■■■で補いました。脳が焼き切れる程の必死さで、肉体全てが断裂しバラバラになるほどリミッターを外し、脳髄が鼻から垂れるほどの集中力で。
そしてそれを振るいました。祈るような叫ぶような思いを込めて
この瞬間、心優しく、誰よりも殺しを嫌い、生命を愛する少女は、■■■■へと変貌しました。
彼女には才能などありませんでした。剣の才も、魔法の才も、皆無でした。
あったのは、■■、ただそれだけでした。それだけで彼女は50名の盗賊を全員殺害しました。
第3章:■ゆえの■■機構
少女は成長し、美しい金髪の女性になりました。その瞳だけが、深海のように光のない死んだ色をしていることを除けば、誰もが振り返る美女でした。
彼女は「勇者」となりました。 彼女は誰よりも■■■■、誰よりも■■を嫌っていました。 けれど、彼女は「■■■■の■■■■」という■秤の■式に取り憑かれていました。
■■■■を救うために、1人の■■を■す。 1万■の■■な市■を■るために、■■人の■■を■■する。
彼女の頭の中では、常に凄まじい計算が行われていました。
彼女の■は、■■■で常に絶叫していました。 ■■た■■の顔も、名前も、家族構成も、決して忘れませんでした。 彼女にとって、■とは「倒すべき悪」ではなく、「自分が無能だったせいで■■■■■■■■■■■た哀れな■■■」だったからです。
しかし、彼女の肉体は、その■■■を燃料にして異常進化を遂げました。 「■■■■の■■■■の為に■■■のだから、絶対に■■を■■にしなければ割に合わない」 その狂気じみた■■■が、彼女の細胞一つ一つを書き換えました。
心■が止まっても、■が破壊されても、魂が■かれても。 彼女は「まだだ」と呟き、即座に蘇生しました。 殺されるたびに、死因への完全な耐性と、相手を上回る■■を身につけて復活するのです。
4章:全■の魔■と、ただの人間
■■との戦いは、熾烈を極めました。
■王は強大でした。全知■■、神にも等しい力を持っていました。
勇者は何度も殺されました。
首をはねられ、心臓を潰され、塵の一粒まで消滅させられ、因果律によって『死』を確定させられました。
けれど、そのたびに勇者は戻ってきました。
「……まだだ」
その一言と共に。
■■も■■■■も■■■■■■■も■■■■■■■■も受けてはその度に
魔王は■■しました。
目の前の女は、勇者などではない。それは■■■■の皮を被った■■だと。
■■■■■■■■と共に繰り出される■■は魔王を、一方的に蹂躙しました。
5章:聖■の皮を被った■獄
魔王を倒した二十歳の彼女、すなわち『勇者』は、完璧な聖女として世界に君臨していました。
腰まで届く金髪に、光の失せた死んだ目の美しい女性。
しかしその実態は、■■■■を実行する■■■■でした
彼女は決して怒鳴りません。■■■■から。嫉妬もしません。■■■■から。金も名誉も欲しません。■■■■から
彼女は食事を摂りません。
■■■■から
彼女は眠りません。
■■■■から
彼女は性欲も、快楽も持ちません。
■■■■から
彼女の持つ聖剣『■■■■■■■』。かつて勇者の血肉から発現したその剣は、【万物切断】【破壊不可】【追尾転移】といった恐るべき能力に加え、ある一つの隠された機能を持っていました。
それは■■■■■■■■■■■■■と言う呪われたものでした。
それでも彼女は■■を偽り■■を騙し■■を欺き
完璧な『幸福な聖女』を演じ続けるのです。
第六章:■■■■■■■■■■■■■■
勇者は二十歳にして、聖剣の■■■■を使い争いも苦しみもない理想郷を作り上げました。
しかし、物語はここで終わりません。
誰も彼女が狂っているとは気づきませんでした。
■■■■!
■■■■■!
■■■■■■■■■■■■■!
■■■■■■■■■■■!
■■■■■■■■■!
と言う■■を押し殺して彼女は動き続けました
ただただ■■■■■■■■■■■■■■■■■を願って
そして80年後。
■■■、■■■は訪れました。
勇者の細胞が、ついに限界を迎えたのか、あるいは魂の摩耗が肉体の再生能力を上回ったのか。
彼女は、誰にも看取られることなく、スラム街のボロ小屋でひっそりと息を引き取りました。
発見された時、その老婆の枯れ果てた遺体の顔には、ある表情が張り付いていました。
それは、生涯で一度も見せたことのない、あまりにも深く、あまりにも不気味で、あまりにも悍ましい、その■顔は、世界を救った聖女のものとは思えないほど不気味で、悍ましい■■の■■でした
彼女の人生のお題目の、■■■■の■■■■には■■だけが入っていませんでしたが問題ないです
彼女という『■』を切り捨てることで、世界という『全』が救われたのですから。
これにて、おしまい。
なんて、素敵なハッピーエンドなんでしょう。
めでたし、めでたし。
■■■■
ヴァリアント・ヴェンデッタというソシャゲをご存知だろうか。
俺のプレイしていた、エロゲに片足を突っ込んでいるタイプのエロソシャゲ(サ終済み)だ。
異世界を舞台にした中堅程度のソシャゲだったが、まあまあ好きなタイプのソシャゲではあった。
世界観は次のようなものとなる。
舞台は現代とそう変わらない異世界 そこに魔族が攻め込んできた。
魔族。人類よりも遥かに高い身体能力、【異能】と言う特殊能力、人類よりも遥かに劣る繁殖力。それ以外は人間と何ら変わらない人類の近縁種。
人類とはきっちりと住む場所を棲み分けし、お互い干渉しないと協定を結び、長い長い間そこまで悪い関係でも無かった彼らが突如攻め込んできた。
理由は何だったか、居住地が氷河期の様な異常気象に覆われ、種として生きるために人間の居住地を奪おうとしたかだったか。
まあ、とにかくのっぴきならない事情で襲いかかってきた。そして、それだけなら人類は抵抗できた。
流石に核こそ無かったがこちらの人類もバンカーバスターや気化爆弾も含めた近代兵器すら生産する科学力があった。そしてにより、個々のスペックでは人類を大幅に上回るが少数の魔族をなんとか食い止めていた。
しかし、【魔王】と言う魔族の王、規格外の化け物の参戦により、戦況は一変。
魔王の【転移】【攻撃無効】【隕石落下】と言った、めちゃくちゃな能力により人類は蹂躙された。
気化爆弾撃てばそれを人間の国家の首脳部に転移させてくる様な化け物をどうやって対処しろという話だ。
【魔王】によって、人類の数は10%以下まで減少。
端的に言うと近代文明は滅ぼされた。
しかし人類はあきらめていなかった。再び平和な世界を取り戻そうと立ち上がる。種として生き残る為に。
例え禁忌を犯そうとも。
近代兵器では【魔王】に勝てない。だから人類はガチャを引く事にした。人間と魔族を交配させ、人間側につくよう洗脳教育をしつつ育て、人類の味方でありながら、魔族の【異能】を得た超人、通称【
億を越す【
いうのが大まかなストーリーだ。
言うまでもないがこのソシャゲの操作キャラは極一部の例外を除いて全員【
世界観から治安が笑ってしまうほど終わっている上、話もグロく陰惨かつ人間の負の面を掘り下げたシナリオだらけだった。
しかし、そこまで胸糞な作品ではなかった。それはこの世に生きる大部分の人間は、邪悪というほど救えない訳でもなく、馬鹿と言うほど愚かでもなく、簡単に滅ぼされるほど弱くはないという人間讃歌が根底に流れている為、結構好きな物語だった。
飽くまでも、エロ抜きでの話だからな。
……ぬき◯しとかク◯ナドやらF◯TEとかみれば分かるように、オタクには、エロ要素のある良シナリオ作品を過剰に評価する習性がある。
上の作品も100点満点中98点くらいの作品だがネットで検索すると120点満点の作品だと言わんばかりの絶賛をされている事をみれば分かるだろう。
それ故に俺もこのシナリオを絶賛していた。大好きだった。
だがそれ以上に好きだったのが戦闘のシステムだ。
滅茶苦茶良くできていた
簡単に言えば10×10の盤上に配置された六体の自キャラを動かし、迫りくる敵を、プレイヤーである、【指揮官】の元に近づけないように防衛するゲームだ。
公式ではタワーディフェンスと言うことになっているものの、どちらかと言えばSRPGに近い。
俺もタワーディフェンスときいて棒立ちで歩くだけの敵キャラを飛び道具で嬲り殺しにするゲームを想像していたから初めてやった時は驚いた。普通に敵が殴ってくる上に、相手を抱えてのド付き合いがどんどん起きるからだ。
まあ、アレだ。アー◯ナイツとか◯年戦争アイギスとかモンスター◯TDとか無◯迷途のパチモンだと思ってくれれば良い。
話は変わるが俺は、ソシャゲの最大の楽しみは【変化】だと思っている。
新たなキャラの追加で環境が変わり、ここさえ変えてくれればなと思っていたUIが改善され、新たなボスによって適正が変わる。新たな育成システム実装により、キャラのパワーバランスが変わるのなんて最高だ。各キャラにどんな新要素が追加されたかを見るだけでワクワクする。
そしてバリベンはその変化を大事にしていた。
5度に渡る、全キャラでそれぞれ違う、育成要素の追加。要望出せば次の日には治ってるUI、適正キャラが次々に変わるイベントボス。とにかく変化をつけさせ、飽きさせないように徹底した、運営の事がそれなりに好きだった。
そしてその中に、一際有名な、本編をプレイしてないゲーマーにも名を轟かせるキャラがいた。
そいつの名は【勇者】
パ◯ドラの◯芸師、FG◯のマ◯リン(今はキャ◯トリアか)とかと同じく、元ネタプレイして無くてもゲーマーなら知ってる程に壊れた、チートキャラだ。
能力テキストに書かれてること全部おかしいがなんと言ってもおかしいのは無限復活能力だろう。文字通り何度やられても復活する。それに制限も無い。回数制限も無い。条件も無い。復活後の弱体化とかも無い。むしろ復活するたびに強化される。
このゲームは敗北条件が指揮官が撃破される事なので、勇者は負けなくても指揮官がやられてゲームオーバーになる事もある。
勇者の火力は最上位だがスロースターター気味なので短期戦タイムアタック系だと偶に最適解から外れる時もあると言った欠点もあるがそれ込みでもぶっ壊れキャラだった。
そして勇者の性能はただでさえトチ狂っているが、終盤で更にクラスアップしチートを超えた何かに変貌する。
終盤のとあるステージをクリアすると自分は英雄ではない。あの日、絵本で見た英雄に自分は程遠いと嘆く勇者に指揮官がカウンセリングをするイベントが始まる。
君が苦しんでいると、俺も苦しい。君が幸せだと俺も幸せだ。
それを
クラスはセイバー(剣士)からセイヴァー(救世主)へと覚醒し、陰鬱だった表情は太陽の様に光り輝き、機械的だった口調は明るく陽気な聖人そのものの口調へと変化。ただでさえチートじみた戦闘性能に他者へのチート級の回復能力まで習得した本物のチートキャラが爆誕する。
ああ、本当に吐き気のする程の
何はともあれ、これだけのチートキャラの前に、魔王は討ち滅ぼされた。
こうして魔王を打ち倒す、救世主は【
魔族は全滅し、ついでに世界から争いも諍いも病気も苦痛も消えた。
めでたしめでたしだ。
言い忘れたが俺もヴァリアントヴェンデッタサービス終了後に、その世界に転移した。それまでの経緯はどうでもいいだろうから省略する。
重要なのは俺も【勇者】と共に世界を救ったと言うことだ。
そして世界救済の旅の結果、元の世界に帰れるアーティファクトを手に入れ、ついでに元の世界で好き勝手やれるアーティファクトも持った。
これを持って俺は地球に帰還する。地球でのこれからの人生は薔薇色だろう。嬉しすぎて口角が上がるのを止められない。
今だからぶっちゃけ言おう。この世界は、この世界救済の旅はクソだった。
やっぱゲームは神の視点でやるに限る。
転移直後にしょっぱなから王のジジイが帰還のアーティファクトは魔王を倒さないとやらねえとかほざき始めた為、なし崩し的にやっただけだ。
キャラ付けと言う名の人格破綻要素を盛り込んだソシャゲキャラに振り回されるわ、なんの取り柄も無い俺を指揮官まで押し上げたアーティファクト【クロックロックの廻生時計】の副作用で精神が崩壊しかけるわ、その他クソ見てえな事が多すぎた。
やっぱゲームはゲームだからいいんすわ。
海イベで海入っただけで性病で海を汚染し魚が浮いてくるレベルのヤリ◯ンの馬鹿、毎回毎回反社を拉致してきてはスナッフフィルム取る手伝いを要求してくる馬鹿、フードファイトイベで会場来る道中で生ゴミ衝動的に喰って会場でリバースする馬鹿。
これと同レベルの馬鹿の軍団だ、バリアント連中で出来た対魔族機関、【ヴェンデッタ】は。
どうやら人類上層部連中は、バリアントを人類の味方にする為の洗脳教育はしっかりやっていたようだが、常識の教育はしてなかったらしい。
コイツラの尻拭いで関係者、司法機関に片っ端から土下座する地獄の日々ももう終わる。
原作の指揮官は情に熱い男であった為あいつらも可愛い部下として見れたようだが、俺は根本的に奴らを帰還の為の道具としか見れない性根の終わったクズだから、解放された今はあいつらと離れられてせいせいしたという気持ちしかない。
もうハッピーエンドを迎えた世界に俺なんざがいても仕方ないしよ。
あばよ、クソ共、もう二度と会いたくねーけど帰還したら気が向いたらプレイヤーとして遊んでやるわ。
そして帰還の為のアーティファクトを起動する為、部屋に戻ろうと歩を進めた瞬間、そいつは現れた。
「あ! おかえりなさいませ、指揮官さん! ……ふふ、そんなにじっと見つめて、どうかされましたか? 私の顔に何かついてます?」
そいつは花が咲くように笑う。 窓から差し込む陽光を受けて輝く見事な金髪。そして、思わず視線が吸い寄せられてしまう、その豊満すぎる双丘。日常に戻った今、改めて見るとそのプロポーションはやはり暴力的で、男としてはどうしても目が泳いでしまうのだが──彼女はそんな俺の視線に気づいても、嫌な顔一つせず、むしろ少し照れたように、けれど親しみを込めて微笑むだけだ。
「……あら? 指揮官さん、視線がどこを向いているんですか? ふふっ、また私の『ここ』を見ていましたね? もう、仕方がない人ですねぇ」
【勇者】はわざとらしく、けれど嫌味にならないように、豊満すぎる胸を強調するように腕を組み直した。たぷん、と暴力的なまでの質量が揺れ、本能的にそっちに目が行ってしまう。
「そんなに好きですか? これ。……ふふ、顔が赤いです。いいですよ、指揮官さんが癒やされるなら。ほら、ぎゅーってしてもいいですし、枕にしてもいいですよ? 私、指揮官さんの役に立てるなら、なんだって嬉しいんです!」
人類最強の存在にして、魔王を打ち倒した、英雄。【勇者】がそこにいた
【勇者】
レアリティ:☆6
クラス:セイヴァー(救世主)
HP:EX ATK:EX DEF:EX MDF:EX BLK:4
素質1:『■■■■の■■■■』
配置中、味方全員の受ける致死ダメージを無効化し、そのダメージ量の200%のの数値を自身の攻撃力に変換する。
素質2:『まだだ』 HPが0になった時、撤退せず、その場でHPを全快し、HP・攻撃力・攻撃速度・防御力が永続的に+100%上昇する(無限重複可能)。 死亡原因となった攻撃属性に対し、即座に完全耐性を獲得する。
スキル構成
スキル1:『平和への祈り』(パッシブ) 効果: 自動発動。自身は攻撃を行わない。周囲8マスの味方に対し、毎秒HP回復とSP供給を行う。
スキル2:『生体電流虐殺雷(ケラウノス)』 効果: 発動時、マップ全体および画面外の敵対判定を持つ全てのユニットに対し、攻撃力の5000%の確定ダメージを与え、数秒間のスタンを付与する。
スキル3:『聖剣展開・約束された救済』 効果: 自身の血液を凝固させ、白銀の長剣【聖剣】を形成。 攻撃範囲が戦場全体に拡大。攻撃力+1000000%の攻撃を繰り出す。この攻撃は回避も軽減も無効化も吸収もできない。