ナギサの専属料理人になってみた   作:その辺のホタテ

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注意、キャラ崩壊してるかもしれません。

久しぶりのSSで品質の保証は出来ません。











本編
.1


「えぇと....」

 

今俺は迎えに来た車に乗って桐藤家の所に向かっていた。流石は名家とだけあって、いきなり高待遇だ。

 

「なんでしょうか?」

 

運転手に声を掛けると、そう返事を返される。

 

「今、どこ走ってるんですか....?」

 

さっきからずっとトンネルの中らしく、周りの景色が見えない。ていうかこんなに長いトンネル近くにあったかな....?

 

「安心してください、もうすぐトンネル出ますよ」

 

まるで心の中を読んだかのような声掛けに思わずビクッとしてしまう。

 

ていうか運転手って若い女性が務めるんだな。よくお父さんの職場上、色んなお偉いさん見てきたけど、みんな運転手はご高齢だったから珍しく感じる。

 

そうこう考えている内に視界が光で照らされる。

 

段々と視界が光に慣れてきてしっかりと見えるようになり、車窓から外を見ると、

 

「っぁ.....!?」

 

思わず口が開いたままになってしまうほど、とても凄い場所だった。それも言葉で表せない程。

 

そのまま外の景色に見蕩れながら走っていると、遂に桐藤家に着いたらしい。

 

車が止まり、使用人の様な人が車のドアを開けてくれる。荷物を下ろそうとトランクの方に目をやると、既に他の使用人の方がそそくさと持って行ってしまった。

 

「あ、あの、ここが桐藤家の、」

 

俺がそう言いかけると、被せるように答える声が聞こえてくる。

 

「はい。ようこそ桐藤家へ」

 

その声のする方に目を向けると、そこには同い年ぐらいだろうか、ベージュの綺麗な髪でユリの様な花の髪飾りをつけた少女が立っていた。

 

「え、えぇと、?」

 

俺が誰か分からず困っていると、その少女は笑いながら

 

「私は桐藤ナギサと申します。桐藤家の当主です」

 

そう自己紹介する.....ナギサさん?。

 

「こんな所で立ち話もなんですから、中へどうぞ」

 

そう言われてお礼をして中へ入らせてもらう。建物の中に入るとそれはもう凄い内装で、昔お父さんに着いて行ってフランスのお偉いさんの家に上がらせてもらった時のことを思い出す。

 

ナギサさんに着いて行って客間に案内される。ソファーに腰をかけるよう促され、お言葉に甘えさせてもらい座ると早速本題に入る。

 

「では、えぇと、......すみません、名前なんでしたっけ....」

 

申し訳なさそうにそう問うてくるナギサさん。俺は軽く自己紹介する事にした。

 

三上晃希(みかみこうき)、17歳です。」

 

「本日からお世話になります。」

 

そう言って頭を下げるとナギサさんは

 

「はい、よろしくお願いいたします」

 

にっこりと微笑みながらそう答えた。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

その後、ナギサ様の執事の人から建物内の案内とナギサさんの呼び方や仕事の説明など、色々話を聞いて初日は終わった。

 

そして夜、早速初仕事である明日の朝食の前準備に取り掛かるべく厨房にて作業をしていると、

 

「こんな時間にお料理ですか?」

 

そう声を掛けながら厨房にナギサ様が入って来た。

 

「ナギサ様、お疲れ様です。」

 

俺のその挨拶に少し驚いた様な顔をしたが、直ぐに微笑んで

 

「様になってますよ」

 

そう言ってくる。

 

「そうですか?ありがとうございます....」

 

初めて言われて嬉しいという気持ちと、ちょっぴりだけ恥ずかしいという気持ちが混じりあって少し顔が熱くなった。

 

「それで、今は何をなされているのですか?」

 

「明日の朝食の前準備をと思いまして」

 

答えながら作業を進めているとすぐ側までナギサ様がやってきて俺の様子を伺っている。

 

誰かに見られながらやると言うのは別に慣れていない訳では無いが、何故か心臓がドキドキする。何故だろうか

 

「これは何をされているのですか?」

 

「え、?あ、あぁ、これはですね、」

 

そうしてナギサ様は一通り俺の様子を見てから自室に戻られた。

 

それからしばらくして、前準備も終わったので俺も片付けを済ませて厨房を後にする。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

自室にて今日の事を振り返りながら明日の事を考える。

 

きっと、これから大変な日々になるのだろう。だけど必ず俺は乗り越えてみせる、いつか見たあの日の様に、

 

「寝よ、」

 

電気を消して目覚ましをセットし、ベッドに身を委ねる。すると疲労からかすぐに眠気が襲ってきて、気づいたら寝ていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

午前5時、初仕事の朝食の料理を始める。

 

ナギサ様の朝は早い。5時30分には起きて来る為、それに合わせて料理をする。

 

 

午前6時30分、ナギサ様に朝食を提供する。

 

ナギサ様は朝食を摂られたらそのまま学校まで行ってしまう。かなり早い登校時間だ。

 

その後は、使用人さん達の朝食を準備して後片付けをする。ナギサ様は学校で昼食を摂られるからお昼の準備は使用人さん達だけでいい。

 

昼食の提供と後片付けが終わったら午後4時、1時間だけ厨房から離れる時間が出来る為、その間に食材の仕入れ業者への連絡や調整、明日明後日の献立を考える必要と、休む暇は無い。

 

そして午後5時、夕食の準備に取り掛かる。

 

執事さんからの説明によれば、偶に客人を連れて帰って来る場合もあるそうだ。その場合はその人数分用意しなければいけない。

 

まぁ、大体の場合は事前に連絡があるそうだが偶に連絡が無い時もあるそう。

 

とはいえ今日はナギサ様は1人でお帰りになった。

 

午後9時、夕食の提供と後片付けが終わり一日の仕事は終わった。後は使用人さん達と執事さんとミィーティング、明日の朝食の前準備と各種最終チェック。

 

これが全部終わればもう0時になっている。

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