僕はステイン
親から貰った名前があるんだけどこの名前はそれとは別のコードネーム。
エリクサー博士から貰ったポケモンと、このコードネームが気に入ってるから、ステインってトレーナー登録したんだ
クチバシティの港街に飛行機でついた後は各ジムを巡っていた
相棒のベベノムと一緒に今日もバトルだ!
飛行機に乗る前は姉ちゃんと別れたのもあってしょんぼり気味だったけど、その日の夜には研究所で会えたからすっかり元気だ!
一人旅だけど、エリクサー研究所の僕用の部屋もあるし、そこならみんなに会えるから全然寂しくないんだ
僕は今、カントー地方で期待のトレーナーとして噂になり始めているらしい
他にも「レッド」「グリーン」「ブルー」
っていう人もいるけどまだあったことはない
同期と呼ばれるほかの三人よりジムバッジを早く集めて一番有名になるんだ!
◇
「博士、今タマムシシティにいるんだけど、ロケット団?ってのが沢山いて怪しい雰囲気」
『あれ、封鎖されてなかったっけ?』
封鎖?なんのことだろう、連絡通路で何か揉め事が起きてたから横を通り過ぎたせいかな
よくしらないや
『まぁ、入れたなら適当にパス繋いで、一旦帰ってこい、ロケット団について教えてやる』
「うん、わかった」
エリクサー博士は天才博士って呼ばれてるけど、僕にはカッコイイお兄ちゃんに見える
その日のお昼、ポケモンセンターの休憩室からエリクサー研究所への扉をギラティナフォンで繋いで、僕は研究所に帰った
「もどったよー」
「おー、おかえり」
「…パラサイト姉ちゃんは何してるの?」
「ふ、ふへっ、また負けちゃっただけ…」
研究所に戻ったら姉ちゃんの友達の…コードネーム、パラサイトの姉ちゃんが床に転がっていた
「ポケモン勝負して負けた罰ゲームしてるだけだ、無視でいいぞ」
「えー!博士とポケモン勝負したの!?いいなー!」
エリクサー博士はポケモン勝負も強い
以前に僕のベベノムと博士のベベノムでバトルしたことがあったけど、何もかもが負けていて、ジムバッジを取って調子に乗っていた僕をしょんぼりさせた
あの時の速さ、技の重さ、キレ、どれも忘れてない
きっと育て方が違うんだろうけど、博士は『あん?クスリ漬けだ、コツなんかない』って言うんだ、ずっとはぐらかされる
いつか追い抜いてみせる…
その後、ロケット団が如何に悪いやつかのレクチャーを受けた
ゲームコーナーの運営、地下に拠点
おつきみやまの占領
目立つ活動としてはこんなで
世界征服を企んでいるらしい
ポケモンを使って悪さするなんて!
「調査するために私もステインくんと一緒にカントー地方に向かいます、よろしく」
「あ、ライトニング姉ちゃん」
ライトニング姉ちゃん、博士の助手をやってるお姉ちゃんでなんだかいい匂いがする
…じゃなかった、博士の白いマントみたいなやつの黒バージョンを着ていてカッコイイ
「なんだかハナダシティでも怪しい動きがあるみたいで、片っ端から殲滅予定です」
「…あれ、目的忘れてないよね?」
「無人発電所ですよね、大丈夫です」
キリッとした姿がかっこいい
目が合うとドキッとしてしまう
これはポケモンバトルで知ってる「燃える」ってやつだ、でもどうして今?
『…』
博士のセレビィが何か言いたげに僕を見ているけどなんだろう
「ステイン、お手柄です、カントー地方のパスを繋ぐこと、引き続きお願いしますね」
「う、うん!」
ライトニング姉ちゃんに褒められちゃった
◇
タマムシシティに戻って直ぐにライトニング姉ちゃんは出発してしまった
僕はジムチャレンジがあるからここに残るよ
タマムシシティのジムチャレンジ
トレーナーは綺麗なお姉さんばかり
草タイプが多くてベベノムは有利
さらに毒も使ってくるけどベベノムには全然効かない
つまりとっても有利にジムチャレンジを進めれた
ジムリーダーのエリカさんはさすがに苦戦したけど
勝つことが出来た
ポケモンの道具の防塵ゴーグルというもので粉系の技を無効にしたのがでかかった
バトルが終わってから、道具はエリクサー博士のものだと喋ったらニコニコしながら連絡先を交換することになった
綺麗な人だけど、無言の圧から滲み出るジムリーダーの風格というか、トレーナーとしての強さ…?を感じたよ
ほとんどのジムリーダーと連絡先を交換してるんだけどエリクサー博士の道具ってやっぱり人気なんだね
ジムから出たら話したことは無いけど、顔だけは見たことある人を見かけた
チャンピオンとかそういう人じゃなくて
「レッド」と「グリーン」最近話題の人だ
「はー?俺の方が先にジムバッジをもらう!だからゆずれや」
「…」
「それは俺もってか?ショーがないだろ、昨日二人ともジムチャレンジを予約しに来たら既に先約がいたってんだから」
そんな話題の二人の顔が僕を向いた
「ゎ」
なんて言うか、強そうな顔立ちだ
「お?」「…!」
次の瞬間、いつの間にかレッドが僕の目の前にいた
手を握られて、キラキラした目を向けられている
「…!」(キラキラした目、バトルをしよう!と訴えかけられている気がする)
「なんだお前、電光石火でも使えたのか…?」
慌てて走ってくるグリーン
「…!」(目と目が合ったらポケモンバトルでしょ!と訴えかけられている気がする)
「あー、悪いな、ステインくん、だったかな?
コイツとバトルしてくれねぇか?
こうなったら止まらねぇんだよ、コイツ」
「え、うん、いいけど……あー」
「…?」(どうかしたの?と訴え…以下略)
「い、いや、大丈夫だよ」(防塵ゴーグルだけど、大丈夫だと思う、うん)
そんな感じでふたりとの初対面はなし崩し的にバトルをすることになった
「ステインくんは自慢のポケモン一匹しか公式戦で出てないんだろ?なら、1VS1でどうだ?
それなら、時間的にオレもこいつの次にバトルできるだろ?」
グリーンともバトルすることになりそうだ…