ポケモン世界をゲーム知識で好きに生きる   作:ふぁいる

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13 ブルーレイ

 

 

「さて、さてさてあなたが最近ずっとユーマが検討していたっていうブルーなんですね」

 

パラサイトは嫌悪感をむき出しにしながら、目付きを悪くしてブルーを睨む

もう、本当に、ただただ感じが悪い

 

『これが俗に言う残念美人と言うやつだろうか』

 

ギラティナはバトル場所を提供ついでに2人を見に来ていた

さきのはギラティナの感想である

 

「…」

 

「ふん、アホみたいにぽかんと口を開けて、バカ丸出しね、顔も芋っぽいし、田舎の畑で育ったのかしら?都会のファッションを学んで出直してきたらどう?」

 

 

ちなみにエリクサーはこの数日ほど、ブルーにUBとコードネームを与えるか、今後の展開について何度も会議を開いていた

(主な参加者はセレビィとギラティナだが)

 

それを覗き見していたパラサイトは一方的に嫉妬心を燃やしていたのだ

 

彼女の愛は深い

 

 

そのあともパラサイトはブルーにグチグチダラダラと言葉を重ねる

 

その間ぽけっとしていたブルーがようやく動き出す

 

「何かわかんなかったけど、どう考えても伝説のポケモンは固いわ!?」

 

ブルーはギラティナのことばかり考えていたようだ

パラサイトの話は聞いていないし、効いていない

 

 

「…バトル、バトルよ」

 

ようやっと2人のバトルが始まるようだ

 

 

『ルールはさっき言っていた通り、1VS1とする』

 

「わかったわ」「ええ」

 

ギラティナが2人に話しかける

審判も務めるようだ

二人の耳元の小型のドローンも主人の感情を表してかどこか嬉しそうだ

 

 

「この子の毒で完全にキメてあげる」

 

「…そういえば、何か喋ってました?」

 

「…こいつ!」

 

『…か、かいしー』

 

 

 

 

数分後、ブルーは負けていた

パラサイトの使うウツロイドは岩、毒タイプ

ブルーの出したピクシーはフェアリータイプ

 

ドクを使うウツロイドにピクシーは相性不利だった

 

「ゆびをふる、とか勝負を捨ててるのかしら

最後の秘策とやらも、なんかピンクの爆発で、多分フェアリーの技でしょ?全然効かないわ」

 

「うぅ…ぐすっ…」

 

「ブルーが酷い目にあってるって聞いてやってきた」

そこに現れるエリクサー

 

「…わーお」

 

ブルーはパラサイトのウツロイドに遊ばれていた

紫の液体(毒では無いらしい)をベタベタにかけられ

ウツロイドの白い触手でこしょぐられていた

(あくまでエッ…なことはしていない、そう見えるだけで)

 

『ふつーにやりすぎじゃないかしら』

セレビィドン引きである

 

「はかせー」

ベチャベチャ、ヨロヨロとエリクサーに近づくブルー

その目はなにか企んでいるようだが

エリクサーは気付いてない

セレビィはジト目をブルーに送った

(なお止めないようだが)

 

こしょぐられで乱れた服装、赤らんだ表情

ベタベタ、ウツロイド付き

 

エリクサーには効果抜群だ!

 

「もっと強くなりたいな」(ハートが見えるような猫なで声)

「…」

 

エリクサーの目が細くなった

「…あれ?」

 

ブルーの予定では先の様子からエリクサーは卒倒する予定だったのだが、どうしてか冷たい空気が流れる

 

空気を読んでかそれとも単に嫌な空気を読み取ったかウツロイドがブルーから離れていく

 

「ここにモンスターボールと特別な図鑑がある、手に取れば種族値からして簡単に強くなれるだろう

それとは別にこの世界ではまだ出回ってない知識を書き出してる途中のメモがある、少しずつ本にして売りさばく予定だけど、先に渡すことも可能だ」

 

「…(ごくり)」

 

エリクサーの手にあるポケモンも情報もブルーにとっては劇薬だった

 

「どっちが欲しい」

 

それを目の前にぶら下げられる

 

「…っ!」

 

どちらも魅力的なモノにブルーは思わず頬をふくらませる、子供っぽく無意識に

目尻に涙まで溜まり始めた

 

「選ばなかった方は…パラサイトにでもあげようかなぁ」

 

この意地悪な空気の中、1人だけ異色な空気を放っていた

パラサイトだ、ブルーには射殺すような目を、エリクサーには甘えるような目を、相反する感情を織り交ぜた目線にエリクサーはビビった、あまりにも小心者だ

 

 

ブルーもさすがに気づく

 

そしてニヤニヤと表情を変えた

 

「じゃあ、博士が欲しい」

 

ゆっくりと手を持ち上げて、指さしたのは博士、エリクサーを指さした

 

抱きっ

「んっ…」

 

がくっ…

 

ブルーが抱きつき、上目遣いでエリクサーを見た

エリクサーは膝から崩れ落ちた

 

「えぇ………よわよわ、ざーこ(ハート)」

「せ、セレビィ、あとは頼んだ…(がくっ)」

 

エリクサーは瀕死になった

 

 

 

『そういえば、記憶を抜き取る時に処理しやすいように弱点を分かりやすく弄ったんだったっけ』

 

ギラティナはそんなことを思いながら見ていた

つまりエリクサーが女性に対してクソザコなのはギラティナのせいである

 

叫び出したパラサイト、セレビィからモンスターボールを受け取るブルー

わちゃわちゃして、再びポケモンバトルが始まり、ウツロイドを打ち破るブルーと譲り受けたポケモンのツンデツンデ

 

そんな感じのガヤガヤした様子をギラティナは見守っていた。

 

微笑ましそうに見ている当たり邪神よりだ

 

 

 

 

「目を覚ますと同じベッドでブルーが寝ていた」

 

「ん?あら、おはよう、まぁ1時間も経ってないけど」

 

寝巻き姿のブルー、イーブイの着ぐるみ風ポケモンパジャマだ、とても可愛い

「じゃない、どんな状況」

 

「セレビィちゃんが、とりあえずポケモンだけ渡すわね〜って、その後、部屋はここを使ってって言われたから、博士も連れてきたの、博士は私のものだから、当然でしょ?」

「ふぅん……夢か」

 

エリクサーはもう一度目を閉じた

 

「えっ」

 

「最近出来すぎて怖いくらいなんだ、どこまで夢か、どこから夢なのか…」

「いや、夢じゃないんだけど、パラサイトってのにもリベンジしたの、夢にしないで欲しいんだけど」

 

「そうか、頑張ったなー、よしよし」

「抱きついてきた!?よわよわでは!?」

 

「小柄であまりにも抱き枕…すぅ」

 

「ねないでー!!」

 

 

ブルー

コードネーム:レイ

UB0:ツンデツンデ

カントー地方担当

 

メモ・とある時空によっては主人公格に匹敵するトレーナーとして成る




メモ、1話から13話の執筆期間
2023年11月2日から
2023年11月24日
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