ポケモン世界をゲーム知識で好きに生きる   作:ふぁいる

15 / 76
15 リバティガーデン島

 

 

シュランっ!

 

「うわぁあー!!」

 

「…ふぅ」最後のプラズマ団も切り刻まれた

ひん剥かれたプラズマ団を縛って船に投げ入れる

 

「…容赦ないね」

「死なないギリギリをやるのがコツよ」

 

少なくとも集団で出会った時に半分くらいは戦意喪失している

するとバトルしなくても負けを認めてくれるからね

ちゃんとお財布もギリギリまでしか絞らないし

 

これで犯罪じゃないんだからやっぱり治安悪いね

 

 

さて、扉があれば研究所と繋ぐのも悪くないんだけど

この島にあるのは塔が一つだけ

どうやらこんな何も無い島にポツンとあるのが面白いらしい

たしかに写真で撮る分には面白いかもしれない

現実的には何も無さすぎて暇だけど

 

そんな感じで写真を撮っていた

 

するとミルが塔の鍵を開けて中に入っていった

 

「…え?」鍵もってるの?

 

 

塔全体を写真に入れようと少し離れていたせいで追いつくのが少し遅れた

まぁ危険はないと思ってたし

 

塔の中に入ると人、ミルとなにかの声が聞こえた

 

楽しそうな笑い声

 

「ミル?」

「あ、お姉さん!」

 

明るい部屋にミルといたのは見たことないポケモンだった

 

「ナンバー0…ビクティニ?」

「てぃに?」

 

「へぇ!ビクティニって言うのねよろしくね!」

 

図鑑の出した情報は驚きの記録だった

No.0とは

 

『エリクサー博士も想定してない?いや、記録はされてる、つまり、どういうこと?』

 

聞けばいいか

 

ルルル…

 

『うい、こちらタイムだ』

『タイム…あぁ博士ってそんなコードネームでしたね』『おう…』

なんかしょんぼりしてる…?

 

エリクサー博士にビクティニについて聞いてみた

やはり、博士はビクティニの存在は知っていた

知っていてこの島に私たちを送り込んだらしい

 

『でも、ビクティニの生態はほとんど知らない…捕まえたのはミルかな?』

『捕まえたというか、仲良くなったというか』

『それでいい、じゃあ改めてミルを勧誘するか、扉を繋いでくれ』

 

『んー…わかったわ』

 

 

エリクサー博士は繋いだ扉からやってきて、ミルとなにか話をしていた

まぁ小さい部屋なので大体の内容は聞こえてくるのだけれど

 

ミルはこの後、シンオウ地方に戻ってもいい

また、私、スラッシュと旅をしてもいい

 

そんな話をすると旅をするに決まっているらしい

食い気味に返事をしていた

 

ビクティニもミルに抱かれながら一緒に話を聞いている

 

「じゃあ、ビクティニを手持ちに、ゲットしてくれ」

 

「うん、ビクティニ、いい?」

「てぃに!」

 

「うん!私の相棒、あなたに決めた!」

 

そんな始まりの瞬間を私は見ていた

あんな瞬間を私は数ヶ月前には体験してたはずなのに、なんだか随分遠くに来てしまった気がした

 

 

「じゃあ、コードネーム:ヴィクトリアを与える。次に図鑑」

「わぁ〜!」

 

「キミに勝利の星の輝きがあらんことを」

 

「あらんことを!」「てぃに!」

 

 

じゃあ帰るか

スラッシュに今のイッシュ地方の現状を聞いたところ、スラッシュがプラズマ団狩りをしたおかげで計画は早くに行われるらしい

それでももう少し季節は巡るだろう

 

イッシュ地方の事件は大規模だからな

カントー地方は小さい小競り合いばかりだし

 

古代ポケモンは起こしたくない

 

そろそろワールド団(仮)を仕掛ける時だろうか

一段落つけたら、事務作業をしないといけない

お金を稼げば書類が生まれ

道具を売れば書類が生まれ

連絡先が繋がれば電話する

正直ゲーム知識で動いているだけで、この手のしがらみが得意なわけでも、知識がある訳でもない

 

 

「そうだな、次はここら辺を処理できる人物を招こう、とてもひとりじゃやってられない」

 

秘書、秘書だな…必要だ…

 

 

 

 

エリクサーが破れた世界に帰った後、リバティガーデン島に残った2人

 

 

「…その子、とんでもなく強いわね」

 

レベル差を考慮して私が出したポケモンはエルフーンだった

 

タイプ相性も不利だったけど、レベルも経験もこっちの方が上

 

なのにエルフーンはビクティニに負けた

ビクティニは圧倒的バトルセンスを持ち合わせており、エルフーンの小細工がほとんど通じなかった

 

勝利するために生まれてきたような

そんな存在

 

勝てるビジョンが見えなかった

 

 

だからこそ、純粋で無邪気なミルの手持ちになったのはある意味で正しかったかもしれない

 

理想を育て

真実を得るのはミルみたいな子だ

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。