『やめっ!離して!?』
「おほ〜、命の温もりを感じる」
破れた世界で色違いのセレビィを抱きしめていた
何か喋ってるようで、ギラティナフォンがフォンフォン言ってるけど無視してる
どうせセレビィが何か言ってるだけだろうし
セレビィは抱きしめるとほんのり暖かい
小動物を抱きしめてる感覚
『いーやー!手つきがいやらしい!』
「ふふふ、嫌なら時渡りで逃げてもええんじゃよ」
『この世界だと時間の概念が閉じてるから無理ってさっき説明したじゃない!やめて!変なとこ触らないで!』
「ほほほ、フォンフォンいっとるわい」
『きゃー!』
◇
セレビィと遊んでいたらギラティナに怒られた
ちぇー
セレビィの好感度が何故か低いので破れた世界から出た瞬間に逃げられそうだ
なのでセレビィも破れた世界の住人になってもらうことにした
セレビィは俺の中でペットポジションの認識に落ち着いたからな
「モンスターボールで捕獲しないとな、セレビィちゃん」
『ひぇっ、顔が気持ち悪いわ!』
『うわぁ…』
何故かギラティナも若干引いている
なんだよ、おい、文句あるなら言えよ、ギラティナフォンの電源落とすぞコラ
さて、戯れがすぎた
時間を進めよう
『『この世界に時間の概念はないぞ』』
「こいつらさぁ…」
◇
さて、そもそも俺は誰なんだろうか
『へんたいね』「…たいへんな目に合わせてやろうか」
『きゃーっ』
主人公サイドとしてどこぞの地方に現れることは出来ない
現れるとしたら悪役サイドになる
その方が伝説のポケモンにアクセスはしやすそうだし、それでいいとは思うけれど
そもそもアルセウスにはどうやって勝てばいいんだよ
『ポケモンバトル?』
ギラティナも割とノープランなのかもしれない
かと言って別案がある訳でもないのでとにかく強いポケモンを集めることになるのだが
ポケモンを制御するにも人は必要だ
つまり、悪の組織、ギラティナ団の勧誘だな
『だっさ』『ネーミングセンスが壊滅的ね!』
「…」俺は無言でギラティナフォンの電源を落とした
◇
Distortion、意味はネジレ
ギラティナフォンではポケモンWikiは見れたのでそこでの破れた世界の英語名称を参考に
Distortion World
ディストーション ワールド
…ネジレ団
『だっさ』『ググッてこれか』
「…」
泣きそう
団の名前は後でいいや、興が乗ったら勝手に名乗るだろ、ワールド団とかなんとか
「カロス地方に行きたい」
『ほう、理由は』
カロス地方は過去に戦争のあった地方だ、この戦争はポケモン史でガッツリとあとを残した戦争で、加えてAZ、不老不死のトレーナーを生み出すことにもなる
…(長々と説明)
…そして、決めてとして、エリートトレーナーがどちゃクソに可愛い
『だろうと思ったわ』『…む、理由は話し終わったか』
ちゃんと理由を聞いてくれたセレビィちゃんは好き
ギラティナはやる気あるのか?
だからカロス地方のエリートトレーナーちゃんを手篭め…じゃなかった、拉致でもない
スカウトしようと思うんだ。
『うわぁ…せめて、自分から着いてきたくなるように誘導するとか、かっこよさに惚れさせるとかないのかしら?』
「なるほど、そんな手が、さすがセレビィちゃん、あんこくせかいに居ただけはある」
『関係あるのかしら…?』
そうとなれば強いポケモン探しだな
伝説級は下手に触れると世界に支障が起きるから
準伝説系?
ラティアスラティオスは複数匹いる設定だったし、捕まえても影響は少ないように思える
『私は前の世界でマボロシだったのだけど?』
「…」
『しかも、さらに珍しい色違い』
「…」
「よし!UBを捕まえるか!!」
『聞きなさいよバカァ!』
セレビィが頑張って叩きに来た、ナイスツッコミ
◇
UB・ウルトラビースト
ソフトで言えばサンムーン、パッケージはソルガレオとルナアーラ。地方はアローラ
準伝説と呼ばれているポケモンたちはカプ・○○のいわゆるカプ系なのだが
あっちは島の守護者なので俺たちが干渉しちゃダメ系
じゃあ何から守っているのか、と言えば…
ん?何から守ってるんだ?
『おい』
まぁ、少なくともUBからは守っていた
ウルトラビーストはカプ系から見れば島の侵略者ってワケだ
そんなウルトラビースト達、こいつらは別の世界の一般ポケモンって話だ
(あれ、そうだっけ?そうだった気がする、うん!)
『あやふやね…』
だから数多くいるし、俺たちのポケモンにしても問題ないって訳
むしろカプたちの仕事が減るから感謝して欲しいね!
ウルトラホールをくぐることでUBの世界には行けるのだが、そこはパルキアの力を支配下に置いたギラティナ先生の出番って訳よ
◇
(UBのいる世界へ移動)
どうやらギラティナでもこういった力の使い方は大変らしい
いつも破れた世界とかいうUB達もドン引きの世界にいるくせにな
そんなわけで向こうに着いた途端にギラティナがへなへなになったり
セレビィちゃんが頑張ってくれたり
思ったよりUBを乱獲出来たり
乱獲してたら目をつけられて危うく捕まりかけたりもしたけど
なんとか帰ってくることに成功した
ここらの冒険はカットだ
◇
「捕まえてきたUB達、こいつら使うにはポケモンとして発表する必要があるらしい…
ポケモン学会はゲームの世界にはなかったからなぁ
めんどくさいけど乱獲してきちゃったし、行ってくるか」
さて、俺にはこの未知のポケモンたちがいて
(この世界基準)
ギラティナフォンで補完までされてるゲーム知識がある
(俺の記憶だとパルデアまで、つまり全国図鑑ナンバー1000とちょっとまでだ)
そんな俺が学会に行った
多くの知人(一方的な)がいたその学会
何が起きたかって言うと
「なんか俺、博士になっちゃったみたい」