「さて、君がラナさんですか」
「はい、ラナと申します
それで、私はエーテル団に入団できるのでしょうか?」
エーテル団の募集をかけたのがそこそこに前
それからパラサイトが面接などを行ったのが少し前
主人公顔の女性、ラナを直接呼び出したのが今日となる
ラナ、エリクサー、カグヤとパラサイト
エーテルパラダイスの一室にて面接と称してラナを再び呼んだ
面接した人たちはアローラ地方の島にいるから呼んでからは早かった
「まぁ合格みたいなものなんだけど、もう少し詳しく知りたくって」
面接、と言っても履歴書やら堅苦しいのはなかった
名前、動悸、あとはせいぜいポケモン自慢とか
「出身は?」
そんな感じでラナに質問していく
ラナのプロフィールはこんな感じだ
カントー地方の格闘道場出身
バッチは合計10個、各地方数個ずつのためポケモンリーグには行けないらしい
まだまだ成長途中と言ったところか
チラリとラナの胸を見てそう思ったところ、カグヤが机の下でつねってきた
顔はゲームのサンムーンの女主人公、ミヅキの顔なんだが
どうもそれだけっぽい
ちなみに顔が顔だけに美人なんだよな
大人のお姉さんっぽく振舞っている用で
上品に「ふふ」なんて笑うと様になっている
「あとは…スパーリング、は
あ、いえ、あまり関係ないですね」
浴衣が似合いそうで、浴衣女子、花火、ズガドーン、バーストとしてどう?と誘おうと思っていたら
どうにも話の節々にパワーisパワーなエピソードが混じってくる
子供の頃にワンリキーと組手したみたいな話もしかけている
格闘道場の家系だからか?
つまり、マッシブーン、イクスパンションってこと?
女性に?筋肉?
人にもよるけど、お姉さんっぽく振舞っているラナには失礼じゃないか?
「…ですけど、えっとエリクサー博士?」
「もしかしてだけど、力強い?」
「えっ?い、いやいや、そんな、そんな
そんなわけないじゃないですか、おほほ…」
同様の仕方がもう怪しさMAXである
さっき悪党、なんちゃら団を物理的に倒したとか言ってたよな
セクハラしたら反撃でやられたりするかな?
ちょっとワクワクしながら腰を浮かせようとしたら
隣からカグヤのため息が聞こえてきた
「顔がいやらしいですよ、博士」
「いっ!?」
「ラナさんは頑張って振舞っていますが脳筋ですよ」
「秘書さん!?」
「もういいでしょう、博士のコードネームの条件に合致してますし
ラナさんのことは色々調べております、何も悪いことでは無いですよ
その力を見込んで、エリクサー研究所の一員になりませんか?という提案ですから」
コードネームの条件
たしかマッシブーン、イクスパンションの条件に力が強い人と書いた気がする、いや、めちゃくちゃ最初の頃の冗談じゃんね?
「う、ですが、わたし、とてもバカなんですよ
友達から脳みそまで筋肉と何度言われたことか…!」
カグヤにばらされとうとう自分から喋った
やはり脳筋らしい
「バトルサブウェイで迷子になったこともありますし、その時の痴漢を窓にめり込ませてヒビを入れてしまったり」
なんで自分バカですエピソードに脳筋エピソードまでついてくるんだ
あとバトルサブウェイってポケモンバトルに耐えれるガラスだよな?
「本当はクチバシティの船見学をしていたら別地方発の船だったのが発端だったり」
船を乗り間違えることってある?
そうか、バカエピソードで色んな地方を旅する羽目になってるのか
なんでやねん
「今回も路銀が尽きたんですよ、なので応募したんです、最近有名なエリクサー博士に会えたのは割とラッキーですね」
「なるほど…騙されて変な撮影されたりしてない?」
例えばそうエッなやつとか
「あるんですよぉ!」
あるんだ
「半裸の男性もカメラも叩わわき割ってきたんですけど、バカだからって失礼ですよね!?」
「叩き割ったんだ…」
「あ、男性の頭はかち割ったんですけど、カメラはレンズだけですよ?」
「…??」
え、なに、どういうこと?気になるけど怖いからやめとこ
「そんなわけで、はい、脳筋なんです、わたし…」
「その割には腕とか細いけど」
ちゃんと食べてる?
「超能力の一種です、うちの?道場の皆さん細かったですよ」
この世界、超能力者って普通にいるし、筋肉系の超能力者もいるんだなぁという感想だ
それ以上でも以下でもない
「よし」
「ちなみに、その腕自慢を見せれるかしら」
おっけーとしようとしたところで、今まで黙っていたパラサイトが口を開いた
腕自慢、筋力自慢は「腕相撲とか?」
全員の視線が集まった
『あ、余計なこと言った』
もう遅い
◇
「…」
「博士?始まってますよ?」
「うん、ソウダネ…」
ラナと腕相撲をしている
パラサイトとカグヤが不思議そうにしているがわざわざ言わなくても分かるだろう、動かないんだ
全力で力を込めているのにビクともしない
「ふふ、非力ですね」
「ぬぬぬ…うぐぅ…」
余裕な顔で煽ってくるラナ
いや、勝てねぇ
「セクハラしたら力抜けるとかないかなぁあ」
「博士?」
「パントマイムみたい」
「いや、むり、むりだ、ちょっと勝てない」
「カイリキーは無理ですけど、ゴーリキーとならいい勝負できるんですよ」
自信満々に言うラナ、どうしてポケモンと張り合っているんだ?
そんなラナにモンスターボールを渡す
「ようこそ、エリクサー研究所に、コードネーム:イクスパンションを与えよう」
「…!ふふ、ありがとうございます、出してみても?」
「あぁ」
モンスターボールから出たのはマッシブーン
格闘・虫タイプのポケモン
待機させとくと、あ、ほら筋肉見せつけてくる
ナイスバルクー
まぁまぁとか言いながらラナはマッシブーンに抱きついていた
どうやら気に入ってくれたみたいだ
ラナが仲間になった