ポケモン世界をゲーム知識で好きに生きる   作:ふぁいる

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64 盤面内番外戦術

 

第三回エリクサー研究所身内大会

 決勝戦

 ミルVSステイン

 ガブリアス、フーディン、ビクティニ

 アーゴヨン、メタグロス、ゲンガー

 まんたんのくすりをそれぞれ一回だけ使用可能

 

 ポケモンだけで見るならステインが不利だ

 ビクティニの加護とも言える、勝利へ導かれる力からもステインが勝てるとは思えない。

 

 だから、ステインが圧倒しているのに、とても驚いている。

 

 最初に二人が繰り出したのはメタグロスとガブリアス、ミルのガブリアスはどっしりと構え、受けて立つ。という姿勢のバトルスタイルをとる。

 ステインのメタグロスはバレットパンチで近接と距離感を見極めつつ、サイコキネシスを中心とした特殊技で攻撃する。バトルスタイルもあって初めはメタグロスが有利に進んでいた。ミルも柔軟に対応し、ガブリアスから攻めるスタイルへと変える。

 

 そして、ガブリアスが先に攻めきることに成功する。次にステインが出したのはゲンガー

 

 ミルがほぼ瀕死のガブリアスを戻そうとした時に、それは起こった

「ガブちゃん…?」

 ガブリアスの手元には、ミルが持たせてないはずの「ガブリアスナイト」があった

 共鳴してしまった、ガブリアスはメガガブリアスへと成る

 その、メガシンカをする隙を逃すはずもなく、弱ったガブリアスはゲンガーのシャドーボールによって討ち取られてしまう

 

「フーディン…メガシンカ……できない」

 メガシンカのエネルギーはトレーナーの持つキーストーンの方のエネルギーが必要で、基本は1バトルに一回だけだ

 

「ミル、ゴメンね」

 どくどくだまを弄ぶゲンガーの後ろ、ステインが俯きがちに呟いた

 

 ここまで、ステインの戦略ということだ

「ううん、いいよ。驚いたけど、面白いから!」

 フーディンとゲンガーのバトルが始まる

 

「博士、どーゆことですの?」

 グラトニーは気になって食事が進まないからと解説を求めに来た。

「最初のメタグロスの持ち物はどくどくだまでガブリアスと持ち物を入れ替えた…ここは気にしてなさそうだな」

「そうですわね?メガシンカできない理由を教えてくださいませ」

 ドヤ顔でステインの戦略を解説しようとしたら求められてなかった。えっと、はいはい、メガシンカのエネルギーの話と、ガブリアスとミルの絆が高すぎたあまりに起こってしまったメガシンカについて教える。回復のために戻っていた油断もあったのだろう。そしてキーストーンのエネルギーをガブリアスで消費してしまったため、フーディンがメガシンカできなくなった。

 

「なるほどです、恐ろしい戦略ですわね」

 メタ読み、絆の前提など条件こそあれ、メガシンカの択を無くすというのはあまりにも恐ろしい戦略だ

 ゲンガーとフーディンのバトルも終わりがきた、終始フーディンが圧倒していたが、ゲンガーは上手く立ち回って致命傷を避けていた

 最後、影から出る時に、影をひとつに絞られて、狙い撃ちされたゲンガーだったが「みちづれ」により相打ちをしたのだ。

 順調なら倒し切り、無理なら相打ち

 見事だ

 

「ティニちゃん」「いこう、アーゴヨン」

 

 ビクティニとアーゴヨンの一騎打ちとなった

 アーゴヨンは登場と共にエアスラッシュかな?を使うような出方をした

 あれ

「…いつの間にビクティニを毒にした?」

 

 

 

 

 あぁ、ゲンガーはフーディンと戦っていた訳では無かったのか

 ポケモンの技に「ふしょくガス」という技がある、見た目はくろいきりと似たような感じだな、技に威力はなく、その効果は「ポケモンの持ち物を消失状態にする」つまり持ってない状態にする技だ

 

 そして、ビクティニはミルの頭上に乗って、時に跳ねたりしながら一緒にバトルを見ていた。

 

 

 どくどくだま、持てばたちまち猛毒状態になる道具

 メタグロスが持ち込み、ガブリアスを弱らせ

 ゲンガーの持っていたガブリアスナイトと取り替えられ。フーディンとのバトル中にビクティニに渡った。

 ふしょくガスにより、ビクティニは毒にならなかったが、アーゴヨンは登場と共にバトル場のふしょくガスを吹き飛ばすように登場したのだ。

 

「ティニちゃん!」「てぃゅ…」

 今、ビクティニがヘロヘロと地面に落ちる

 ほとんどやり合っていない、アーゴヨンは避けていただけだ

 ビクティニの毒状態は表情の少しの歪みでしか見せていなかった

 まぁ自分が毒になってると普通は思わない

 

 だから、ビクティニに駆け寄ったミルはここで初めてビクティニの状態を確認するのだ

 

「…え?なん、で?」

 ミルは反射的にまんたんのくすりをビクティニに使うが、毒は回復しない。

 

 勝負ありだ。

「グラトニー、ビクティニに駆け寄る準備を」

「はいっ」

 

 ビクティニはVジェネレートを使い、アーゴヨンに攻撃する、流石は勝利のためのポケモン、Vジェネレートは俊敏に動いたアーゴヨンを捉え、燃やしたのだ、が。それをアーゴヨンはタスキで耐えきった。

 

「お見事」

 

 優勝はステインだ。

 

 

 ◇

 

「ミル、ゴメンね、ビクティニも」

「ステイン、ミルね、悔しい、とっても悔しい!次は絶対絶対負けないよ!!」

 

「うんっ、ありがとう」




ビクティニはまともに戦えば基本勝てません
勝利の化身なので
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