ポケモン世界をゲーム知識で好きに生きる   作:ふぁいる

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67 タイミング

 

 身内大会もおわり、その翌日、相変わらず昼夜も分からない研究所の外で伸びをしていた

 暫くはなんの予定も無い、発表する内容も無くなってきたし、それこそ好きに生きるだけだ

 

「主よ」

「おやミュウツー、おはよう」

 ミュウツーが話しかけに来た、テレパシーのチャンネルが出会った頃と変わらず上手く繋がらないのでギラティナ産ドローンの音声を通じての会話となる。

「アーマード・ミュウツーなる資料があるのだが、何か詳しいことを知らないか?」

 

 アーマード・ミュウツー、ロケット団がミュウツーを制御下に置くために力を抑制するための機械をミュウツーに取り付けた姿

 つまり、普通より弱いミュウツーだ

 

 いや、しかし、ここにはもの作りの匠、丸くなったミュウツー、アルセウスを元に研究されたシルヴァディの資料。ゲノセクト、ポリゴン、マギアナの資料にそれらを読み解ける研究者がいる。

 

「よし、技術者、集合。」

 

 ◇

 

 この時のギラティナは邪神ではなく、純粋にもの作りを楽しむ技術者となる、すごい変わりようだ。

 丸くなったミュウツーは先日の敗北を気にしてアーマードの機械を強化パーツとして仕上げたいようで、自分の体を提供してもの作りに勤しんでいる。

 元プラズマ団研究者のP2もゲノセクトに携わった経験から人工ポケモンについての知見がある、今回のアーマード実用化計画も楽しそうに取り組んでいる。

 機械人間のマキナも手伝っている

 彼女のポケモンも物を運搬したりと協力的だ。

 

「そういえば、いつの間にそんな手持ちになってたんだ?」

「おヤ、博士、邪魔しに来ましタか?」

「しんらつ〜」「冗談でス」

 ゲノセクト、ポリゴン2、マギアナ

 

 うん、身内大会でもしっかり猛威を奮っていたポケモン達だけど、ほんとに、いつの間に?

「資料があったノデ、ちょちょいト?」

 そんな馬鹿な

 

 『なに、マキナを作る時より簡単だ』

 ギラティナの基準どうなってるんだよ

 というか、マギアナって500年前のポケモン

 『とても気になったから覗いてきた、ちゃんと写しただけだぞ』

 どうやらマギアナの資料をパクってきたらしい

 すごいね、歴史的資料だね

「聞かなかったことにするわ」

 

 確かにマギアナ生命力変換のキモ部分は、マキナの擬似的命と比べれば簡単かもしれないけど

 グラトニーに施した生命力変換をやったギラティナなら簡単かもしれないけれどっ

 

 『よし、考えるのをやめよう』

 コイツら留まるところを知らないのだから

 全体的に見なかったことにしたい

 

「ふふふ、主よ、期待しておくといい」

「あー、はーい、期待しとくよー」

 

 研究者チームの浮島をあとにした。

 

 ◇

 

「あぁ、博士、フレア団の動きが活発になったようです」

「お、ライトニング…カロス地方か、先日の大災害の余波も影響ありそうだなぁ」

 フレア団、ボスのフラダリは根っこは善人だ

 寄付とかそういうことをする人だが、人同士の争い、限りある資源の奪い合いに嫌気がさして、人類皆殺し計画みたいなことをする。根っこは善人って紹介からの振れ幅よ

 

「具体的には?」

「伝説のポケモン、イベルタルとフレア団が接触しました」

 すると、ストーリーの前段階か、フレア団の組織は磐石な状態と

 イベルタルとの戦闘で被害を出しつつも確保、兵器へのエネルギー転用を開始する

「う、うーん、どこで介入する?」

「博士の資料と照らし合わせてこれから会議をします」

「了解」

 

 フレア団、カロス地方を拠点とする悪の組織

 最終兵器の未完成状態での使用により壊滅する

 

「…自爆するなぁ」

 主人公の妨害こそあるが、壊滅理由は自爆だ

 主人公はカルムかセレナか

 セレナは可愛いよね、うん、ライバルらはサナ、トロバ、ティエルノ

 伝説のポケモンはイベルタル、ゼルネアス、ジガルデ

 今回はイベルタルをフレア団が確保したと

 名前のついてない深い森の奥地で確保かぁ、先回りとか難しいな

 ゼルネアスは?もしかして保護地域とか?レンティル地方にいたりしてな

 

 主人公がイベルタルを捕まえるのは電池扱いから解放した時

 その時に代わりに捕まえるためには、いつから介入すればいい?

 

「カグヤ、ミアレシティにブティックで参入」

「わかりました」

「グラトニー、ミアレシティでレストランで参入

 特に、グラトニーはカルムかセレナがフラダリラボに乗り込む時に一緒に乗り込み、代わりにイベルタルを確保する」

「わかりましたわ」

「そこを重点的に抑える、そのためには…」

 

 下準備としてはこんなところだろうか

 まだ確保してエネルギー転用するタイミング、物語としては始まっていない

 

「ねぇ、博士、ミアレシティって」

「そうだね、先日ダラダラゲームしてた時にあったね」

 ギラティナに取り寄せてもらったこの世界のものではないゲーム、ミアレシティの5年後を描いたゲームだ

 

「えーっ私行ってみたーい!」

 あの、ブルーさん?

「ミアレシティのどっかの建物買っとけないかな!?」

 ブルーさん??

「研究所だと目立っちゃうからダメだよね、雑居ビルのワンフロアとかで道具屋とかさ!」

 

 ぐ、ぐぬぬ、そんなキラキラした目で見られると弱い

 だいたい、行ってもバトロワとワイルドゾーンはまだ無いんだよ?

「よしっ、エリクサー印の道具屋として、ミアレシティに乗り込むかっっ」

「やったー!」

 

「博士、ジョウト地方でロケット団残党の動きがあったようです」

「もおおおお!!!タイミングぅう!

 会議を練り直します!!」

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