ジョウト地方のスポットに到着、部屋は特に何の変哲もない貸家の一室である
エンジュシティの中心からは外れており、遠くにスズのとうが見える、そこにはキラキラとした何かが舞っており、ホウオウがいたということを知らしめている
「派手だな」
空を見上げれば虹がかかっている
かかっている…弧を描かずに、遠く向こうへと消えている、説明が難しいためとりあえず写真を撮っておこうかな
街の多くの人が塔をみて、空を見上げている、わざわざ建物から飛び出ている人もいるくらいだ
一種のお祭り状態を進んでいく
実際、即席の出店も出て本当にお祭り状態になってきた
塔に近づくほどにこの状態は派手になるようだが、目的地は途中の茶屋だ
茶屋の場所はわかっているので、映像から見えていた情報を元にルスワールが座っていた席を見つける。無事にドローンを回収した。
「よし、それで、どうしたんだい、カグヤ?」
「ここは長い生地を使った衣服の取り扱いが多いことを思い出しまして、書類に埋もれている場合ではないと気がついたのです」
着物とかの和服のことかな、確かにこの街は特に取り扱いが多いだろう
「振袖とはまた違った趣がありますからね、あとはビューティー辺りを着せ替え人形にできると良いのですが」
「街めぐり、ならデートとしゃれこもう、ちょうどお祭り状態のようだし
お手をどうぞ」
「まぁ、ふふ」
当然のことだけど、書類に埋もれててたのしいこたないよな。ビューティーの代わりにはならないけれど、カグヤと共に街を巡ろう
服屋、茶屋、服屋服屋服屋
街の雰囲気に溶け込んだポケモンセンターなんかも見て、再び服屋
観光はしていた、カグヤに付き合っているとずっと服屋にいただけで、購入した服はそれっぽい紙袋に入れるふりをしながら破れた世界へ
日も落ちてしまったので旅館へ
「破れた世界を倉庫扱いだったな」
「私ですとミニカバンくらいの大きさでしか開けないのでとても助かりました」
幸せそうに笑うカグヤを見て自分も幸せを感じるのだった
翌朝も数件服屋を巡り、この街で巡るべき服屋は見終えたという
甘味を買って研究所へと戻るのだった
ホウオウのキラキラは流石に翌日まではもたなかったが、街のお祭り雰囲気は続いていた、今日も街ではお祭り状態だろう
研究所にはルスワールが戻ってきていた
「ぐしゅん、あ、はかせさん…」
ルスワールは泣いていて、タレ目なのもあって似合ってるなぁ可愛いなぁなんて事を考えてしまった
どうやら、ホウオウに、逃げられたらしい
「えっ」
「ずいまぜぇぇん…」
いよいよ土下座みたく頭を下にし始めたので近づく、意外ではあったがそこまで悔やむほどのことではない
と、声をかけようとしたところでごめんなさいと連呼しながらお腹に顔を埋めてきた、涙で服がひんやりする。あと女性の香り。
「よしよし、頑張った頑張った」
ずっと泣いているため一切把握出来てないが、頭が撫でやすく慰めやすかったのでとりあえず撫でながら慰めた
そんなところに少し眠そうなセレビィが来た
『ギラティナに聞いてきたわ』
ルスワールが帰ってきたのは深夜の頃
ホウオウはずっと飛び続けており、着地の隙にボールを投げようと思っていたルスワールはひたすらに追う羽目になったという
そして、一瞬視界が虹色に染まったかと思うと、次の瞬間、ホウオウはいなくなっていたという。
対象ロストにより、ルスワールは近くの街に降りて、扉を繋ぎ、帰還したという。
「なるほど、それで体も冷たいと、ルスワール、とりあえず温泉でも入って温まってきなさい」
「あぅあぅ…」
可愛すぎて変な気を起こしそうだ、ちょっとー、シャトレーヌ姉妹の誰かー?いませんかー?
いなかった、というか彼女たちは現在研究所で寝泊まりしていない、バトル島の方だ
そんなわけでカグヤに連れてって貰って破れた世界の温泉へ行って貰った
「ホウオウってなんなんだ?」
そういえばゲームでも降臨して、何かしたって記憶が薄い
ポケモンWikiさん、へるぷ…
うん、うーん?
わかった、よく分からないことがわかった
エンテイスイクンライコウの蘇りに関与したのはわかる、有名な話だ
あとは、心正しきトレーナーの前にしか現れないとも。うん
そうかー、主人公格しか捕まえられないとか?
ルスワールの前から消えたのも運命力の補正とかと考えると説明はつく、納得はできないが
まぁホウオウ、スイクンは追っかけもいるし無理でも仕方ないとは思っていた、一旦諦めることにしようか。