聖28一族のアーチボルト家   作:長居みなと

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自我の覚醒

あれから1年半、前世を思い出した。自分はただの成人男性で交通事故に巻き込まれたという記憶。

そして所謂転生を果たしたのだろう。今は2歳で1967年

 

いま自分は英語を理解し日常生活で聞き取る程度は問題なくなってきた。この3年で理解したのは魔術の世界ということ、そして自分の名前『ケイネス』フルネームが『ケイネス・エルメロイ・アーチボルト』そうあのFate ケイネス教授の名前と一緒である。そうつまりここはあの理不尽な型月世界。

つまり超過酷な世界がもう確定している訳である。単純にヤバイ、魔術師殺しの切嗣、ギルガメッシュを筆頭に暴力の塊であるサーヴァントとかいう馬鹿殺傷兵器がうごめき、さらには時計塔での政争、もう頭を抱えるしかない。

自分はこの世界で生きていけるのだろうか、、、、

 

そして魔術だが驚いたことに無詠唱で使っているものが一人そばにいる。質素で薄汚い服をまとっており奴隷のような恰好。そして肝心なのが尖がった耳が生えていて平たい頭をしているということ、到底人間には見えない。これは屋敷しもべ妖精と一般的にはいうらしい。人間以外の種族というのはいるのかもしれないが、この時代にそのようなものが家で活動して良いのだろうか??これは神秘の秘匿上よろしくないのではないか、それともホムンクルスのような魔術師が作ったもので、意外と一般的にい使われているのだろうか?

 

まぁそんなことはさておき、この妖精?は指を鳴らすだけで暖炉に火をつけたり、洗濯物を干したりしている。これはかなり高度なのではないだろうか?自分も己の中にある何かを自覚しつつあるが、使おうとした瞬間に周囲の物が吹き飛び部屋をめちゃくちゃにしてしまった。両親と妖精はそのことに対してかなり驚いていて、すごい才能があるかもしれないと言っていた。この年齢で魔力を意識し放出できるのはすごいことらしい。

 

 

それから半年、あることに気づいた魔力というのは何か意識を念じなければただのエネルギーにしか過ぎず、目的もなく漂い霧散してしまうということだった。

それから自分は目的を持って魔術を行使するようになった。まずは妖精の仕事を真似するように。妖精は必死に止めてくるが、、、、意外と難しい、意識の集中がかなり必要みたいだ。

 

今現在3歳だが妖精の行うことを完璧にマネできるようになった。論理だった考え方が魔術には必要だと思っていたが、意外と簡単にできるのに驚いた。勉強をしなくても感覚だけでここまで近づける。型月世界の魔術のイメージとは違ってかなりカジュアルに行使している。

一方で父と母は複雑そうな顔をしていた。この年でここまで魔術を扱えるのは凄いらしいが妖精が行うような卑しい魔法を使うのは嫌らしい、かなり前時代的で格差、階級に重きを置いている考え方らしい。自分がそのような魔法を使うようになってしまったので妖精は鞭打ちを受けてしまった。かわいそうで見ていられなかったが、この世界ではそれが当たり前らしい。

 

そこで両親は僕に家庭教師をつけてくれるらしい、魔術の家庭教師、とてもワクワクする。勉強というものは今まで苦手だったが、この分野なら頑張れる気がする。

 

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