転生先はゲームの世界(意図せず曇らせフラグをへし折る系男子)   作:アンダギー

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 歴史と魔法

 

 ノーラに入学して早一年、年齢は4歳となった

 スキルのおかげでもあるが読み書きや歴史については一通り覚えることができた。

 

 なお、周りからは秀才などと持て囃されてはいるがそれは前世の記憶があるからであり素直に喜べない心情である。

 

 それはそうと今日も日課である勉強を行う。

 

 歴史についての復習だ

 まず、この世界には大陸が四つほどあり、私が属しているのはその一つであるラーナ大陸というものとのこと

 

 他3つの領土については、ガネット大陸、フリーナル大陸、バージャフ大陸である。

機会があれば行ってみたいものだなと思いを馳せる

 

 また、私の町はベルリッティ領土の一角であり領主であるベルリッティ王により統治をされているとのこと

 

かなり歴史のある家系らしく、約300年は変わってないとか、領主様はかなりのやり手のようだ、うちの町もそこそこ栄えているのがいい例だろう。

 

 それと、魔法についても学ぶことができた。

 この世界にはネールと呼ばれる魔法の素がありネールを取り込みいろんな形で取り込んだネールを放射する。

 そのことをひとまとめに魔法と呼ぶらしい。言葉にすると簡単そうだから実際なかなか難しいものである。

 

 まず第一前提に魔法にはイメージが必要とのことであった。

 火であれば頭に炎を浮かべたり、水であれば流れ出る滝をイメージしたりなど常に頭を酷使せねばならず、この幼い頭にはかなりの負担がかかるからである。

 

 しかし、順調にスキルは上がっているようでそれだけがいまの私の楽しみでもある。

 今日もどれくらい溜まったのか確認をする。

 これも毎日のルーティンなのである。

 

 「オープン」

 掛け声と同時に目の前にパラメーターが現れる。

 一々掛け声がないといけないのが少し恥ずかしい。

 

 対象:ニック

 ステータス

 筋力F 勉学D 魔力E

  スキル

 魔法:フレア、スプラッシュ

 固有:成長速度アップ

 

 うん。まだまだ貧弱ながら成長はしている。

 筋力は全然伸ばしていないため仕方ないが勉学なんて前はFだったのに一年でDまで伸びるとは下手したら卒園までにCになれるかもしれない

 

 筋力の向上については、5歳になってから父に剣術を教えてもらう予定だ。その旨を伝えたときは泣くほど喜んでいた。髭があたりかなり痛かったがとても嬉しかったことを思い出す。

 

 

 魔法も2種類覚えた。

 フレアは火属性の初球魔法である。

 スプラッシュは水属性なだけでフレアと同じ初球魔法である。

 

 魔法には初球、中級、上級、最上級とがあるとのことであったが道のりは長いようだ気長に伸ばしていこう

 

 なお、魔法については秘密で練習をしているため両親も周りもみんな知ってはいない。

 母が腕利きの魔法使いであったこともありサプライズでお披露目するつもりだ。その際に指南を依頼することも考えよう。きっと喜ぶと思う。

 

 両親が冒険者であることはかなりのメリットだ。活用せねば勿体無い。

 ちなみに、父から聞いた話なのだが冒険者にはクラスがあり、1番下から銅等級、銀等級、金等級、白金等級と4種類あるとのこと。

 

 占める割合として

 銅等級は、約5割 銀等級は、約3割 金等級は、約1.5割 白銀等級は、約0.5割となっている。

 父とは母はどちらとも金等級であり、かなりの腕利きであることがわかる。

 

 そのため母の抜けた穴はかなりでかいだろう

 そこは将来私が冒険者になって返していければと思う

 

 ちなみにガーネットは勉強が苦手なようで、毎日ノーラで読み書きを教えている。まるで手のかかる妹が出来たようで嬉しく感じる。

 

ーーーーーーーー

 

 「さぁ来い息子よ!思う存分打ち込んでこい!」

 「はい!父さん!」

 

 あれから一年経ち現在5歳

 父に頼んでおいた剣術を教わっている最中である

 

 まず初めに打ち込み稽古というものをするとのことで今に至った次第だ。

 だが全くもって当たらない。時間にしては3分ほど木刀を振り続けたところで体力が尽き果てた。

 

 「ダッハハ!!さすが俺の息子だ!その歳でそこまで動けりゃ充分よ!」

 父は本当に嬉しそうに褒めてくれているが、疲れのあまり声が出せない。

 

 「まずは、持久力だな!筋力はそれからだ」

 「…ゼェ…ゼェ…は…い」

 「ニックよ。戦いで大切なこととは何かわかるか?」

 「…ゼェ…相手を倒す腕力かな…」

 

 少し呼吸が落ち着いてくる

 私の回答に父は少し不満気が表情を浮かべた

 

 「まぁ純粋な闘争であればそれも正しいのかもな。しかし…50点だ」

 父が真剣な眼差しを向ける

 

 「生き残ることだよ。どんなことがあっても。」

 「生き残る…」

 「そうさ、昔は死んだらやれ誉だとか言われてたが俺はそうとは思わんね。生きてなんぼだ。惨めに逃げてもいい、そのためにリベンジって言葉があるんだ。生きてりゃいくらでも挽回できる。それにな、これは持論なんだが、自分の命を大切に出来ない奴は周りの命を大切に出来んのさ。」

 

 「そのための持久力ってこと?」

 「いや、それは少し違う俺の剣術を教えるにはまだ純粋にニックが体力がないからだ。ある程度体力がついてから技を教える。でも、それが一番の近道なんだわかってくれるか息子よ?」

 

 やはり金等級だけあるな…たった数分で指導方針まで固めてしまうとは

 「はい!父さんこれからも指南よろしくお願いします!!」

 燃えるような夕日の中、熱い握手を交わすのであった。

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